レビュー｜グランツ トリプルウッド 8【1,000円台と3,000円台の中間位の味わい】

今回の記事では、スコッチのブレンデッドウイスキー「グランツ トリプルウッド 8」についてレビュー・評価をしていきます。

ウイスキーを買うときになるべく失敗したくない！という人は、ぜひ最後までご覧ください。

※このレビュー・評価は2025/1/17時点のものです。

グランツ トリプルウッド 8とは

「グランツ トリプルウッド 8」は、シングルモルトの「グレンフィディック」や「バルヴェニー」、ブレンデッドモルトの「モンキーショルダー」など、名だたるウイスキーを保有する「ウィリアム・グラント＆サンズ社」が造っているウイスキーです。

グランツは世界第３位の売り上げを誇るブランドで、原酒は3つの樽を使い、8年以上熟成したものをブレンド。

ヴァージンオーク樽はスパイシーな味わいを、アメリカンオーク樽はバニラの風味を、リフィルバーボン樽は濃厚でスムースな口当たりとまろやかな甘さを与えています。

価格は2,000円前後、熟成年数は8年、後述しますが味わいもそこそこで、低価格帯のノンエイジと、12年熟成のブレンデッドのちょうど中間くらいの立ち位置です。

グランツ トリプルウッド 8の評価・レビュー

バーテンダーである筆者が「グランツ トリプルウッド 8」を実際に飲んだときの評価・レビューをします。

テイスティングレビュー

※数値が高い＝良いウイスキーではありません

「グランツ トリプルウッド 8」は、香り・味わいともに控えめで、スパイシーさが強い印象です。

バランスは良いのですが、コレと言った特徴はなく、ややおもしろみに欠ける印象も。

しかし何度も飲んでいるうちに、価格以上の素晴らしい味わいがあることに気付かされます。

低価格帯の中では奥行きのある味わいですし、毎日手軽に飲むウイスキーとして考えれば満足度は高めです。

飲み方別の評価

自分がいつもしている飲み方に合うウイスキーなのか、ぜひ参考にしてみてください。

総合評価

「グランツ トリプルウッド 8」の総合評価は「価格的に妥当」、そして「何かで割る人にはおすすめ」です。

より低価格帯のウイスキーよりは飲みやすく、味わい深いものの、プラス1,000円程度出して12年熟成のブレンデッドを買ったほうが総合的な満足度が高めじゃないかと思ったため、そこまで評価の点数が伸びませんでした。

とはいえ、1,500円程度で買えるウイスキーよりも、たしかにプラス500円分以上の味わいを感じられるので、コスパはまあまあ高いほうでしょう。

初めて飲んだときはそこまで良さを感じませんでしたが、飲み進めるとおいしく感じてきますし、味わい自体はおいしいので、まだ飲んだことのない人は一度経験として飲んでみても損はしないのかな、というのが正直な感想です。

グランツ トリプルウッド 8の評価まとめ

今回は、スコッチのブレンデッドウイスキー「グランツ トリプルウッド 8」についてご紹介しました。