レビュー│グレンアラヒー 12年【2025年コンペのベストシングルモルト】

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いのかず

バーテンダー/ブロガーのいのかず(@InoKazuBlog)です。

今回の記事では、スコッチウイスキーのスペイサイドモルト「グレンアラヒー 12年」についてレビュー・評価をしていきます。

ウイスキーを買うときになるべく失敗したくない!という人は、ぜひ最後までご覧ください。

いのかず

もしかしたら目ざとい人が買い始めて、これから本数が少なくなるかも!気になる人は早めに買っておきましょう!

このレビュー・評価は2025/7/21時点のものです。

グレンアラヒー 12年
総合評価
( 4.5 )
メリット
  • シェリー樽のリッチな風味が存分に味わえる
  • フルボディで飲み応えがあって満足感は非常に高め
  • 12年以上の熟成感があり、シンプルに味わいの質が高い
  • 2025年のコンペで世界一のシングルモルト獲得
デメリット
  • もう少しだけ価格が落ち着いたらベスト
CONTENTS

グレンアラヒー 12年とは

グレンアラヒー 12年
基本情報
生産国

スコットランド

分類

シングルモルト(スペイサイド)

容量 / 度数

700mL / 46%

熟成樽
  • オロロソシェリー樽
  • ペドロ・ヒメネスシェリー樽
  • 赤ワイン樽
  • ヴァージンオーク樽
主な受賞歴
2025 WWA single malt world's best
ISC-2024-gold
SFWSC-2024-double-gold

グレンアラヒー 12年」は、スコットランドのスペイサイド地域にあるグレンアラヒー蒸溜所で造られる、フラッグシップモデル(ブランドを代表する銘柄)となるウイスキーです。

熟成樽は2種のシェリー樽とワイン樽、ヴァージンオーク樽を使っているため、非常にリッチで落ち着きのあるフルーティーさが生み出されます。

度数が46%と少し高めで、着色料や冷却ろ過を施さず造られており、味わいの豊かさや飲んだ時の満足度は高めです。

加えてノンピートで造られており、クセのない華やかな風味が楽しめるため、ウイスキー初心者をはじめ、シェリー樽に造形の深い飲み慣れた人まで、幅広い人が満足できる仕上がりとなっています。

いのかず

イギリスのウイスキー専門雑誌によって2007年から開催されている世界的なウイスキーコンペティションのWWA(World Whiskies Awards)で、ワールドベストシングルモルト(世界1位のシングルモルト)を獲得したほど、質の高いウイスキーです!

グレンアラヒー 12年の評価・レビュー

ウイスキーの評価・レビューh2見出し画像

バーテンダーである筆者が「グレンアラヒー 12年」を実際に飲んだときの評価・レビューをします。

いのかず

どんな味わいか・どんな飲み方がおすすめなのか・どこがおすすめのウイスキーなのかを詳しくご紹介!

テイスティングレビュー

数値が高い=良いウイスキーではありません

テイスト
香り

アルコール刺激はあまりなく、甘い香り。
ハチミツ、ドライフルーツ、ダークチョコ、スパイス。

味わい

ややオイリーな口当たりで、濃厚かつリッチな味わいで飲み応えもある。
ハチミツ、ダークチョコ、ドライフルーツ、シトラス、スパイス、コーヒー、ほんのりビター、オーク香。

余韻

深みのある甘さと、ややスパイシーでビターなオーク香が長めに続く。

グレンアラヒー 12年」は、スペイサイドモルトの華やかでフルーティーな特徴は保ちつつ、加えてシェリー樽由来の風味やリッチさ、飲み応えを兼ね備えた、ウイスキー好きが欲しいさまざまな要素を持ち合わせている印象です。

複雑な味わいが楽しめる一方で、バランスは比較的整っており、どんな人でも楽しめる味わいではないでしょうか。

ちなみに、同じく2種のシェリー樽で熟成している「グレンドロナック 12年(レビュー)」と比べると、本銘柄のほうがシェリー樽の風味が濃厚でリッチ、かつ飲み応えがしっかりとあります。

もちろん両者ともに違う良さがありますが、シェリー樽の風味が好きな人や、満足感を求めたい人は断然アラヒーに軍配が上がるでしょう。

いのかず

旧ボトルと比べると、よりシェリー樽感が増していて、飲んだ時の深みや満足感が強くなった印象があります。

飲み方別の評価

自分がいつもしている飲み方に合うウイスキーなのか、ぜひ参考にしてみてください。

ストレート

リッチで複雑な味わいを楽しむならストレートが1番。アルコール感もなく飲みやすい。リッチな風味がダイレクトに感じられる。

おすすめ度

トワイスアップ

1:1だとストレートよりもやや爽やかなフルーティーさがよく感じられる。少量加水だとスパイシーさが目立って銘柄の良さが発揮されない印象。

おすすめ度

ロック

前半はスパイシーさや樽香がよりハッキリと出て来る。加水が進むとフルーティーさが強くなり、飲み口も柔らかくなる。ボディがあるため、薄まらずに飲める。

おすすめ度

水割り

フルーティーかつチョコのような甘さを感じるが、リッチさはだいぶ失われる。

おすすめ度

ソーダ割り

樽の風味が若干強く出るものの、華やかさも感じられる。エグミまでは出ないが、わざわざこの銘柄で飲むほどではない。

おすすめ度

総合評価

グレンアラヒー 12年」は12年熟成のウイスキーの中では、トップクラスに満足度の高いウイスキーです。

価格はやや高めであるものの、味わい的にはまったく高価に感じませんでした。

味わい深いウイスキーが好きな人、甘くてフルーティーなウイスキーが好きな人、シェリー樽の風味が好きな人、飲み応えがあって満足度の高いウイスキーが好きな人など、幅広い層に刺さる銘柄ではないでしょうか。

比較的どの飲み方でも楽しめる銘柄でもあるため、家飲みウイスキーとしての評価に加え、シンプルにウイスキーとしての質の高さも感じられる、素晴らしい1本でした。

いのかず

世界的に高い評価を受けるのも納得の味わいですね。

グレンアラヒー 12年の評価まとめ

今回は、スコッチウイスキーのスペイサイドモルト「グレンアラヒー 12年」についてご紹介しました。

ご紹介したウイスキーのまとめ
  • シェリー樽由来の、甘くリッチで落ち着いたフルーティーさが存分に味わえる
  • 飲みやすさの中に飲み応えもあって、初心者から上級者まで幅広い人が楽しめる
  • 世界1位のシングルモルトに選ばれるほどの質の高さが、実際に飲んでも感じられる

近年、シェリー樽系のウイスキーは価格高騰している銘柄ばかりで、どうしてもコスパで考えるとそこまで満足できない銘柄が多い中、本銘柄は現状(2025/7/21時点)では価格以上の満足感を得られる点が評価できました。

懸念点としては、これから品薄気味になってアラヒーも高騰してしまうということでしょうか。

少しでも気になる人は、飲んでまったく損をしないどころか、満足できること間違いなしですので、これを機にぜひ飲んでみてはいかがでしょうか。

いのかず

シェリー樽系のウイスキーは、樽の効き方の好みが人によって異なりますが、個人的には全体を通して見てもかなり高評価でした。

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いのかず

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