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バーテンダー/ブロガーのいのかず(@InoKazuBlog)です。
ウイスキーの銘柄は星の数ほどあり、その中には甘いもの・フルーティーなもの・スパイシーなもの・スモーキーなものなど、味わいの種類はさまざまです。
その中でも今回は「甘いウイスキー」にフォーカスし、甘さの種類別におすすめのウイスキーをご紹介します。
ぜひ、自分にぴったりの甘口ウイスキーを見つけてみましょう。
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記事の後半では、甘口ウイスキーをより楽しむための情報も書いています。
ドライフルーツのような甘口ウイスキー
![ドライフルーツ系の甘さのウイスキー](https://inokazu.com/wp-content/uploads/2021/09/1d46f93e31fbc3bad7f8ccf12c23846d.jpg)
![ドライフルーツ系の甘さのウイスキー](https://inokazu.com/wp-content/uploads/2021/09/1d46f93e31fbc3bad7f8ccf12c23846d.jpg)
ドライフルーツのような熟した甘さのあるウイスキーは、基本的には「シェリー樽」で熟成した原酒が使われています。
まだシェリーを飲んだことがなく、味がわからないという人は、まずは辛口かつ芳醇でコクのある「オロロソ」と、黒糖のように甘い「ペドロ・ヒメネス」を飲むのがおすすめです。
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上記2種類のシェリーを熟成したあとの樽は、ウイスキーの熟成によく使われるので、味を知っておくと、よりウイスキーが楽しめるようになります!
グレンドロナック 12年
原産国 | スコットランド |
分類 | シングルモルト (ハイランド) |
内容量 | 700ml |
度数 | 43% |
熟成樽 | オロロソ樽 ペドロ・ヒメネス樽 |
おすすめの飲み方 | ストレート ロック |
甘さの度合い |
「グレンドロナック 12年」は、熟成に辛口のオロロソ、極甘口のペドロ・ヒメネスの2種類のシェリー酒をそれぞれ熟成させた樽が使われたウイスキーです。
ドライフルーツのようなフルーティーさはもちろんのこと、ナッツのような香ばしさ、オレンジのような爽やかさ、シナモンのようなスパイシーさも持ち合わせています。
シェリー樽由来の風味がしっかりと感じられ、落ち着きのあるリッチな味わいです。
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ブッシュミルズ ブラックブッシュ
![ブラックブッシュ](https://inokazu.com/wp-content/uploads/2022/04/blackbush.jpg)
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原産国 | アイルランド |
分類 | ブレンデッド |
内容量 | 700ml |
度数 | 40% |
おすすめの飲み方 | どの飲み方でも |
甘さの度合い |
「ブッシュミルズ ブラックブッシュ」は、低価格ながらもリッチな甘さが感じられるウイスキーです。
ブレンデッドですが、使われる原酒はシェリー樽で熟成されたものも使用。
甘ったるすぎることはなく、クリアでシャープな味わい、ほのかなスパイシーさが楽しめます。
とてもなめらかな口当たりで、アルコール感も少なく、ウイスキー初心者でも比較的飲みやすいでしょう。
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コスパはかなり高く、アイリッシュに特有の「クセのない飲みやすさ」もあるため、普段飲み用としても最適!
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サントリー オールド
![サントリー オールド](https://inokazu.com/wp-content/uploads/2022/04/suntory-old-2.jpg)
![サントリー オールド](https://inokazu.com/wp-content/uploads/2022/04/suntory-old-2.jpg)
原産国 | 日本 |
分類 | ブレンデッド |
内容量 | 700ml |
度数 | 43% |
おすすめの飲み方 | ストレート 水割り |
甘さの度合い |
「サントリー オールド」は、近年値上がりが激しいジャパニーズウイスキーの中でも、安定して低価格で供給される、高コスパなウイスキーです。
山崎蒸溜所で造られるシェリー樽原酒が使用されており、味の系統もシングルモルトの「山崎」に似ています。
レーズンのような甘さ、オレンジのような爽やかさ、華やかなウッディさが特徴です。
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ストレートだと若干ピリっとしたアルコール感がありますが、価格で考えるとかなりおいしい部類に入ります。
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バニラ系の甘口ウイスキー
![バニラ系の甘さのウイスキー](https://inokazu.com/wp-content/uploads/2021/09/db504d59f432d7c9e4881184b183e6a2.jpg)
![バニラ系の甘さのウイスキー](https://inokazu.com/wp-content/uploads/2021/09/db504d59f432d7c9e4881184b183e6a2.jpg)
バニラ系の甘さのウイスキーは、熟成にバーボンウイスキーを熟成させた後の樽「バーボン樽」が使われていることがほとんどです。
バーボンに加え、アメリカで造られるアメリカンウイスキーのほとんども、同様にバニラ系の甘さが感じられます。
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多くのバニラ系ウイスキーは、口当たりが優しく、スイスイ飲みやすいのが特徴です!
ジョニーウォーカー ゴールドラベル リザーブ
![ジョニーウォーカー ゴールドラベル リザーブ](https://inokazu.com/wp-content/uploads/2021/09/56bd76198365aef23ea46e51d17b2986.jpg)
![ジョニーウォーカー ゴールドラベル リザーブ](https://inokazu.com/wp-content/uploads/2021/09/56bd76198365aef23ea46e51d17b2986.jpg)
原産国 | スコットランド |
分類 | ブレンデッド |
内容量 | 700ml |
度数 | 40% |
おすすめの飲み方 | どの飲み方でも |
甘さの度合い |
「ジョニーウォーカー ゴールドラベル リザーブ」は、世界で1番売れているスコッチブランド「ジョニーウォーカー」の中でも、上品でなめらかな口当たりが特徴のウイスキーです。
味のバランスが非常に良く、バニラの甘さを持ちつつも、フローラルさ、フルーティーさ、ほんのり香るスモーキーさも感じられます。
アルコール感をあまり感じず、味も単調ではないため、初心者から飲み慣れた人まで、幅広い人におすすめです。
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ボトルデザインからして高級感がありますが、意外にも価格は高くなく、コスパも良好!
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グレンモーレンジィ ネクター・ドール
原産国 | スコットランド |
分類 | シングルモルト (ハイランド) |
内容量 | 700ml |
度数 | 46% |
熟成樽 | バーボン樽 ソーテルヌワイン樽 |
おすすめの飲み方 | どの飲み方でも |
甘さの度合い |
「グレンモーレンジィ ネクター・ドール」は、デザートワイン(極甘口)の1つである「ソーテルヌ」を熟成させた後の樽で熟成された、珍しいウイスキーです。
とても華やかな甘さで、バニラの甘みと同時に、シトラスのような爽やかさ、クリームのような口当たりのなめらかさ、あたたかなスパイシーさが楽しめます。
上品さもあり、意外にも飲み方の汎用性もあるため、リッチにいろんな飲み方を試してみましょう。
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あまりネガティブな部分が見つからないウイスキーです!
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クライヌリッシュ 14年
![クライヌリッシュ 14年](https://inokazu.com/wp-content/uploads/2022/06/clynelish-14.jpg)
![クライヌリッシュ 14年](https://inokazu.com/wp-content/uploads/2022/06/clynelish-14.jpg)
原産国 | スコットランド |
分類 | シングルモルト (ハイランド) |
内容量 | 700ml |
度数 | 46% |
熟成樽 | バーボン樽 |
おすすめの飲み方 | ストレート ロック 水割り |
甘さの度合い |
「クライヌリッシュ 14年」は、個人的に一度は必ず飲んでもらいたいと思うほど、完成度の高いウイスキーです。
オイリーかつクリーミーな口当たりで、バニラの甘味と同時に、リンゴのようなフルーティーさやシトラス系の爽やかさ、優しい潮気とスモーキーさなど、複雑な味わいが楽しめます。
飲みやすさ・飲みごたえ・味わい・飲み方の汎用性など、すべてにおいてバランスが良いです。
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僕が1番好きな銘柄なので、正直言うと贔屓目が入ってます。
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ハチミツ系の甘口ウイスキー
![ハチミツ系の甘さのウイスキー](https://inokazu.com/wp-content/uploads/2021/09/b9944f797882547d00b6b16e5fcf9899.jpg)
![ハチミツ系の甘さのウイスキー](https://inokazu.com/wp-content/uploads/2021/09/b9944f797882547d00b6b16e5fcf9899.jpg)
ハチミツ系の甘さのあるウイスキーは、バニラ系甘口ウイスキーと同様に、バーボン樽で熟成された銘柄に多いのが特徴です。
なめらかな口当たりと優しい味わいであることがほとんどで、初心者でも比較的飲みやすいでしょう。
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どの銘柄も、飲んでいてとても落ち着く味わいです。
シーバスリーガル 12年
![シーバスリーガル 12年](https://inokazu.com/wp-content/uploads/2022/09/chivas-regal-12.jpg)
![シーバスリーガル 12年](https://inokazu.com/wp-content/uploads/2022/09/chivas-regal-12.jpg)
原産国 | スコットランド |
分類 | ブレンデッド |
内容量 | 350ml/700ml/1L |
度数 | 40% |
おすすめの飲み方 | どの飲み方でも |
甘さの度合い |
「シーバスリーガル 12年」は、非常に有名なブレンデッドスコッチで、必ず一度は飲んでおきたいくらい定番のウイスキーです。
ハチミツのような甘さを始め、ハーブのような爽やかな香り、ナッツのような芳ばしさ、青リンゴのようなフルーティーさが楽しめます。
甘さは強く、アルコール感がなくてなめらかな口当たりで、クセがなく誰でも飲みやすいです。
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コンビニなどにも置いてあるので軽視されがちですが、普通においしい!
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アバフェルディ 12年
原産国 | スコットランド |
分類 | シングルモルト (ハイランド) |
内容量 | 700ml |
度数 | 40% |
熟成樽 | バーボン樽 シェリー樽 リフィル樽 リチャ―オーク樽 |
おすすめの飲み方 | ロック 水割り ソーダ割り |
甘さの度合い |
「アバフェルディ 12年」は、バーボン樽とシェリー樽の他、他のウイスキーをすでに熟成させた後の「リフィル樽」、再度樽の中を焦がした「リチャー樽」と、4種類の樽を使って熟成された珍しいウイスキーです。
ハチミツのような甘さに加え、青リンゴのようなフルーティーさ、ナツメグのようなスパイシーさも感じます。
クリーミーな口当たりで、複雑でありながらもバランスの取れた味わいが特徴です。
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わずかなスモーキーさはあるものの、初心者でも気兼ねなく飲めるくらい優しい味わいがあります。
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ロイヤルロッホナガー 12年
原産国 | スコットランド |
分類 | シングルモルト (ハイランド) |
内容量 | 700ml |
度数 | 40% |
熟成樽 | バーボン樽 シェリー樽 |
おすすめの飲み方 | どの飲み方でも |
甘さの度合い |
「ロイヤルロッホナガー 12年」は、ロイヤルワラント(英国王室御用達)の称号を得たこともある、由緒正しい歴史あるウイスキーです。
ハチミツのような甘さに加え、白檀(びゃくだん)のようなオリエンタルな香り、オイリーでなめらかな口当たり、フローラルな香りが楽しめます。
繊細かつ上品な甘さで、12年熟成ながらストレートでゆったりと味わえるほど、質が高いです。
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コスパも高く、非常におすすめ!
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メーカーズマーク
![メーカーズマーク](https://inokazu.com/wp-content/uploads/2022/09/makers-mark.jpg)
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原産国 | アメリカ |
分類 | バーボン |
内容量 | 350ml/700ml 1L/1.75L |
度数 | 45% |
おすすめの飲み方 | どの飲み方でも |
甘さの度合い |
「メーカーズマーク」は、バーボンの中でも非常に有名な銘柄で、一度は飲んでおきたいくらいの定番ウイスキーです。
しっかりしたハチミツの甘さと、オレンジのような爽やかさ、香り高いオーク香、ナッツの芳ばしさ、あたたかみのあるスパイシーさを感じます。
オイリーかつなめらかな口当たりで、度数45%の割にはとても飲みやすいです。
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こちらも居酒屋でよくあるウイスキーですが、あらためてじっくり味わうと、かなりおいしい!
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チョコレート系の甘口ウイスキー
![チョコレート系の甘さのウイスキー](https://inokazu.com/wp-content/uploads/2021/09/5061f4577eeb25019c35bcd1e7d62989.jpg)
![チョコレート系の甘さのウイスキー](https://inokazu.com/wp-content/uploads/2021/09/5061f4577eeb25019c35bcd1e7d62989.jpg)
チョコレート系の甘口ウイスキーは、「ドライフルーツ系の甘口ウイスキー」でご紹介したのと同じ「シェリー樽」で熟成している銘柄に多いです。
ほとんどが高価で熟成年数の長いものですが、今回は比較的低価格でもチョコレートの風味が感じられる銘柄を厳選しました。
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比較的低価格とはいえ、かなりリッチで上品な味わいです!
スカリーワグ
原産国 | スコットランド |
分類 | ブレンデッドモルト |
内容量 | 700ml |
度数 | 46% |
使用ウイスキー | モートラック マッカラン グレンロセス など |
おすすめの飲み方 | ストレート ロック |
甘さの度合い |
「スカリーワグ」は、複数のシングルモルトウイスキー同士をブレンドした「ブレンデッドモルト」という分類のウイスキーです。
ブレンドしているウイスキーは、甘くフルーティーで、華やかな味わいが特徴の「スペイサイドモルト」の中から、シェリー樽熟成された原酒をブレンド。
ミルクチョコレートのような甘さと、豊かなオーク香、シナモンのようなスパイシーさが感じられます。
リッチな風味で、度数も46%とほんの少し高めで、飲みごたえがあるのも嬉しいです。
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ボトルデザインのスコッチテリアが可愛い!
アベラワー 12年 ダブル・カスク マチュアード
原産国 | スコットランド |
分類 | シングルモルト (スペイサイド) |
内容量 | 700ml |
度数 | 40% |
熟成樽 | バーボン樽 シェリー樽 |
おすすめの飲み方 | ストレート ロック |
甘さの度合い |
「アベラワー 12年 ダブル・カスク マチュアード」は、名前のとおり、2種類の樽でそれぞれ熟成された原酒を合わせて(マチュアード)して造られたウイスキーです。
ミルクチョコレートやブラウンシュガーのような甘さと同時に、シナモンのようなスパイシーさ、深みのあるオーク香が感じられます。
あたたかみのある味わいで、12年熟成ながらもリッチで豊かな風味です。
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ホッとひと息付きたいときにおすすめ!本当に優しい味わいです。
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ウイスキーは実際に甘いわけではない!?
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ウイスキーは蒸溜酒で糖質0(糖分0)なので、本来は甘みがありません。
ではなぜ飲んだときに甘さを感じるのか、それにはウイスキーの「香気成分」が関係しています。
食品に含まれる揮発性物質で、香りを有するものをいう。
引用:コトバンク
あくまで香りから甘さを感じるだけで、本当に甘いのではなく、実は甘い「風味」を感じているだけです。
「ウイスキーの甘さ=甘い風味」ということがわかったので、次はウイスキーの風味を決定づける要素である「原料」と「熟成樽」について、詳しく解説していきます。
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「原料」と「熟成樽」については、甘いウイスキーに限らず、すべてのウイスキーに共通する知識なので、知っておいた方がよりウイスキーを楽しめるようになるでしょう。
ウイスキーの甘さの正体①:原材料の影響
ウイスキーは使われる原料によって、感じる甘さの種類が変わります。
- 大麦麦芽
-
個性的な芳ばしい甘さで、モルトウイスキーからよく感じられる。
- 小麦
-
優しく繊細な甘さで、グレーンウイスキーからよく感じられる。
- トウモロコシ
-
芳ばしく強い甘さで、主にアメリカンウイスキーからよく感じられる。
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他にも主な原料として「ライ麦」もよく使われますが、スパイシーさが特徴で甘さは控えめになるため、甘さだけで言えば、上記3種類の原料が関わりが深いです。
「モルトウイスキー」は、大麦麦芽(モルト)のみを使用して造られるウイスキーで、銘柄ごとにしっかりとした個性を感じる傾向にあります。
小麦やトウモロコシなど、大麦麦芽以外の穀類を原料に造られるウイスキーを「グレーンウイスキー」と呼び、「モルトウイスキー」と比べて優しい味わいで、飲みやすいウイスキーであることが多いです。
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原料による違いは、ウイスキーの分類を知っておくとより理解が深まります!
ウイスキーの甘さの正体②:熟成樽の影響
ウイスキーの熟成に使われる樽の種類の違いが、感じる甘さに影響を与えます。
以下に「主な熟成樽の種類」と「その樽がウイスキーに与える味わい」についてまとめました。
- アメリカンオーク樽
-
「オークラクトン」という香気成分が含まれている。ココナッツのような香りを与え、多くはアメリカンウイスキーの熟成に使われる。その際には、樽の内側を強く焦がす。
- スパニッシュオーク樽
-
「ポリフェノール」や「タンニン」などの香気成分を含み、スパイシーさやドライフルーツのような風味が出る。
- バーボン樽
-
バーボンウイスキーを熟成させた後の樽。バニラ香のする「バニリン」という香気成分を含み、バニラの甘さと強い樽香が出る。
- シェリー樽
-
シェリー酒を熟成させた後の樽。ベリーやドライフルーツ系の甘味が出る。多くは「オロロソ樽」が使われるが、まれに極甘口のシェリー酒を熟成させたあとの「ペドロヒメネス樽」が使われる。
- ワイン樽
-
赤・白・ポート・マディラ・ソーテルヌなど、さまざまなワインが使われる。そのワインの味わいがそのままウイスキーにも反映される。
熟成に使われる樽は、ラムを熟成した後の「ラム樽」や、コニャックを熟成した後の「コニャック樽」、日本に特有の木材を使った「ミズナラ樽」など、他にもたくさんありますが、主には上記の5種類です。
樽に入れてからの期間が長いほど樽の風味がしっかり付くのはもちろん、未使用の樽「ヴァージンオーク樽」を使っても風味がしっかり付きます。
甘いウイスキーの楽しみ方を紹介
![甘いウイスキーの楽しみ方](https://inokazu.com/wp-content/uploads/2021/09/h2-1-1.jpg)
![甘いウイスキーの楽しみ方](https://inokazu.com/wp-content/uploads/2021/09/h2-1-1.jpg)
甘いウイスキーの味わいを最大限楽しむためにも、適切な飲み方や、合わせるおつまみについても知っておきましょう。
もちろん楽しみ方は人それぞれなので、ご紹介する飲み方やおつまみ以外がおいしいと感じる人もいます。
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あくまで参考としてご覧ください!
飲み方はストレート・少量加水・ロックがおすすめ
甘いウイスキーの「甘さ」を生かすなら、ストレート・少量加水・ロックがおすすめです。
バーボン樽熟成のウイスキーは水割り・ソーダ割りともに馴染みが良いですが、シェリー樽熟成の銘柄はソーダ割りにすると「エグみ」や「渋味」が前面に出てくるため、正直あまり合いません。
やはり1番ウイスキーの甘さを感じられるのは、何かで割らないシンプルな飲み方でしょう。
おつまみは塩味の少ない乾き物がおすすめ
甘いウイスキーに合わせるのは、やはり同系統の味わいがするおつまみがおすすめです。
具体的な例を、下記にまとめました。
おつまみを売っているショップにはいろんな所がありますが、その中でもおすすめなのが「成城石井のオンラインストア」です。
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とても質が高いのに、そこそこリーズナブルです!ほとんどの商品にハズレがありません。
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甘いウイスキーに関するQ&A
甘いウイスキーについてのまとめ
ウイスキーの甘さには色んな種類があります。
そんな中から自分好みの甘さのあるウイスキーが見つかれば、より一層ウイスキーを飲むのが楽しくなるでしょう。
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今回ご紹介したのは本当においしいウイスキーばかりですので、まだ飲んだことのない銘柄があったら、これを機にぜひ飲んでみてください!
- ブッシュミルズ ブラックブッシュ
安価なのに飲みやすい。しっかりと甘く、クセも感じられないため普段飲みに最適。 - グレンモーレンジィ ネクター・ドール
価格は高いものの、とても華やかで完成度が高い。女性にも人気。 - スカリーワグ
ボトルが可愛い。しっかりと甘く深みも感じられる。バランスも◎。
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