レビュー|アベラワー 12年 ダブル・カスク マチュアード【誰にでも寄り添う味わい】

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いのかず

バーテンダー/ブロガーのいのかず(@InoKazuBlog)です。

今回の記事では、スコッチウイスキーのスペイサイドモルト「アベラワー 12年 ダブル・カスク マチュアード」についてレビュー・評価をしていきます。

ウイスキーを買うときになるべく失敗したくない!という人は、ぜひ最後までご覧ください。

このレビュー・評価は2025/8/18時点のものです。

アベラワー 12年 ダブル・カスク マチュアード
総合評価
( 4 )
メリット
  • 味わいのバランスが良く、多くの人が楽しめる要素がある
  • 初心者や優しい味わいのウイスキーが好きな人にはピッタリ
  • リッチで華やかな風味が楽しめる
デメリット
  • 飲みごたえはあまりない
  • 12年熟成としては高価
CONTENTS

アベラワー 12年 ダブル・カスク マチュアードとは

アベラワー 12年 ダブル・カスク マチュアード
基本情報
生産国

スコットランド

分類

シングルモルト(スペイサイド)

容量 / 度数

700mL / 40%

熟成樽
  • バーボン樽
  • オロロソシェリー樽
主な受賞歴
san francisco world spirits competition 2025 double gold
ISC 2025 Silver
ISC-2024-gold

アベラワー 12年 ダブル・カスク マチュアード」は、スペイサイド地域にあるアベラワー蒸溜所で造られる、同蒸溜所のエントリーモデルとなる銘柄です。

名前のとおり、シェリー樽とバーボン樽の2種類の樽(ダブルカスク)でそれぞれ熟成(マチュアード)させた原酒を合わせて造られます。

また、ノンピートで造られているためスモーキーなクセがなく、誰でも飲みやすい味わいに仕上がっています。

いのかず

味わいに関しては後述しますが、2種類の樽がバランスよく感じられるのは、ブレンドの技術が素晴らしい証拠ですね。

アベラワー 12年 ダブル・カスク マチュアードの評価・レビュー

ウイスキーの評価・レビューh2見出し画像

バーテンダーである筆者が「アベラワー 12年 ダブル・カスク マチュアード」を実際に飲んだときの評価・レビューをします。

いのかず

どんな味わいか・どんな飲み方がおすすめなのか・どこがおすすめのウイスキーなのかを詳しくご紹介!

テイスティングレビュー

数値が高い=良いウイスキーではありません

テイスト
香り

甘やかで優しい香り。
ハチミツ、チョコレート、ナッツ、フローラル、ドライフルーツ、オレンジ、オーク香。

味わい

優しい味わいで飲み口もライト。
ハチミツ、チョコレート、リンゴ、オレンジ、ドライフルーツ、オーク香。

余韻

甘さとスパイシーさ、ほのかなビターさが程よく続く。

アベラワー 12年 ダブル・カスク マチュアード」は、バーボン樽の味わいとシェリー樽の味わいがどちらもよく感じられます。

やや飲み応えに欠ける部分はありますが、飲みやすく優しい味わいが好きな人には非常にマッチするでしょう。

ドライフルーツやチョコレートのような甘さはありつつも、リンゴやオレンジのような爽やかなフルーティーさもあるため、味わいのバランスは良好です。

華やかで複雑さもあるため、初心者から飲み慣れた人まで、多くの人が楽しめる味わいでしょう。

いのかず

軽めなのにリッチさは感じられるため、パンチのある個性や強い飲み応えを求める人以外ならおいしく飲めるはずです。

飲み方別の評価

自分がいつもしている飲み方に合うウイスキーなのか、ぜひ参考にしてみてください。

ストレート

華やかな味わいを楽しむならストレートが1番。口当たりが優しいことに加え、味のバランスが良いため飲み疲れもしない。

おすすめ度

トワイスアップ

バーボン樽由来の味わいが優勢になる。1:1だとやや薄まりすぎるので、少量加水がおすすめ。少量加水だとチョコレート感も残る。とはいえ、他の飲み方よりもおすすめ度は低め。

おすすめ度

ロック

濃厚な甘さと爽やかさの両方が感じられる。バランスがよく非常に飲みやすいが、時間が経つとペラくなるため、そこまで時間をかけずに飲み切りたい。

おすすめ度

水割り

優しい甘さの水割りに仕上がる。味わいのバランスが良いが、加水量が多いとペラくなるので注意。

おすすめ度

ソーダ割り

ほんのり甘さがありつつも、わずかに酸味を伴った爽やかな味わいに仕上がる。シェリー樽から出る重さがなく、こちらもバランスが良い。

おすすめ度

ややボディが薄めなので、ストレートやロックなど、シンプルな飲み方が1番楽しめます。

複雑さもありますが繊細なので、水割りやソーダ割りにするときには加水量に気をつけたいところです。

元の味わいのバランスが良いため、どの飲み方にしてもハズしません。

いのかず

どの飲み方でも楽しめるのは、家飲みウイスキーとしては非常に嬉しいポイントです!

総合評価

アベラワー 12年 ダブル・カスク マチュアード」は、とにかく味わいのバランスが良い印象です。

ややボディが薄いため評価の点数が上がり切りませんでしたが、繊細さと複雑さが感じられるため、満足感がないわけではありません。

甘くて飲みやすいウイスキーが好きな人にとっては刺さる1本ですので、気になるなら買ってみても損はしないでしょう。

いのかず

シンプルに味はおいしいので、飲んだことがなければ一度飲んでみることをおすすめします!

アベラワー 12年 ダブル・カスク マチュアードの評価まとめ

今回は、スコッチウイスキーのスペイサイドモルト「アベラワー 12年 ダブル・カスク マチュアード」についてご紹介しました。

ご紹介したウイスキーのまとめ
  • シェリー樽とバーボン樽でそれぞれ熟成させた原酒を合わせて造られる
  • ボディがやや薄く飲みごたえはないが、風味の複雑さはあるので満足感はある。
  • 優しい味わいや甘いウイスキーが好きな人、ウイスキー初心者には特におすすめ

ハッキリとスペイサイドの良さを感じつつも、シェリー樽のリッチなフルーティーさ、バーボン樽の軽やかな甘さも持ち合わせています。

多くの人に受け入れられる味わいですので、これを機にぜひ一度飲んでみてはいかがでしょうか。

いのかず

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