【レビュー】ウルフバーン ノースランド【すっきりとしたピート感】
こんにちは、いのかずです。
現在、一流のマスターのもとでチーフバーテンダーを務めています。
今回の記事では、スコットランドのハイランド地方で作られているシングルモルトウイスキー【ウルフバーン ノースランド】を評価・レビューしていきます。
実際にバーで説明するときのように簡潔にわかりやすく説明します。
ウルフバーンとは
ウルフバーン蒸溜所の名前は、蒸溜所に水を引き入れていた水路から取ったようです。
しかも周りには野生の狼がたくさん生息していたそう。
だからウルフバーン(バーンは川の意味)なんですね。
それに加え、スコットランドでは昔 Sea Wolf(海狼)という狼がいたそうで、人々に幸運をもたらすと考えられていたらしいです。
ボトルに描かれている狼の意味合いも、飲む人の幸運を願っているのかもしれませんね。
さて、それではレビューです。
【レビュー】ウルフバーン ノースランド
香り:[star-list number=2.5] 2.5ピート香はそこそこで、ナッツのような感じも。若いウイスキーによくあるアルコール感が出ている。
味わい:[star-list number=3] 3さっぱり目。やはりナッツ系の味。スパイシーで、若めの酒質。
ピート感:[star-list number=3] 3ノンエイジ(NA)のためか意外とする。(一般的に、熟成年数が若い方がピート感は強く出る)
コスパ:[star-list number=1] 1個人的にNAでこの価格は若干高く感じる。
総合評価:[star-list number=2.5] 2.5NAとしては美味しいが、コスパが悪い。
- アイラウイスキーを熟成させた2ndフィルの樽(一度別のウイスキーを熟成させたあとの樽)と、クォーターカスク(小さめの樽)で熟成
- ドライ目で、ナッツとモルト感がメイン
- アルコール度数46°と、少し高め
- ノンチルフィルタード(製造過程で冷却濾過していないもので、一般的にはよりウイスキー本来の味がすると言われている)
正直、味は美味しいと思うけれど約5000円という価格が気になりました。
しかし一定数ファンがいるのも確かで、実際に僕のバーでもウルフバーンが好きというお客様がいます。(店にボトルは置いてありませんが)
ポテンシャルはあるウイスキーなのかなと思いました。
他のシリーズも飲みたい。
こんな人にオススメ
- アイラまで行かないが、軽いスモーキーさがあるウイスキーが飲みたい人
- ナッティなウイスキーが好きな人
- 動物が描かれているボトルを飲んでみたい人(他にもクライヌリッシュやアランのマクリームーア等)
- ノンチルフィルタードのウイスキーが好きな人
- シンプルにまだ飲んだことがない人
上にまとめた項目を見ると、けっこう買う(飲む)人を選ぶかもしれません。
味的には誰が飲んでもある程度は美味しく飲めると思います。
オススメの飲み方
- ストレート:△
- トワイスアップ:△
- ロック:○
- 水割り:△
- ソーダ割り:◎
やはり若いウイスキーなのでピリピリする
飲みやすくはなるが、少しペラい
アルコール感をなくしつつボディも保っている
厚みや甘みが少し足りないが、まあまあ飲みやすい
特にスッキリとしたハイボール好きには良さそう
ウイスキーに慣れている人やお酒に強い人はストレートでも美味しく飲めるけど、まだ慣れていない人は割ったほうが美味しく飲めると思います。
個人的には割りと好きな部類です。
まとめ
- ハイランド地方のウイスキー
- アイラウイスキーのリフィル樽とクォーターカスクで熟成
- ナッティで甘さは控えめ、ピート香もある
- ノンチルフィルタードで作られている
- ソーダ割りやロックがおすすめ
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