【レビュー】トバモリー 12年【10年から生まれ変わったエントリーモデル】
今回の記事では【トバモリー 12年】について、
- テイスティングレビュー
- おすすめの飲み方
- どんな人におすすめのウイスキーか
これらをご紹介していきます。
【トバモリー 12年】ってどんなウイスキー?
原産国 | スコットランド(アイランズ) |
分類 | シングルモルト(ノンチルフィルタード) |
容量 | 700ml |
度数 | 46.3% |
熟成年数 | 12年 |
熟成樽 | ・バーボン樽 ・ヴァージンオーク樽(フィニッシュ) |
価格帯 | 約6,000円 |
【トバモリー 12年】は、スコットランドの「アイランズ」に分類される島々の中にある「マル島」のトバモリー蒸溜所で造られるウイスキーです。
以前、トバモリーのエントリーモデルは【トバモリー 10年】でしたが「10年熟成ではトバモリーの持つポテンシャルが引き出せない」ということから、2年間蒸溜所を閉鎖。
2019年に再開し、新たなエントリーモデルとして【トバモリー 12年】を発売しました。
軽やかでフレッシュな風味が特徴で、10年と比べ、12年は全体的にアップグレードされています。
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【トバモリー 12年】の評価・レビュー
※基本的にストレートでの風味を記載しています。
香り [star-list number=3] 3
オレンジや洋梨、柑橘系の爽やかな香りが主体で、潮気、ハチミツのような香りもします。
味わい [star-list number=3.5] 3.5
バニラ、塩キャラメル、ビスケットのようなしっかりとした甘さがあります。フレッシュなフルーティーさと、シナモンやクローブのようなスパイスの風味も。良くも悪くもシンプルな感じがします。
アフターフレーバー [star-list number=3] 3
ミディアムレングスです。モルト感とスパイシーさ、柑橘が残ります。
飲みやすさ [star-list number=4] 4
ノンピートということに加え、味わいがシンプルなぶん誰でも飲みやすいです。
コストパフォーマンス [star-list number=2.5] 2.5
12年熟成にしては高価格です。味わいやバランスから考えると妥当な気がしますが、熟成感の面でもう少し安くなったら最高。
総合評価 [star-list number=3.5] 3.5
エントリーモデルでこの出来なら、かなり完成度が高いウイスキーです。いろんなモデルを出していってほしいという期待感があります。
【トバモリー 12年】の飲み方別の評価
【トバモリー 12年】はバランスがいいので、汎用性があります。
ストレート:◎
飲みやすく、ネガティブな要素もありません。潮気、甘み、フルーティーさ、全てをバランスよく感じられます。
トワイスアップ:○
ちょっと軽くなりすぎかなと思います。甘さが主体で塩キャラメル感。
ロック:◎
潮気がメイン。口の中で温度が上がるとスパイスやモルト感が出てきます。
水割り:△
甘くて飲みやすいですが、潮気を感じるウイスキーと水割りが個人的にはミスマッチです。
ソーダ割り:○
甘じょっぱさのあるハイボールになります。軽やかで飲みやすいです。
【トバモリー 12年】はこんな人におすすめ
- バランスの取れたウイスキーが好きな人
- 飲みやすいウイスキーが好きな人
- 1本でいろんな飲みかたを愉しみたい人
アイランズモルト特有の潮気が気にならなければ、どんな人でもおいしく飲めるウイスキーです。
幅広い人におすすめできます。
まとめ:【トバモリー 12年】は蒸溜所が狙った通りに上方修正されている!
近年、ウイスキーはボトルデザインの刷新やリニューアルされるたびに「味が落ちた」と言われがちです。
しかし【トバモリー 12年】はしっかりと味わいの上方修正がされていて、とても評価が上がりました。
フラッグシップモデルが12年になってから飲んだことのない人には、ぜひ1度飲んでいただきたいです。
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