プレゼントやご褒美に|高級なバーボンをバーテンダーが厳選して紹介
バーテンダー/ブロガーのいのかず(@InoKazuBlog)です。いつもご覧くださって、ありがとうございます!
バーボンと言えば、良い意味で荒々しい無骨な味わいがおいしく感じる人も多いハズです。
しかし高級なバーボンは複雑で芳醇な味わいがあり、低価格帯とはまったく異なるおいしさが感じられます。
今回の記事ではそんな高級なバーボンを、現在も売っている中からバーテンダーが厳選してご紹介。
日々頑張っている自分へのご褒美や、特別な相手へのプレゼントとして、最適な銘柄を見つけてみましょう。
ご紹介する銘柄は「高級」の1つの基準として、すべて7,000円以上にしました!価格順にご紹介していきます!
7,000円~1万円の高級バーボン
この価格帯のバーボンは、製法が特徴的な銘柄や、味わいがしっかりとした銘柄が多くなってきます。
いつも飲んでいるバーボンとはひと味違う銘柄を探している人にピッタリです。
コーヴァル バーボン
内容量 | 750ml |
度数 | 47% |
「コーヴァル バーボン」は原料のうち、51%がトウモロコシ、49%がキビでできていて、原材料から樽まで、すべてオーガニック認定を受けた素材だけで造られたウイスキーです。
さらに、1つの樽原酒のみを瓶詰めする「シングルバレル」タイプでもあります。
キャラメルのような甘さ、トロピカルなフルーティーさ、スパイシーでドライな余韻が印象的です。
飲みごたえはありますが飲みやすさもあり、経験的に一度飲んでも損はしないでしょう。
他のバーボンでは味わえない独特な風味が特徴!唯一無二の個性です。
ワイルドターキー 12年
内容量 | 700ml |
度数 | 50.5% |
「ワイルドターキー 12年」は樽の内側を強く焦がす「アリゲーター チャー」を施した、バーボンの中では非常に長熟となるウイスキーです。
なめらかな口当たりで、バニラのような甘さ、ドライフルーツのようなフルーティーさ、ハーブのような爽やかさ、しっかりとしたオーク香とスパイシーさが楽しめます。
12年熟成による複雑味と味わい深さがありますが、決してオーク香が強すぎず、バランスは良好です。
ほんの少しだけ高くなりますが、箱付きの商品を選ぶとプレゼントに最適!
メーカーズマーク プライベートセレクション
内容量 | 750ml |
度数 | 54% |
「メーカーズマーク プライベートセレクション」は、樽の中に焦がしたオーク板(インナーステイブ)を沈めて後熟させるのですが、そのインナーステイブの種類や枚数を各販売会社が独自に選んで造るのが特徴です。
今回ご紹介するのはAmazonのプライベートセレクションで、インナーステイブのセレクトが日本人向けになっています。
オイリーかつ柔らかい口当たりで、バニラのような甘さ、ドライフルーツのようなフルーティーさ、しっかりとしたシナモンのようなスパイシーさが楽しめるでしょう。
プライベートセレクションはさまざまな企業がリリースしているので、ぜひ他のセレクションも飲んでみてください!
ミクターズ US★1 バーボンウイスキー
内容量 | 700ml |
度数 | 45.7% |
「ミクターズ US★1 バーボンウイスキー」は、最高品質のアメリカ産トウモロコシを主原料に、5年以上熟成させた少量生産(バッチごとに味が多少変化する)のウイスキーです。
なめらかな口当たりで、バニラやキャラメルのような甘さ、ドライフルーツのようなフルーティーさ、ドライでウッディな余韻が楽しめます。
良い意味でほんのり土っぽいような風味もあり、シンプルさの中におもしろさも感じられるでしょう。
全体的なバランスは良好ですが、個性は少し抑えめです。
フォアローゼズ プラチナ
内容量 | 750ml |
度数 | 43% |
「フォアローゼズ プラチナ」は、フォアローゼズブランドの中でも、日本限定で発売されているウイスキーです。
なめらかな口当たりで、キャラメルのような甘さ、リンゴのようなフルーティーさ、フローラルさとしっかりとしたオークの香り高さ、優しいスパイシーさが楽しめます。
飲みやすいが濃厚さもあり、飲んだときの満足感は高めです。
日本向けということもあり、クセがなく複雑で繊細な味わい!ソーダや水で割ってもおいしいです。
ノアーズ・ミル
内容量 | 750ml |
度数 | 57.15% |
「ノアーズ・ミル」は、長熟原酒にあえて若めの原酒を加えて造られる(4~20年といわれている)、少量生産のウイスキーです。
キャラメルのような甘さ、バナナのようなフルーティーさ、ミントのような爽やかさ、あたたかみのあるスパイシーさ、豊かなオーク香が楽しめます。
非常にバランスが良く、昔ながらの味わいの伝統的なバーボンが好きな人でもおいしく飲めるでしょう。
短熟のバーボンと長熟のバーボンの良いところを合わせたような感じ!個人的にはけっこう好きです。
1万円以上の高級バーボン
1万円を超えるバーボンは、価格分のリッチで力強い味わいがあり、飲む人をたちまち虜にするでしょう。
どれも素晴らしい味わいですが、上記銘柄の下3種は2万円を超えてくるため、かなり特別感があります。
ブラントン
内容量 | 750ml |
度数 | 46.5% |
「ブラントン」は、1つの樽原酒のみを瓶詰めした「シングルバレル」タイプのウイスキーです。
バニラやキャラメルのような甘さ、ドライフルーツのようなフルーティーさ、キレのあるスパイシーさ、強めのオーク香が感じられます。
パワフルで濃厚な味わいで、世界的なコンペティションで何度も金賞を受賞した素晴らしいバーボンです。
コルクが8種類(Blanton’sの文字の数)あり、それぞれ馬の姿勢が異なります。コレクションするのもおすすめ!
ブッカーズ
内容量 | 750ml |
度数 | 62%前後 (リリースごとに変化) |
「ブッカーズ」は製造年によって味わいや度数が異なる「スモールバッチ」であり、加水や濾過をおこなわずに瓶詰めされる「バレルストレングス」タイプのクラフトバーボンです。
バニラのような甘さ、ナッツのような芳ばしさ、ドライフルーツのようなフルーティーさ、力強いオーク香とスパイシーさが感じられます。
しっかりとした飲みごたえと奥深い味わいは、バーボン好きをも唸らせるでしょう。
根強い人気のある銘柄で、プレゼント用としても最適。毎年必ず買う人もいます。
ワイルドターキー マスターズキープ ワン
内容量 | 750ml |
度数 | 50.5% |
「ワイルドターキー マスターズキープ ワン」は、9~10年熟成の原酒と14年熟成の原酒をブレンドし、特別に長時間焼成させた樽で後熟したプレミアムバーボンです。
バニラやダークチョコのような甘さ、オレンジやドライフルーツのようなフルーティーさ、しっかりとしたスパイシーさとオーク香が楽しめます。
厚みのある味わいでバランスが非常に良く、全体的にあたたかみのある印象です。
本当においしいのですが、2万円を超すとなると買うには正直勇気がいります。
ブラントン ゴールド
内容量 | 700ml |
度数 | 51.5% |
「ブラントン ゴールド」は通常の「ブラントン」と同じくシングルバレルタイプで、加水を最小限に抑えて高い度数のまま瓶詰めをしたウイスキーです。
バニラのような甘さ、ドライフルーツのようなフルーティーさ、タバコ葉のような芳しさ、深みのあるスパイシーさとオーク香が楽しめます。
香りも味もゆったりと楽しめるリッチさがあり、余韻も長く、ひと口で長時間楽しめます。
「ブラントン」の超上位互換という感じで、かなりおいしい!高いですが、それだけの味わいはちゃんとあります!
高級なバーボンの楽しみ方
高級なバーボンを飲むなら、その銘柄の良さをより引き立てる楽しみ方をしましょう。
どんなふうに楽しむかは人それぞれですが、筆者が個人的におすすめだと思う楽しみ方をご紹介します。
飲み方はストレートがおすすめ
高級なバーボンは、必ず一度はストレートで味わって飲みたいところです。
ロックで飲んでも良いのですが、冷えによって風味が閉じてしまう場合がありますし、樽香がより強まってビターさが出てきてしまいます。
飲む銘柄の良さをダイレクトに感じるためにも、まず最初はストレートでゆっくりと味わいましょう。
お酒に弱い人は無理をする必要はありませんが、香りだけでもそのまま嗅いでみてください!チェイサーで水は忘れずに!
テイスティンググラスを使うのもおすすめ
高級なバーボンは安価なものと違い、香りが豊かでアルコール刺激も弱めです。
そのためショットグラスではなく、チューリップ型をしたテイスティンググラス(スニフター)を使い、香りを最大限楽しんでみましょう。
スワリングをする(グラスを回す)と、細部や奥の方にある香りのニュアンスを感じ取れるはずです。
逆に安価なバーボンをショットグラスで飲むと、アルコール刺激を強く感じるので注意!
\筆者愛用のおすすめグラス/
おつまみは無塩ナッツ・ドライフルーツ・チョコがおすすめ
高級なバーボンは繊細な味わいを持っているため、おつまみと合わせるときは大味のものや塩気の強いものは避けましょう。
おすすめなのは、ウイスキーの風味との親和性が高い無塩のナッツ・ドライフルーツ・チョコレートがおすすめです。
しかし高級なバーボンに合わせるなら、おつまみも質の高いものを合わせたいところ。
そこでおすすめなのが「成城石井」のおつまみで、どの商品を選んでも味の品が良く、それでいてリーズナブルという、悪いとこなしのショップです。
僕も愛用していて、贈り物をしても喜ばれます!
\ウイスキーをより楽しみたい人におすすめ/
高級バーボンについてのまとめ
今回ご紹介したウイスキーの中でも、特におすすめの銘柄をご紹介します。
- 「ワイルドターキー 12年」
バランスが良く、複雑で深い味わい - 「ノアーズ・ミル」
短熟のバーボンと長熟のバーボンの良いとこ取り - 「ブッカーズ」
しっかりとした飲みごたえと深い味わいで、ファンが多い - 「ブラントン ゴールド」
高価な分、非常にリッチでとにかくおいしい
高級なバーボンは、ゆったりと時間をかけて飲めるだけの芳醇な味わいがあるので、いつもの晩酌の時間が特別なものに変わります。
特別な人へのプレゼントや、いつも頑張っている自分へのご褒美として、ぜひ今回ご紹介したバーボンを選んでみてはいかがでしょうか。
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