レビュー|ザ・グレンリベット 12年【必ず飲んでおきたいシングルモルト】
バーテンダー/ブロガーのいのかず(@InoKazuBlog)です。
今回の記事では、スコッチのスペイサイドモルト「ザ・グレンリベット 12年」についてレビュー・評価をしていきます。
ウイスキーを買うときになるべく失敗したくない!という人は、ぜひ最後までご覧ください。
※このレビュー・評価は2024/10/7時点のものです。
- クセがなく、誰でも飲みやすく初心者には特におすすめ
- 甘さがメインで、フルーティーさもある
- どの飲み方でも比較的おいしく飲める
- 値上がりにより、以前よりコスパが悪くなった
- 味わいに深みがなく、ややおもしろみに欠ける
ザ・グレンリベット 12年とは
生産国
スコットランド
分類
シングルモルト(スペイサイド)
内容量
700mL
度数
40%
熟成樽
- バーボン樽
- ヨーロピアンオーク樽
主な受賞歴
「ザ・グレンリベット 12年」は、世界一売れているシングルモルトに輝いた実績のある、非常に有名なウイスキーです。
スペイサイドで造られる銘柄の中でもとても王道な味わいで、ウイスキー初心者でも飲みやすく、「シングルモルトウイスキーの入門銘柄」としてよく名前が挙がります。
グレンリベット(Glenlivet)は、ゲール語で「静かな谷」という意味。スコッチには「グレン(Glen)」と名の付く銘柄が多いが、これは豊かな水源がある「谷」に蒸溜所が立ち並ぶことに由来している。
ちなみに「ザ・グレンリベット 12年」を造るグレンリベット蒸溜所は、1824年に英国政府の公認蒸溜所第一号になった歴史ある蒸溜所です。
そんな歴史ある蒸溜所だからこそ、これだけベストセラーになっても原酒不足に陥らず、安定供給できるような設備がしっかり整っているんですね。
ザ・グレンリベット 12年の評価・レビュー
バーテンダーである筆者が、「ザ・グレンリベット 12年」を実際に飲んだときの評価・レビューをします。
どんな味わいか・どんな飲み方がおすすめなのかを詳しくご紹介!
テイスティングレビュー
※数値が高い=良いウイスキーではありません
香り
甘くて華やか。
バニラ、青リンゴ、ナッツ、フローラル。
味わい
香りと同様に甘め。
モルト、バニラ、ハチミツ、青リンゴ、シトラス。
余韻
モルトの芳ばしさ、フルーツ、スパイス、オーク香が柔らかく続く。
「ザ・グレンリベット 12年」は非常にバランスが良く、誰でも飲みやすい感じに仕上がっています。
以前のボトルはよりフルーティーでしたが、現行ボトルはモルト感が強くなり、味わい的には平たくなった印象です。
突出した個性はありませんが、誰が飲んでも満足感は得られるでしょう。
とてもスタンダードな味わいです!以前はコスパに優れていたのですが、値上がりした今、そこまでコスパは高くありません。普通くらいですね。
飲み方別の評価
ストレート
飲みやすいがそこまで深みがないため、ゆっくりストレートで飲む感じでもない。若干のアルコール刺激はある。
おすすめ度
トワイスアップ
アルコール感が弱まり、甘さとフルーティーさがよりしっかり感じられる。
おすすめ度
ロック
甘さが引き締まり、樽香とビターさを感じられるようになる。シャープな味わいが好きな人にはおすすめだが、まったく印象に残らない。
おすすめ度
水割り
柔らかい味わいになる。甘さとフルーティーさはしっかりと感じられ、馴染みも良い。
おすすめ度
ソーダ割り
バランスがとても良く、フルーティーさが際立つ。爽快感もありサッパリとした飲み心地で、誰にでもおすすめできる。
おすすめ度
総合評価
「ザ・グレンリベット 12年」は、総合的に良くできたウイスキーだなと感じました。コスパが良く、飲み方の汎用性もあり、飽きの来ない味わいと、家飲みに欲しいポイントを押さえています。
味わいに少々おもしろみが欠ける部分はありますが、シングルモルトの12年熟成でこれだけ安定供給できるのですから、素晴らしいですね。
どんなコンディションで飲んでもおいしく飲めるのも高評価!
ザ・グレンリベット 12年の評価まとめ
今回は、スコッチのスペイサイドモルト「ザ・グレンリベット 12年」についてご紹介しました。
- シングルモルトウイスキーの入門編というくらい王道の銘柄
- シングルモルト世界売上1位に輝いた実績がある
- どの飲み方にも合うため、家飲みとしては最適の銘柄
今後ウイスキーを飲んでいくなら、間違いなく一度は飲むことになる銘柄です。
クセがなくて手に入れやすい価格帯ですので、これを機にぜひ一度飲んでみてはいかがでしょうか。
原酒不足による値上がりと終売が続く中、安定供給とコスパは正義!
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