レビュー｜シングルモルト宮城峡【甘く華やかでフルーティー】

今回の記事では、ニッカウヰスキーが世界に誇るウイスキー「シングルモルト宮城峡」についてレビュー・評価をしていきます。

ウイスキーを買うときになるべく失敗したくない！という人は、ぜひ最後までご覧ください。

※このレビュー・評価は2024/10/2時点のものです。

シングルモルト宮城峡とは

「シングルモルト宮城峡」は、宮城県の仙台市にある宮城峡蒸溜所で造られるシングルモルトウイスキーです。

1989年（平成元年）の発売以降、製法や熟成年数の変更など、さまざまな変化を経て、2015年に現在のラベル＆ノンエイジでのボトリングに落ち着きました。

スチームによる間接蒸溜でじっくりと蒸溜することに加え、原酒に重たい成分を残さない構造のポットスチルを使用することで、スッキリしつつも甘やかな味わいを生み出しています。

シングルモルト宮城峡の評価・レビュー

バーテンダーである筆者が、「シングルモルト宮城峡」を実際に飲んだときの評価・レビューをします。

テイスティングレビュー

※数値が高い＝良いウイスキーではありません

力強いピート香と重厚な味わいが特徴の「シングルモルト余市」に対し、「シングルモルト宮城峡」はフルーティーで華やかな風味が楽しめます。

口当たりは滑らかで、全体的なバランスは良く、柔らかい印象です。

ネット上では「硫黄（ゴム）っぽくてマズい」という意見が散見されますが、そこまでクサみは感じられませんでした。（以前と味わいが変わっている可能性も）

たしかにシェリー樽の効かせ方が独特な感じではあるものの、ネガティブイメージを持つのは人によるのかなと思います。

飲み方別の評価

総合評価

「シングルモルト宮城峡」は、ジャパニーズウイスキーのシングルモルトの中では、珍しく定価に近い価格で買える貴重なウイスキーです。

在庫がしっかりあることも要因なのか、ネット上でよくネガティブな意見が見受けられがち。

しかし、飲んでみると個性がしっかりしていて味も普通においしく、マズいなんてことはありません。

とはいえボディが薄く、やや加水に弱い印象があるため、いろんな飲み方で楽しみたい人に不向きなのは注意しましょう。

シングルモルト宮城峡の評価まとめ

今回は、ジャパニーズウイスキーのシングルモルト「シングルモルト宮城峡」についてご紹介しました。

ノンエイジなのにもかかわらず、価格帯が6,000円以上なので、少々買いづらさがあるものの、味わいには概ね満足できます。

筆者は家飲みだと安酒・高価な酒にかかわらず、もっぱらショットグラスにストレートで飲むのですが、このスタイルで「シングルモルト宮城峡」を飲んでいても、あまりネガティブな印象を受けませんでした。

度数45％かつノンエイジなので、若干のアルコール感は否めませんが、余裕で許容範囲です。

出来自体は良いと思いますので、ぜひ一度飲んでみてはいかがでしょうか。