レビュー|シーバスリーガル エクストラ 13年 ラムカスク【明るくトロピカルなフルーティーさ】

いのかずバーテンダー/ブロガーのいのかず(@InoKazuBlog)です。
今回の記事では、スコッチのブレンデッドウイスキー「シーバスリーガル エクストラ 13年 ラムカスク」についてレビュー・評価をしていきます。
ウイスキーを買うときになるべく失敗したくない!という人は、ぜひ最後までご覧ください。
※このレビュー・評価は2025/12/11時点のものです。


- トロピカルなフルーティーさが楽しめる
- 通常のシーバスリーガルと飲み比べるとおもしろい
- ラム樽の主張の強さを求めるとややミスマッチ
- バランスが良くおいしいが、個性はそこまで強くない
シーバスリーガル エクストラ 13年 ラムカスクとは


- 生産国
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スコットランド
- 分類
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ブレンデッド
- 容量 / 度数
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700mL / 40%
- キーモルト
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- ストラスアイラ
- グレンリベット
- モートラック
- ベンリアック
- 主な受賞歴
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「シーバスリーガル エクストラ 13年 ラムカスク」は、ブレンドしている原酒の一部を、ラム樽で熟成して造られるウイスキーです。
シーバスリーガルブランドとしては初のラム樽を熟成に使用した商品で、通常の「シーバスリーガル」にリッチさとスパイシーさが加えられています。
ちなみに、Eコマース限定商品ですので、ネットでしか買えません。



カラフルなボトルデザインは、トロピカルな色合いで美しい島々をオマージュしているそうです。
シーバスリーガル エクストラ 13年 ラムカスクの評価・レビュー


バーテンダーである筆者が「シーバスリーガル エクストラ 13年 ラムカスク」を実際に飲んだときの評価・レビューをします。



どんな味わいか・どんな飲み方がおすすめなのか・どこがおすすめのウイスキーなのかを詳しくご紹介!
テイスティングレビュー
※数値が高い=良いウイスキーではありません
- 香り
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穏やかだがフルーティーさはよく感じられる。
ハチミツ、キウイ、マンゴー、スパイス。 - 味わい
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トロピカルなフルーティーさが感じられる。
ハチミツ、オレンジ、マンゴー、青リンゴ、スパイス、オーク香。 - 余韻
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わずかなビターさと、あたたかみのあるスパイシーな余韻が程よく続く。
「シーバスリーガル エクストラ 13年 ラムカスク」は、トロピカルなフルーティーさが特徴です。
「あ、これはラム樽の味わいだ」とはなりませんが、明るいニュアンスの味わいは間違いなくラム樽の影響があります。
通常の「シーバスリーガル 12年」と味わいもしっかりと違うため、飲み比べてみてもおもしろいでしょう。



樽の風味の出方が程よく、そこまで主張が強くないながらも個性も感じられます。
飲み方別の評価
自分がいつもしている飲み方に合うウイスキーなのか、ぜひ参考にしてみてください。
ストレート
個性を感じるならストレートが1番わかりやすい。飲み口も優しいため、まずはストレートで飲みたい。
おすすめ度
トワイスアップ
1:1だとボディは薄いが、トロピカルなフルーティーさをよく感じる。少量加水では、甘さとスパイシーさが強くなる。
おすすめ度
ロック
甘さは減り、スパイシーさが強くなる。フルーティーさもあるが、ドライでコクがない。
おすすめ度
水割り
甘くフルーティーだが、スッキリした一面もある。余韻は心地良く、これはこれでおもしろい。
おすすめ度
ソーダ割り
甘さ・フルーティーさ・酸味・ビターさなど、味わいのバランスが良い。
おすすめ度
総合評価
「シーバスリーガル エクストラ 13年 ラムカスク」は、トロピカルな甘いフルーティーさが感じられる飲みやすい味わいで、多くの人が飲みやすいという点で概ね高評価です。
しかし、個性はあるものの、そこまで大きく他のウイスキーと差別化されているかと言えばそこまでではないため、評価が上がりませんでした。
とはいえコスパは良いほうではありますし、飲み方の汎用性も比較的あるため、飲む価値はあります。



ラム樽で熟成させているウイスキー自体が少ないので、良い経験値にもなりますね!
シーバスリーガル エクストラ 13年 ラムカスクの評価まとめ
今回は、スコッチのブレンデッドウイスキー「シーバスリーガル エクストラ 13年 ラムカスク」についてご紹介しました。
- 原酒の一部をラム樽で熟成している
- トロピカルなフルーティーさがあり、甘くて飲みやすい
- バランスが良い一方で、そこまですごく個性があるわけではない
個人的には同シリーズの「シーバスリーガル エクストラ 13年 オロロソシェリーカスク」や「シーバスリーガル エクストラ 13年 アメリカンライカスク」と比べてしまうと、微妙に購入の優先度は落ちてしまいますが、それでも買って損をするウイスキーではありません。
飲み比べてみると各樽の個性がしっかりと捉えられると思いますので、ぜひ同シリーズの他商品もセットで飲んでみてはいかがでしょうか。






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