レビュー|グレングラント 10年【シンプルな中に豊かなフルーティーさ】

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いのかず

バーテンダー/ブロガーのいのかず(@InoKazuBlog)です。

今回の記事では、スコッチウイスキーのスペイサイドモルト「グレングラント 10年」についてレビュー・評価をしていきます。

ウイスキーを買うときになるべく失敗したくない!という人は、ぜひ最後までご覧ください。

このレビュー・評価は2025/2/15時点のものです。

グレングラント 10年
総合評価
( 4.5 )
メリット
  • シンプルながらも豊かな味わい
  • フルーティーさやモルティさがハッキリ感じられる
  • どの飲み方にもよく合う
デメリット
  • 複雑さや深みはそこまで感じられない
CONTENTS

グレングラント 10年とは

グレングラント 10年
基本情報
生産国

スコットランド

分類

シングルモルト(スペイサイド)

容量 / 度数

700mL / 40%

熟成樽
  • バーボン樽
  • オロロソシェリー樽
主な受賞歴
tokyo whisky and spirits competition 2023 gold
The Travel Retail Masters 2022 master
international spirits challenge 2020 gold

グレングラント 10年」は、スコットランドのスペイサイドにある「グレングラント蒸溜所」で造られるシングルモルトウイスキーです。

同ブランドは日本ではまだまだメジャーとは言えませんが、実はイタリアで絶大な人気を誇ります。

熟成にはバーボン樽・シェリー樽が使われていますが、風味はバーボン樽メインでシェリー感はあまりありません。

蒸溜所が掲げるコンセプトである「Simplicity(飾り気のないこと)」が体現されており、シンプルかつフレッシュなシングルモルトの良さが感じられます。

いのかず

2020年にノンエイジの「グレングラント アルボラリス(レビュー)」が発売されるまでは、エントリーモデルとして蒸溜所の顔にもなってた銘柄です。

グレングラント 10年の評価・レビュー

ウイスキーの評価・レビューh2見出し画像

バーテンダーである筆者が「グレングラント 10年」を実際に飲んだときの評価・レビューをします。

いのかず

どんな味わいか・どんな飲み方がおすすめなのか・どこがおすすめのウイスキーなのかを詳しくご紹介!

テイスティングレビュー

数値が高い=良いウイスキーではありません

テイスト
香り

フレッシュで爽やかな印象。
バニラ、モルト、青リンゴ、レモン、フローラル、シナモン。

味わい

穏やかでライトな飲み口ながらも、風味は豊か。
ハチミツ、バニラ、モルト、クッキー、青リンゴ、オレンジ、洋梨、フローラル、シナモン。

余韻

優しい甘さとフルーティーさ、芳ばしいオーク香が程よく続く。

グレングラント 10年」の味わいは、青リンゴ系のフレッシュなフルーティーさとモルティさが特徴的です。

10年熟成ですがアルコール刺激はそこまでなく、口当たりも軽やかで味わいのクセもないため、スイスイ飲み進められます。

フレッシュで爽やかながらも風味は豊かで、物足りなさはまったく感じられません。

いのかず

4,000円以内で買えるシングルモルトとしては、満足度はかなり高め!派手さはないけれど質は高めです。

飲み方別の評価

自分がいつもしている飲み方に合うウイスキーなのか、ぜひ参考にしてみてください。

ストレート

甘さやフルーティーさが1番よく感じられる。アルコール刺激もあまりないため、ストレートでも十分楽しめる。

おすすめ度

トワイスアップ

1:1だと薄まりすぎるため、少量加水がおすすめ。ほんのり感じる酸味と甘さがバランスよく現れる。

おすすめ度

ロック

飲み始めは甘さがやや抑えられ、フルーティーさやスパイシーさ、ハーブのような爽やかさが強くなる。ストレートとは違う華やかさが感じられる。後半は甘さもしっかりと出てくる。

おすすめ度

水割り

優しい甘さとフルーティーさが感じられて、柔らかくもペラさは感じられない。

おすすめ度

ソーダ割り

フルーティーさとスパイシーさがハッキリと感じられて、スッキリ飲みたい人におすすめ。バランスが良く、飲みやすさの中に味わいの厚みも感じられる。

おすすめ度

グレングラント アルボラリスとの比較

グレングラント飲み比べ

コスパ最強のシングルモルトと話題の「グレングラント アルボラリス(レビュー)」と比べると、「グレングラント 10年」はより豊かで満足感のある味わいです。

アルボラリスはノンエイジということもあり、飲み比べると少し味が薄い印象を持ちます。

両者同じ方向性の味わいではありますが、フルーティーさやモルティさなど、ブランドの特徴をハッキリと感じられるのは10年のほうです。

いのかず

価格は1,000円弱の違いがありますが、それでこの味わいなら僕は10年を買いたいなと思ってしまいます。ハイボールでガブガブ飲むならアルボラリスのほうがコスパが良い気もしますが。

総合評価

グレングラント 10年」は、10年熟成かつ比較的低価格帯のシングルモルトながらも、満足感のある味わいが楽しめます。

青リンゴや洋梨系のジューシーでフレッシュなフルーティーさを求める人や、モルト感が好きな人にはピッタリです。

初心者でも飲みやすいですし、飲み慣れている人でも質の高さを感じられるでしょう。

いのかず

価格以上のおいしさがあり、コスパ良好!

グレングラント 10年の評価まとめ

今回は、スコッチウイスキーのスペイサイドモルト「グレングラント 10年」についてご紹介しました。

ご紹介したウイスキーのまとめ
  • 甘くフルーティーでクセがない
  • 同ブランドのアルボラリスよりも豊かで満足感のある味わい
  • どの飲み方にもよく合う

近年、シングルモルトは軒並み値上がりして、3,000円台で買えて満足感のあるウイスキーは少なくなってきました。

筆者は個人的に、気軽に飲めるギリギリのラインが3,000円台までだと思っています。

グレングラント 10年」は味わいの満足度があるのでゆったりも飲めますし、逆にスイスイ飲み進めても“もったいなさ”を感じません。

幅広い人におすすめできる銘柄ですので、飲んだことのない人はぜひ一度お試しください。

\ウイスキーの口当たりが良くなるタンブラー/

いのかず

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