レビュー|ラガヴーリン 8年【爽やか・パワフルな味わいと強烈なスモーク】

いのかずバーテンダー/ブロガーのいのかず(@InoKazuBlog)です。
今回の記事では、スコッチウイスキーのアイラモルト「ラガヴーリン 8年」についてレビュー・評価をしていきます。
ウイスキーを買うときになるべく失敗したくない!という人は、ぜひ最後までご覧ください。
※このレビュー・評価は2026/4/14時点のものです。


- 強烈なスモーキーさが楽しめる
- フレッシュな味わいで爽やかな飲み心地
- 「16年」とは違った表情があり、違いを楽しめる
- クセの強すぎるウイスキーが苦手な人にはミスマッチ
- 度数48%の割にはボディがそこまで厚くない
ラガヴーリン 8年とは


- 生産国
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スコットランド
- 分類
-
シングルモルト(アイラ)
- 容量 / 度数
-
700mL / 48%
- 熟成樽
-
リフィルのアメリカンオーク樽
- 主な受賞歴
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「ラガヴーリン 8年」は、スコットランドのアイラ島にあるラガヴーリン蒸溜所で造られるシングルモルトウイスキーです。
もともと2016年にラガヴーリン蒸溜所の200周年を祝うための記念エディションとして発売されました。
その後、好評を博したことを機に通常ラインナップに加わり、現在も安定して購入できるウイスキーとなっています。
度数は48%と高めで、若さのあるパワフルな味わいが特徴です。
ラガヴーリン 16年との違いは?


「ラガヴーリン 8年」と「ラガヴーリン 16年」の1番の違いは、やはり熟成感です。
「8年」は若さあふれるパワフルで力強い風味であるのに対し、「16年」はリッチで落ち着きのある風味があります。
8年の熟成期間の差で、香り・味わいが大きく異なります。
何ならおそらくブラインド(銘柄を伏せて)で飲んでも、「8年」は「ラガヴーリン」だとわからないかもしれません。
とはいえ共通点として感じるのは、スモーキーさや潮気はもちろんとして、どちらもやや湿り気のある草木のような香り、ナッツのような芳ばしさ、、ドライな余韻、チョコレートのようなニュアンスがある部分でしょうか。
どちらが自分に合っているかわからない人は、以下の基準を参考にしてみてください。
- フレッシュでパワフルな味わいを楽しみたい・より力強いスモーキーさを求めたい
→「ラガヴーリン 8年」 - リッチで熟成感のある味わいを楽しみたい・ドッシリとした重めの味わいが好き
→「ラガヴーリン 16年」



価格も約4,000円の差があるので当然ですが、「16年」の満足感はスゴいですね。とはいえ、そもそも両者に求めるものが違うため、一概にどちらが良いとは言えません。
ラガヴーリン 8年の評価・レビュー


バーテンダーである筆者が「ラガヴーリン 8年」を実際に飲んだときの評価・レビューをします。



どんな味わいか・どんな飲み方がおすすめなのか・どこがおすすめのウイスキーなのかを詳しくご紹介!
テイスティングレビュー
※数値が高い=良いウイスキーではありません
- 香り
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若々しく力強い香り。
バニラ、リンゴ、モルト、薬品香、強烈なスモーク、革製品、潮気。 - 味わい
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非常にパンチのある味わい。オイリーな口当たり。
バニラ、ハーブ、モルト、薬品香、ナッツ、レモン、強烈なスモーク、チョコレート、潮気、スパイス。 - 余韻
-
スパイシーさとスモークが長く続く。
「ラガヴーリン 8年」は、若々しくパワフルな味わい・スモーキーさが特徴です。
若々しいとは言え、アルコール刺激がそこまで強いわけではなく、口当たりは滑らかですし、度数の割には飲みやすさがあります。
クセは非常に強く、「ラフロイグ 10年」や「アードベッグ 10年(TEN)」にも引けを取りません。
味わいのクオリティも高く、アイラモルトの強烈なスモーキーさを愛している人なら満足できること間違いなしです。



アイラモルトの中でも特にクセの強い「ラフロイグ」や「アードベッグ」とも絶妙に棲み分けているため、本銘柄でしか感じられない個性がしっかりと感じられます。
飲み方別の評価
自分がいつもしている飲み方に合うウイスキーなのか、ぜひ参考にしてみてください。
ストレート
良い意味で若々しさが感じられる。非常にパワフルな味わい・スモーキーさで、満足度が高い。爽やかな印象。度数の割に飲みやすい。
おすすめ度
トワイスアップ
スモーキーさ中にフルーティーさと柔らかい甘さを感じるが、少しボヤけている。少量加水だとややスパイシーさが強い。
おすすめ度
ロック
爽やかなスッキリとした飲み心地・味わいで、甘さは控えめになりドライな味わい。わずかにビターさが出てくるため、好みが若干分かれる可能性。
おすすめ度
水割り
バランスは悪くないのだが、ボディが薄く感じる。
おすすめ度
ソーダ割り
爽やかさの中に重厚感のあるスモーキーさを感じる。飲み口はクリーミーで甘さもほんのり感じられ、バランスが良い。わずかに感じる酸味が爽やかさを後押ししている。
おすすめ度
総合評価
「ラガヴーリン 8年」は、廉価版の「ラガヴーリン」という位置付けではない質の高さがあり、熟成年数が短いから劣っているわけではないことを証明してくれています。
比較的飲み方の汎用性もある点も、家飲み用ウイスキーとして嬉しいポイントです。
評価が上がりきらなかった理由は、度数が高い割に、ボディがそこまで厚くなかった点が挙げられます。
もう少しコクがあれば、同価格帯では間違いなく最高のアイラモルトだったでしょう。



とはいえ、そこまでネガティブな要素を感じることはなく、十分に満足できる味わいですので、素直におすすめできます。
ラガヴーリン 8年の評価まとめ
今回は、スコッチウイスキーのアイラモルト「ラガヴーリン 8年」についてご紹介しました。
- 度数が48%と高く、「16年」よりシャープで若々しい味わいとパワフルなスモーキーさが特徴
- 熟成年数は若めだが味わいの質は高めで、アルコール刺激も少なめ
- 比較的飲み方に汎用性があり、コスパも悪くない
筆者の周りにいるウイスキー好き(同業ではない)の何人かに聞いた話ですが、本銘柄は「ラガヴーリン 16年」を愛飲していた人ほど興味をあまり示さない傾向にありました。
8年熟成だと「ラガヴーリン」の良さが出ていないだろうと思っていたそうです。
しかし、実際には「8年」には「8年」の良さがギッシリと詰まっていますし、「16年」とは異なる位置付けとして購入する価値は十分にあります。
まだ飲んだことのない人は、ぜひこれを機に飲んでみましょう。




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