バーテンダーが紹介|ウイスキーを飲む時に一緒に聞きたい音楽まとめ
家で良いウイスキー・美味しいウイスキーを飲むとき「バーで飲むと美味しいのに、家で飲むとそこまで美味しく感じない」という経験はありませんか?
これはインテリアやライティング、音楽などの雰囲気づくりが関係しています。バーのような雰囲気が出せれば、家でウイスキーを飲むときでも美味しく飲めますが、インテリアを揃えようと思うと大変ですし、何よりお金がかかりますよね。
そこで今回は「ウイスキーを飲むときに一緒に流したい音楽」をご紹介。上質な音楽を聴けば、家飲みは確実にグレードアップすることでしょう。
定番の「Jazz」から、”個人的に”お酒に合うと感じる「AOR」をご紹介!
ちなみに、今回ご紹介する音楽はすべて「Amazon Music Unlimited」に入っています。
高音質の「ULTRA HD」や、立体的なサウンドが楽しめる空間オーディオ「DOLBY ATMOS」で聴けるのでおすすめです。
僕も入っているのですが、ダウンロードもできるので、オフライン再生も可能です。本当に使い勝手が良くておすすめ!歌詞も見られます。
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【Jazz編】ウイスキーに合うおすすめの音楽
バーでもおなじみの「Jazz」は、ウイスキーとの相性がバッチリです。ジャズの中にもいろんなジャンルがありますが、今回は細かく分けず、大きく捉えました。
今回ご紹介するJazzはあまり明るめではなく、落ち着きのある曲調のものが多いです。
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Waltz for Debby / Bill Evans Trio
ビル・エヴァンス・トリオの「ワルツ・フォー・デビイ」はJazzの中でも有名で、名盤中の名盤です。ピアノの旋律がとにかく美しく、変調後は四拍子になり軽快さが出てくるものの、優雅な軽やかさで、雰囲気を崩しません。
どんなウイスキーにも、どんなシチュエーションにも合うような素晴らしい曲です。
In a Sentimental Mood / Duke Ellington & John Coltrane
「イン・ア・センチメンタル・ムード」は、ジャズピアニストのデューク・エリントンと、サックスのジョン・コルトレーンによる豪華な共演盤です。1テイクのみのレコーディングでここまで息がぴったり合うのかと思うほど、素晴らしい完成度を誇ります。
冒頭のピアノから一気に雰囲気が作られます。その後サックスが合わさっていくことで、優しくも深い世界に没入していけます。
Country / Keith Jarrett ‘European Quartet’
ジャズピアニストのキース・ジャレットを筆頭に、ヤン・ガルバレク(Sax.)、パレ・ダニエルソン(Ba.)、ヨン・クリステンセン(Drs.)という北欧出身のメンバーで構成されるヨーロピアン・カルテットが演奏する「カントリー」は、曲調がとても優しく、自分に寄り添ってくれるまさに”カントリー”のような、落ち着ける曲です。
自分の思い出の銘柄や、大好きな銘柄と一緒に聴くと、なぜだか涙が出てくる感じも。
Take Five / The Dave Brubeck Quartet
デイヴ・ブルーベックを中心としたカルテットで演奏される「テイク・ファイブ」は日本でもかなり有名で、けっこうご存じの方も多いのではないでしょうか。ちなみに曲名の由来は5/4拍子で演奏されることから来ています。
軽快さと力強さと優雅さを兼ねていて、ムーディーな雰囲気づくりにはもってこいです。芳醇な風味のウイスキーやゆっくりと飲めるウイスキーと合います。
Lujon / Henry Mancini
「ルージョン」は、『ティファニーで朝食を』の主題曲でも有名なヘンリー・マンシーニが、打楽器のルージョンに感銘を受けたことから作られた曲です。ルージョンは実際に曲内でも使われています。
落ち着きのあるメロディで、憂いのような感じと絢爛さが合わさったような音楽です。こちらもとてもムーディーな雰囲気を作りたいときに合っています。
Unforgettable / Natalie Cole & Nat King Cole
「アンフォゲッタブル」は、ジャズピアニストであり歌手であるナット・キング・コールの娘、ナタリー・コールが、亡き父が歌った音源とのをオーバーダビングして、父娘のデュエットを果たした曲です。
2人の歌唱力は言うまでもなく素晴らしく、美しさと哀愁のあるこの曲は、静かにゆったりとウイスキーを飲みたいシチュエーションに合います。
【AOR編】ウイスキーに合うおすすめの音楽
AORはアルバム・オリエンテッド・ロック(アルバム全体としての完成度を重視したロック)もしくはアダルト・オリエンテッド・ロック(大人向けのロック)の略語です。
ソフトでメロウな曲調の音楽が多く、ロックながらもウイスキーを飲むときにも合います。
AORは僕の1番好きな音楽ジャンルというのもあってバイアスは少なからずありますが、ウイスキーにはとても合うはず!
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What You Won’t Do For Love / Bobby Caldwell
AORを代表するミュージシャン、ボビー・コールドウェルが歌う「ワット・ユー・ウォント・ドゥ・フォー・ラブ」は、AORの中でも名曲中の名曲です。
R&Bのメロウな曲調と色気のある歌声に聴き惚れます。前奏から後奏まで余すところなく楽しめ、ずっと聴いていられるような心地良さを感じるでしょう。
AORの中では個人的に1番好きな曲で、1日1回は絶対に聴いています。
Georgy Porgy / TOTO
アメリカのロックバンド・TOTO(トト)と、黒人のアメリカ人歌手のシェリル・リンが歌う「ジョージー・ポージー」は、かなりしっかめのバンドサウンドが楽しめます。
一度聴いたら忘れられないメロディ、洗練されてクリアなサウンドは、聴いていてとても心地良いです。「ロックなのにウイスキーに合うの?」と思う人もいるでしょうが、まったくうるさく感じず、晩酌の時間を華やかに彩ってくれます。
I Keep Forgettin’(Every Time You’re Near) / Michael McDonald
ドゥービー・ブラザーズの元メンバー、マイケル・マクドナルドの「アイ・キープ・フォゲッティン」は、ソウルフルでメロウな雰囲気が楽しめる曲です。
渋さもあり美しい高音域は大人の雰囲気があり、同様に大人の世界が楽しめるウイスキーにも合っています。
Sailing / Christopher Cross
クリストファー・クロスの「セイリング」は、グラミー賞を独占・ビルボード1位を獲得したほどの素晴らしい曲です。
透明感のある美しいハイトーンボイスが心地良い曲です。タイトルのとおり海を思わせるサウンドは、同じ海を感じさせる潮気のある味わいのウイスキーがよく合います。
Livin’ It Up / Bill LaBounty
ビル・ラバウンティの「リヴィン・イット・アップ」は、落ち着いたエレクトリック・ピアノが美しく、アーバンかつ渋くて深みのある雰囲気の味わえる曲です。
曲調がゆるやかなので、ウイスキーのゆったりとした雰囲気とマッチします。
I Get It from You / Pages
ペイジズの「アイ・ゲット・イット・フロム・ユー」は、とてもメロウで優しいサウンドと歌声で、AORの教科書のような良さがあります。
聴いていてとても心地良く、キャンドルでも灯しながらゆったりとウイスキーを楽しみたい感じです。心を落ち着かせたいときにぴったり。
Boz Scaggs / We’re All Alone
AORの帝王とも呼ばれるボズ・スキャッグスが歌う「ウィー・アー・オール・アローン」は、切なくも美しいメロディラインが特徴です。そこにボズ・スキャッグスの柔らかく甘い歌声が乗ることで、耳に心地良いサウンドになります。
すこし甘みのある優しい味わいのウイスキーがよく合うでしょう。
Just the Two of Us / Grover Washington Jr.
「ジャスト・ザ・トゥー・オブ・アス」は、グローヴァー・ワシントン・ジュニアの色気のあるサックスの音色と、ゲストヴォーカルであるビル・ウィザースの渋くて深い歌声、落ち着きのあるメロディラインが楽しめます。とても有名な曲で、グラミー賞のR&B部門を受賞しました。
アルバムアートワークに使われているのはワインですが、ウイスキーと合わせてもまったく違和感がないどころか、むしろよく合います。
厳密に言うとAORのジャンルに入れていいのか微妙なところはありますが、ウイスキーと本当に合うのでご紹介しました。
ウイスキーに合わせる音楽はを探すならAmazon Music Unlimitedがおすすめ
Amazonの「Music Unlimited」は、Apple MusicやSpotifyなどすべての音楽配信サービスのなかで1番の配信曲数を誇ります。
プライム会員なら月額780円、年会会員になれば7,800円/年(月額650円)です。プライム会員でないと月額980円なので、Amazonをよく使う人ならプライム会員にまずなることから始めましょう。Music UnlimitedではなくMusic Primeという1つ下のプランなら、すでにプライム会員の人は無料です。
ただ、Music Primeだと聴ける曲数は200万、Music Unlimitedだと6,500万曲以上が聴けるという違いがあるので、「ウイスキーを飲むときに自分にぴったりの音楽を見つけたい」という人は、晩酌の時間を充実させるためにも、Music Unlimitedに加入するのをおすすめします。
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まとめ:音楽はウイスキーの最高のお供になる
ウイスキーは音楽が流れるバーに関わりのある文化でもあるので、ウイスキーと音楽は切っても切り離せない関係があります。
家で飲むウイスキーは雰囲気が足りず、十分に楽しめない場合があるので、少しでも「美味しい」と感じる雰囲気づくりをするためにも、自分に合った音楽を見つけてみましょう。
今回ご紹介した曲が、すこしでも参考になったら嬉しいです!
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