バーテンダーが解説!バーの会計でスマートに見せるポイントとは?
オーセンティックバーでバーテンダーをしている僕が、バーの会計についていろいろと解説していきます!
今でこそ2ndバーテンダーとしてゴリゴリに仕事をしていますが、僕も初めてバーに行くときや、まだ2,3回目で不慣れなとき、お会計時に緊張して「どうやるのが正解なの?」と悩んでいました。
実際にバーテンダーとして長年働いた今ならわかりますが、バーでの会計は難しいことなんて何1つないので、心配ご無用です。
本記事ではカジュアルなバーではなく、カチッとしたオーセンティックバーでの会計のことを解説します。
全部読めば、次回バーへ行くときにはスマートに会計できること間違いなし!
バーの会計でスマートに見せるためのポイント
別にバーの会計だからといって特別な点は一切なく、カジュアルではない他の飲食店(特にレストラン)と同じです。
当たり前のことを当たり前にできればスマートに見せられます。
「おあいそ」と言わない
「おあいそ」は本来であれば店側が使う言葉です。
「うちがお代をいただくなんて愛想がなくて申し訳ございません」といったニュアンスの意味で使われます。
今までにさまざまなお客様を見てきましたが、40代以上の男性が使うことが非常に多いです。
マナー違反ではないのですが、スマートに会計をしたいなら「お会計をお願いします」「チェックをお願いします」と言いましょう。
他の飲食店でも「おあいそ」と言っていた人は、今からでも直しましょう。教養の1つとして身につけておきたいところです。
大きな声で会計を頼まない
バーはうるさい空間ではありませんし、他のお客様も静かにお酒を飲んでいるため、会計を大きな声で呼ばないようにしましょう。
大声で会計を頼むのは、普段居酒屋でしか飲まない人がやりがちです。
良いバーならバーテンダーの方を向いて手を挙げれば、すぐに反応して駆け寄ってくれます。
バーテンダーに近くに来てもらって会計の旨を伝えれば、大声を出すことなくスマートにお会計ができるでしょう。
席についたまま会計をする
カウンターではなくテーブル席の人は立ってお会計を持っていきがちですが、会計時は席を立たないようにしましょう。
オーセンティックバーだと店の入口に会計場所はなく、基本的にカウンター内で会計をおこないます。
「バーの会計はテーブルチェックが基本」と覚えておきましょう。
会計が終わったらすぐに退店する
会計が終わったらダラダラ過ごさず、サッと店を出ましょう。
もし満席だった場合、他のお客様が入れなくなってしまいます。
人気店であれば「空席の連絡待ち」のお客様がいるため、他の人や店に迷惑をかけないためにも、会計後はすぐに退店するほうがスマートです。
バーの会計でクレジットカードは使えるのか
バーの会計についてネットで調べると、よく「クレジットカードは使わないほうがいい」と書かれています。
しかし、本当のところはどうなのでしょうか?
ガチンコの店で働く僕が、バーでのクレジット会計について詳しく解説していきます!
バーの会計でクレジットカードは使ってOK!
結論から言うと、バーの会計でクレジットカードを使うのはまったく問題有りません。
ネットではバーテンダーではない人が「バーでは現金で会計するべき!」と言っていますが、経営が苦しいバー以外、どのバーテンダー(オーナーを含む)に聞いてもクレジットカードの使用は気にしないと答えるはずです。
そもそもカードの端末を導入しているのは店側ですし、お客様はそれを使う権利があります。
そう考えると、気兼ねなくカードを使っていいんだと思えますよね!
なぜバーでクレジットカードを使わない方がいいと言われるのか
クレジットカード使用は問題ないことをお伝えしましたが、次はなぜネットでクレジットカードの使用を控えるような情報が多く流れているかについて解説します。
- 手数料をバー側が払うから
- クレジットカード対応していない店があり注意が必要だから
まず1つめが、クレジットカードの使用手数料は店側が負担するため、バーに気を使って現金で会計するべきだという主張。
店に気を使ってくださるのは我々としては非常にありがたいですが、お客様にはなるべく気を使うことなく純粋にバーを楽しんでいただきたいと考えているため、カード会計はなんら問題ありません。
2つめが、カード対応していない店があるから、カードに頼って会計しようとしたら現金のみで、支払いができなくなってしまう可能性があるという主張。
こちらは確かに注意が必要で、初めて行くバーでカード会計が可能かわからない場合、現金を持っていくほうが無難です。
どんな場合でも対応できるよう、現金とカードを持っておくほうが確かに安心できますね!
バーでの会計時によくある質問
ここまでに紹介した内容以外で、会計に関する細かな質問に対して回答していきます。
まとめ:バーの会計は落ち着いた態度ですれば心配なし
バーでの会計に関することをいくつかお伝えしてきましたが、難しいことは一切ありません。
バーという場に馴染む態度で会計を伝えるだけで十分スマートです。
20歳を超えたばかりの若い人や、バーに行き慣れていない人は確かに緊張するかもしれませんが、この記事で書かれていることを実践すれば、失敗することはまずないでしょう。
「うるさい」「横柄」「TPOをわきまえない」という人以外は、ぜひ次も来てもらいたいと思ってもらえますよ!
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