レビュー|サントリー ローヤル【華やかでクラシカルな味わい】

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いのかず

バーテンダー/ブロガーのいのかず(@InoKazuBlog)です。

今回の記事では、サントリーのブレンデッドウイスキー「サントリー ローヤル」についてレビュー・評価をしていきます。

ウイスキーを買うときになるべく失敗したくない!という人は、ぜひ最後までご覧ください。

このレビュー・評価は2024/10/3時点のものです。

サントリー ローヤル
総合評価
( 4 )
メリット
  • 低価格なのに芳醇さがある
  • 豊かで華やかな味わい
  • ジャパニーズウイスキーの良さを感じられる
デメリット
  • ストレートだと接着剤のような風味をほのかに感じる
  • スッキリと飲みたい人にはミスマッチ
ローヤル
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CONTENTS

サントリー ローヤルとは

サントリー ローヤル
生産国

生産国

日本

分類

分類

ブレンデッド

容量

内容量

700mL / 660mL

度数

度数

43%

サントリー ローヤル」は、サントリーの創業者、かつ初代マスターブレンダーである鳥井信治郎の名作と呼ばれるウイスキーです。

ボトルは独特の形をしていますが、これは「酒つぼ」という意味を持つ漢字「酉(とり)」をイメージして作られたもので、コルク栓は鳥居をかたどっています。

いのかず

酉は「酒」という漢字の部首でもあります!「氵(さんずい)」じゃないんですね!

ちなみに、日本洋酒酒造組合の定めるジャパニーズウイスキーの表示基準に合致した商品です。

今でこそ4,000円くらいで買えるウイスキーですが、かつては上流階級の人しか飲めないほどの高級酒でした。

容量660mLの「スリムボトル」も販売していますが、希望小売価格をmLで換算してみると、スリムボトルの方がお得になることがわかります。

容量・価格換算表
サントリー ローヤル
ローヤル
サントリー ローヤル スリムボトル
ローヤル スリムボトル
容量700mL660mL
希望小売価格
(税込)
3,900円3,390円
換算した価格
(/100ml)
557.14円/100mL513.64円/100mL
いのかず

僕の場合、ボトルデザインは通常ボトルの方が好きなため、最初は通常ボトルを買い、なくなったらお得なスリムボトルを買って、通常ボトルの方に詰め替えています!

サントリー ローヤルの評価・レビュー

バーテンダーである筆者が、「サントリー ローヤル」を実際に飲んだときの評価・レビューをします。

いのかず

どんな味わいで、どんな飲み方がおすすめで、どこがおすすめのウイスキーなのかを詳しくご紹介!

テイスティングレビュー

数値が高い=良いウイスキーではありません

香り

香り

甘く華やかで、芳醇な香り。

シロップ、オレンジピール、オーク香、ドライフルーツ

味わい

味わい

豊かで王道かつクラシカルな味わい。

しっかりめのオーク香、ドライフルーツ、モルトの甘み、わずかにシトラス、コーヒー、スパイス

余韻

余韻

長く続き、ウッディかつ若干のスモーキーさを感じる。

サントリー ローヤル」は、サントリーのブレンデッドウイスキーの中でも、上位クラスに位置するウイスキーです。(「響 JAPANESE HARMONY」の1つ下)

その位置づけに恥じない素晴らしいブレンドとなっていて、この価格帯でここまでの芳醇さが出せるのかと驚きました。

味わいの方向としては、シングルモルトの山崎(レビュー)」と似ていて、ウッディで華やかな印象です。

いのかず

おいしく、しかも低価格で安定して供給できるウイスキーなので、おのずと高評価になります。

飲み方別の評価

ストレート

ストレート

サントリーのブレンデッドの中でも比較的上位に位置するものの、意外とアルコールのアタックは強め。悪くはないが、少々気になる。接着剤のような風味を感じないこともない。

おすすめ度

トワイスアップ

トワイスアップ

ストレートのときに感じたアルコール感がやわらぎ、甘さと華やかさ、フルーティーさが出てくる。1:1でも良いが、どちらかと言えば少量加水がおすすめ。

おすすめ度

ロック

ロック

こちらもアルコール感が抑えられ、口当たりはなめらかになり、香りの抜けも良くなる。甘さは締まりすぎず、ちゃんと感じられる。

おすすめ度

水割り

水割り

芳醇さ・華やかさが引き立つ。スッと染み込むような優しい水割り。ウッディさはあるものの、渋みやエグミまでは出ない。

おすすめ度

ソーダ割り

ソーダ割り

おいしいが、このウイスキーの良さが出ているかと言われると、そうでもない。リッチな風味が消えるため、個人的にはソーダとの相性はミスマッチ。

おすすめ度

総合評価

サントリー ローヤル」は、ストレートで飲むと少々飲みづらさを感じるものの、適切な飲み方をすれば、価格以上の味わいが感じられるウイスキーです。

コスパは高めで、低価格の割にリッチな味わいで、飲んだときの満足感があります。

どことなくオリエンタルな樽香があり、スコッチとの違いもしっかりと感じられるので、「ジャパニーズウイスキーの味」を知りたい人にもおすすめです。

いのかず

鳥井信治郎がウイスキー造りに込めた思いが、現代の僕たちにも伝わってくるような味わいがします。

サントリー ローヤルの評価まとめ

今回は、ジャパニーズウイスキーのブレンデッド「サントリー ローヤル」についてご紹介しました。

ご紹介したウイスキーのまとめ
  • 価格だけで言えば、容量660mlの「スリムボトル」がおすすめ
  • 芳醇な甘さと華やかな樽香が楽しめる
  • サントリーのブレンデッドの中でも上位クラスだが、比較的コスパも良い

味の違いや系統を知るためにも、サントリーの他のウイスキーとの飲み比べも非常に勉強になります。

いのかず

やはり味わいの似た「山崎」や、上位モデルとなる「響 JAPANESE HARMONY」、1ランク下の位置づけとなる「リザーブ」も飲んでおきたいところ!

ローヤル
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いのかず

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