レビュー|グリーン スポット【フルーティーで飲みごたえ◎】

当ページのリンクには広告が含まれています。
グリーンスポットの評価・レビュー
いのかず

バーテンダー/ブロガーのいのかず(@InoKazuBlog)です。

今回の記事では、アイリッシュウイスキーのシングルポットスチルウイスキー「グリーンスポット」についてレビュー・評価をしていきます。

ウイスキーを買うときになるべく失敗したくない!という人は、ぜひ最後までご覧ください。

このレビュー・評価は2024/10/10時点のものです。

グリーン スポット
総合評価
( 4 )
メリット
  • フルーティーで力強い味わいが楽しめる
  • バランスが良く、誰でも飲みやすい
  • 世界的なコンペティションでも高評価
デメリット
  • ノンエイジにしては高価
CONTENTS

グリーン スポットとは

グリーンスポット
生産国

生産国

アイルランド

分類

分類

シングルポットスチル

容量

内容量

700mL

度数

度数

40%

熟成樽・キーモルト

熟成樽

  • 1stフィルバーボン樽
  • リフィルバーボン樽
  • シェリー樽
受賞歴

主な受賞歴

irish whiskey masters 2023 gold
San Francisco World Spirits Competition 2020 double gold

グリーン スポット」は、アイリッシュウイスキーに伝統的な「シングルポットスチルウイスキー」に分類されます。

シングルモルトウイスキーとは少し違うので、参考程度に「こんなウイスキーもあるんだ」と知っておきましょう。

シングルポットスチルウイスキーとは
定義
  • 単一蒸溜所内で造られている原酒を使用
  • 30%以上の大麦麦芽と30%以上の未発芽の大麦、その他ライ麦などの穀物を原料とする
  • ポットスチルで2回または3回蒸溜

単一蒸溜所で造られていなければ単純に「ポットスチルウイスキー」という名称になります。ポットスチルでの蒸溜回数は2回または3回と定義されていますが、伝統的に3回蒸溜で造られるのがほとんどです。

シングルポットスチルウイスキーの味わいの特徴としては、クリアでスパイシーな風味が生み出されます。未発芽の大麦を使用し、手間を減らして生産コストを下げるのが目的で始まった製法のようですが、結果として複雑な風味が生まれたことから、伝統的な製法として定着しました。

グリーン スポット」は年数表記がありませんが、7~10年熟成された原酒を使用しています。

ラベルには緑の点(グリーンスポット)が描かれおり、これは「スポットウイスキー」の生みの親であるロバート・ミッチェルが、ウイスキーを樽でどのくらい熟成させるかを決めるとき、ペンキで樽に”スポット”をつけて、色別に熟成年数を分けていたのが由来です。

いのかず

ちなみに、ブルー:7年、グリーン:10年、イエロー:12年、レッド:15年で分けられていて、それぞれの色に応じたウイスキーも販売されています!(今は「イエロー スポット」「レッド スポット」も販売)

グリーン スポットの評価・レビュー

ウイスキーの評価・レビュー

バーテンダーである筆者が「グリーン スポット」を実際に飲んだときの評価・レビューをします。

いのかず

どんな味わいか・どんな飲み方がおすすめなのか・どこがおすすめのウイスキーなのかを詳しくご紹介!

テイスティングレビュー

数値が高い=良いウイスキーではありません

香り

香り

ノンエイジながらも複雑で深い香り。

モルト、バニラ、青リンゴ。

味わい

味わい

クリーミーで柔らかい口当たりだがしっかりとしたボディ。

モルト、青リンゴ、レモン、スパイス、オーク香。

余韻

余韻

ドライめでオークの風味とスパイシーさ、ビターさも感じる。

フルーティーさが強く、甘みもあって飲みやすいですね。

アイリッシュウイスキーの良さもしっかりと感じつつも、味わいが軽すぎず、個性もちゃんと感じられるのが好印象。

非常に質の高いウイスキーで、もっとメジャーになってもいいのになと思います。

飲み方別の評価

ストレート

ストレート

アルコール感は少なく、クリアでフルーティーな味わいが楽しめる。1回はストレートで飲んでみてもらいたい。

おすすめ度

トワイスアップ

トワイスアップ

水と1:1だと薄まりすぎで、酸味も出てくる。少量加水だととても甘くてフルーティーで、高評価。

おすすめ度

ロック

ロック

スパイシーな感じが前に出て来る。後半になると甘みやフルーティーさが上がってきて心地良い。

おすすめ度

水割り

水割り

味わいのバランスは良い。軽い口当たりかつフルーティーでスイスイ飲めるが、個性は感じづらくなる。

おすすめ度

ソーダ割り

ソーダ割り

フルーティーで飲みやすいが、ソーダの刺激や発泡性に味わいが負けてしまう感じ。本来の良さが半減している印象。

おすすめ度

総合評価

グリーン スポット」はウイスキーとしての完成度がかなり高く感じます。

飲んでいてネガティブな印象を感じる部分はほとんどありません。

飲みやすいウイスキーを探している初心者から、質の高いウイスキーを探している上級者まで、幅広い人におすすめできます。

いのかず

価格があと少しだけ安ければ、最高の1本です。

グリーン スポットの評価まとめ

今回は、アイリッシュウイスキーのシングルポットスチルウイスキー「グリーンスポット」についてご紹介しました。

ご紹介したウイスキーのまとめ
  • アイリッシュの伝統的な「シングルポットスチルウイスキー」
  • フルーティーで飲みやすさがある中に、複雑さや飲み応えも存在する
  • どんな飲み手にもおすすめできる質の高さ

グリーンスポット」はまだまだ一般的にはマイナーなウイスキーですが、非常においしくて出来の良いウイスキーなので、これを機にぜひ一度飲んでもらいたいです。

いのかず

僕自身もアイリッシュの中でもかなり好きな銘柄です。ノンエイジとして考えると高価に感じますが、それでもおいしいと思えるはず!

\筆者も自宅用で使うテイスティンググラス/

\ウイスキーが美しく映えるロックグラス/

\さり気なくおしゃれでシンプルなタンブラー/

いのかず

この記事が役に立ったと思ったら、ぜひSNSでのシェアやブログのブックマーク、下記リンクからのご支援をお願い致します!

\このブログが役にたったと思ったら/

グリーンスポットの評価・レビュー

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

Please Share!!
  • URLをコピーしました!

Comment

コメントする

CAPTCHA

CONTENTS