レビュー|メーカーズマーク【滑らかな飲み口と優しい甘み】
バーテンダー/ブロガーのいのかず(@InoKazuBlog)です。
今回の記事では、アメリカンウイスキーのバーボン「メーカーズマーク」についてレビュー・評価をしていきます。
ウイスキーを買うときになるべく失敗したくない!という人は、ぜひ最後までご覧ください。
※このレビュー・評価は2024/10/10時点のものです。
- ソーダ割りによく合う
- 度数45%とは思えない、滑らかで優しい口当たり
- コスパは高め
- 特筆すべき個性はそこまでない
メーカーズマークとは
生産国
アメリカ
分類
バーボン
内容量
700mL
度数
45%
「メーカーズマーク」のボトルを見たとき、真っ先に目につくのが封蝋が施された赤いボトルトップです。
実はこれ、職人たちが1つ1つ手作業で仕上げています。
そのため、世界に2つと同じデザインはありません。
トウモロコシを主として造られるバーボンは、ほとんどの銘柄でその他の原材料にライ麦・大麦が使われますが、「メーカーズマーク」は、スパイシーな味わいを生み出すライ麦の代わりに、柔らかな甘味を生み出す「冬小麦」を使用。
アルコール度数は45%と高めですが、それを感じさせないまろやかな味わいが楽しめます。
メーカーズマークの評価・レビュー
バーテンダーである筆者が「メーカーズマーク」を実際に飲んだときの評価・レビューをします。
どんな味わいか・どんな飲み方がおすすめなのか・どこがおすすめのウイスキーなのかを詳しくご紹介!
テイスティングレビュー
※数値が高い=良いウイスキーではありません
香り
甘さをメインに感じる。
バニラ、ハチミツ、オレンジ、ナッツ、スパイス。
味わい
オイリーな口当たりで、度数の割には飲みやすい。
キャラメル、オレンジ、ミント、リンゴ、シナモン、グレーン。
余韻
短めではあるものの、甘さとスパイシーさが鼻から抜ける。
「メーカーズマーク」は、飲みやすさと飲みごたえのどちらも楽しめる銘柄です。
低価格帯で、かつ350mlのハーフボトルもあることから、飲んだことのない人でも気軽に試しやすいのが嬉しいポイント。
コスパはけっこう高めです。
「THE バーボン」という味わいではないですが、これはこれで面白い味わいではないでしょうか。
飲み方別の評価
ストレート
飲みごたえはしっかりめ。スニフターグラス(画像のようなチューリップ型をしたグラス)ではなく、アルコールのアタックを感じづらいショットグラスで飲むのがおすすめ。
おすすめ度
トワイスアップ
優しくて甘くフルーティーな味わいになる。なめらかな口当たりで飲みやすい。
おすすめ度
ロック
ビターさと樽香をしっかり感じる。甘みは閉じ、少々渋めに。後半になると甘さが出てくる。
おすすめ度
水割り
意外に悪くない。ビターさはあるものの、樽のエグみは出ず、フルーティーさも感じる。
おすすめ度
ソーダ割り
甘く爽やかで、誰でも気軽に飲める味わい。ブランドが公式で紹介している、オレンジピールを絞り入れた「メーカーズクラフトハイボール」もおすすめ。
おすすめ度
総合評価
メーカーズマークは、バニラやハチミツの甘さを主体に、フルーティーさもあって飲みやすいバーボンだなという印象です。
低価格ながらも満足度は高く、コスパも比較的良いと感じました。
飲みやすさと飲みごたえをどちらも兼ね備えていて、ウイスキー初心者から飲み慣れた人まで、幅広い人におすすめできます。
家飲み用で買うウイスキーとしてはまずまずの評価です。
これだけ大量生産して、低価格デコの味は、非常によくできたバーボンだなと感じました!
メーカーズマークの評価まとめ
今回は、アメリカンウイスキーのバーボン「メーカーズマーク」についてご紹介しました。
- ライ麦の代わりに小麦を使用することで優しい甘みが生まれる
- ボトルの蝋は職人が1つ1つ手作業でしている
- ソーダ割りによく合い、オレンジピールを絞り入れるとさらにおいしい
通常、バーボンはトウモロコシを原料にライ麦や大麦を使って造られますが、「メーカーズマーク」はライ麦の代わりに冬小麦を使って造られます。
小麦を使うことによって甘さと口当たりの優しさが生まれ、誰でも飲みやすい味わいに。
居酒屋でもよく出されているだけに、意外と家で買うには至らない人もいるはずです。
しかし家でじっくりと味わって飲んでみると、実はおいしいことに気づけます。
気軽に買える価格帯ですし、まだ飲んだことのない人はハーフボトルから試すのもよいでしょう。
\さり気なくおしゃれでシンプルなタンブラー/
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