こんにちは。いのかずです。
現在、一流のマスターのもとでチーフバーテンダーをしています。
今回の記事では
実際にバーでも使われる高性能かつお手軽価格のおすすめバーツール(カクテルを作るための道具)をご紹介します。
「これから家でカクテルを作ってみようかな」
「カクテルは作っているけど、今使っているものよりオススメの道具ないかな」
こんな人向けの記事となっています。
最初に揃えるべきバーツール3選
これさえあれば美味しくカクテルが作れるバーツール
- バースプーン
- スクイーザー
- メジャーカップ(ジガー)
初心者がいきなりカクテルシェーカーやミキシンググラスなどを買ってしまうと、道具を持て余してしまう可能性があります。
なので本格的な道具の紹介はまた別記事でしようと思います。
各ツールをご紹介します。
バースプーン
マドラーでも代用可能なのですが、そもそもマドラーがある家庭ってそんなに無いと思うので、思い切ってバースプーンを購入することをオススメします。
モスコミュールやソルクバーノなど、【ベーススピリッツ + ジュース + 炭酸系】のカクテルを作るときにもしっかりと混ぜ合わせることが出来るので、マドラーよりも断然美味しくカクテルを作ることができます。
どんなバースプーンでも良いというわけではないので、選ぶ際の重要なポイントを2つ紹介します。
価格
あくまで自宅でカクテルを作る用なので、低価格に越したことはありません。
※あまりに安いものだと機能が悪いので注意
高価格帯のものを買ってもコスパが悪かったりするので、基本は低~中価格のもので十分満足できます。
扱いやすさ
とても重要なポイントです。
- 長さ
- 螺旋の強さ
- 柄の形
この3つが特に重要で、「絶対にこれがオススメ」というのはなく、好みの使い勝手があります。
それぞれの良さを挙げます。
長さ
オススメはだいたい30~40cmくらいのものです。
これ以上短いと上手くステアできません。
40cmのバースプーンはステアのときにとても安定して回しやすいのですが、自宅に保管すると長くて食器棚にしまいづらいので、僕の一番のオススメは約35cm程度のものです。
螺旋の強さ
バースプーンはほぼ全長に渡って螺旋状になっているのですが、その螺旋の強さによって回しやすさが変わります。
螺旋が弱いと回すときに指が痛くなるし単に回しづらいです。
これは螺旋が強いもの一択です。
※右利き用の螺旋と左利き用の螺旋があるので注意
柄の形
- フォーク型:レモンのスライスなどをバースプーンで取り扱える。
- しずく型:見た目がスタイリッシュ。遠心力が安定している。
- ストレーナー型:グラスの水を切るときに使える。
- メタル型:柄の部分がメタルで重りになっており、ステア時に遠心力がかかる。
このあたりが有名で実用的なものですが、使える機能がバラバラなので完全に好みで選んで頂いて構いません。
※メタル型は上級者向け
ちなみに僕の店ではしずくタイプを使用しています。
こちらがオススメの2つです
スクイーザー
カクテルを作るならレモンとライムジュースは欠かせません。
流石に手ではジュースを絞れないのでスクイーザーという専用の搾り器が必要です。
スクイーザーはモノによってそんなに大きな違いはないので、特別記載することはありません。
※ハンドジューサーは勧めません。洗うのが面倒ですし、美味しく搾れないからです。
メジャーカップ(ジガー)
カクテルを作る際に計量はとても重要です。
味のバランスが取れなくなるのと、作る度に違う味に仕上がってしまいます。
宅飲みで使うのに重要なポイント
- 使いやすさ
- 目盛りがついているかどうか
- ちゃんと目盛り通りの量が計れるか
使いやすさに関しては、あまり大きかったり長いものは持ちづらい、軽すぎるものや重すぎるものは安定しないといった感じです。
目盛りは30ml・45mlのものがオススメです逆にそれ以外の目盛りのものはあまり実用的ではありません。
目盛り通りの量が計れるかどうかについては、あまり安いメジャーカップを買うと30mlの目盛りに合わせて注いでも実は30mlじゃない、なんてこともあります。
それら全てをクリアしていて、かつ安くてオススメのメジャーカップが、ユキワのメジャーカップです。
リンク先には43ml/28mlと書いてありますが表面張力で45ml/30mlとなります。
しかし実際にメジャーカップで計るときには、通常液体をフルには入れず、45mlなら30ml + 15mlで計るので問題ありません。
基本は内側の目盛りだけを使うので大丈夫です。
プロでもスレスレまで入れて使ったりしません。
おわりに
今回ご紹介したアイテムは初心者から上級者までずっと使えるものです。
自宅でカクテルを作りたいけど、どのバーツールを買ったらいいか悩んでいる方、今使っているバーツールを買い換えようとしている方の参考になれば幸いです。
これからも有益な情報を発信していきますので、いいと思った方はTwitterのフォロー・はてぶをお願いします。
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