レビュー|アランモルト 10年【フルーティーで満足感のある飲みごたえ】
バーテンダー/ブロガーのいのかず(@InoKazuBlog)です。
今回の記事では、スコッチのアイランズモルト「アランモルト 10年」についてレビュー・評価をしていきます。
ウイスキーを買うときになるべく失敗したくない!という人は、ぜひ最後までご覧ください。
- 味わいのバランスが良いだけではなく、飲みごたえもある
- どの飲み方にもよく合う
- クセがなくて誰でも飲みやすい
- アイランズモルトに見られるソルティさはあまりない
- 価格が高騰してコスパは悪い
アランモルト 10年とは
原産国 | スコットランド |
分類 | シングルモルト (アイランズ) |
容量 | 700ml |
度数 | 46% |
熟成樽 | 1stフィルバーボン樽 ホグスヘッドシェリー樽 |
受賞歴 | WWA 2019:金賞 IWSC 2019:金賞 他多数 |
「アランモルト 10年」は、カラメル添加や冷却ろ過をせず、ナチュラルに造られるウイスキーです。
加水にも耐えられるアルコール度数46%でボトリングされていて、飲みごたえがあります。
ほとんどのウイスキーは、ボトリングする冷却ろ過(チルフィルタード)される。これは、氷などによって液体が冷却されたときに液体内の成分が結晶化し、白濁するのを防ぐためにおこなわれる。冷却ろ過によって香りや風味の一部が取り除かれてしまうと考えられているため、冷却無ろ過(ノンチルフィルタード)の銘柄はウイスキー愛好家に好まれる傾向にある。度数の高いウイスキーは基本的に結晶化しないため、冷却ろ過をしない。
10年熟成としてはかなり良い出来で、味わいのバランスも良好です。
シェリー樽原酒の比率は低いため、シェリー樽由来の味わいはあまり見つけられません。
度数が高い割りには飲みやすいので、幅広い人におすすめできます!
アランモルト 10年の評価・レビュー
バーテンダーである筆者が、「アランモルト 10年」を実際に飲んだときの評価・レビューをします。
どんな味わいか・どんな飲み方がおすすめなのかを詳しくご紹介!
テイスティングレビュー
※数値が高い=良いウイスキーではありません
- 香り
-
力強く甘めの香り。
ハチミツ・青リンゴ・アールグレイ・シトラス・ハーブ。
- 味わい
-
度数の割りに口当たりは優しく、香りほど甘くない。
フルーティーさがメイン。
青リンゴ・メロン・スパイス・モルティ・シトラス。
- 余韻
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程よく続く。
最初は甘くフルーティーで、最後はビターでスパイシー。
「アランモルト 10年」は、いわゆる優等生のような立ち位置にいるウイスキーだと感じました。
総合力が高く、味わいに関してはあまりネガティブな印象を持ちません。
本当に、発売当初の価格帯だったらどれだけ良かったことか…。
飲み方別の評価
アルコール刺激はあるものの、飲みごたえがあって好印象。フルーティかつスパイシー。
おすすめ度 [star-list number=3] 3
加水してもバランスが崩れず、味もボヤけない。甘くフルーティーな味わいが増す。
おすすめ度 [star-list number=4] 4
アルコール感がなくなり、フルーティーさも消えない。若干シェリー樽由来の風味が感じられるようになる。
おすすめ度 [star-list number=4] 4
水割りまで行くと若干ボディが薄れる。この銘柄の良さを考えると、水割りでなくてもよい。
おすすめ度 [star-list number=2] 2
フルーティーで爽やか。飲みやすくバランスが良い。ごくわずかにソルティさも感じられる。
おすすめ度 [star-list number=5] 5
総合評価 [star-list number=3] 3
今回の「アランモルト 10年」の総合評価は、価格高騰によって少し低めの点数になっています。
5,000円前後ならかなり高評価です。
コスパは悪いですが味わいの文句は付け難く、度数も46%で飲みごたえもあるため、ウイスキー好きはぜひ一度飲んでみてください。
フルーティーなウイスキーが好きな人には特にピッタリ!
アランモルト 10年の評価まとめ
今回は、スコッチのアイランズモルト「アランモルト 10年」についてご紹介しました。
- 青リンゴ系のフルーティーさをメインに感じる
- 飲みやすさと飲みごたえのどちらも感じられる
- どの飲み方でも比較的美味しく飲める
バランスが良くて飽きの来ない味わい、飲み方の汎用性など、自宅に1本あったら重宝すること間違いなしです。
少々高くても、まだ飲んだことのない人は一度買ってみても損はありません。
ファンが多く、ネット上の評価も高めです!
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