
バーテンダー兼ブロガーの「いのかず(InoKazuBlog)」です。
今回の記事では、スコッチのブレンデッドウイスキー「バランタイン 17年」についてレビュー・評価をしていきます。
ウイスキーを買うときになるべく失敗したくない!という人は、ぜひ最後までご覧ください。


- 飲みやすさと複雑さがあり、幅広い人におすすめできる
- 贈答用としてもおすすめ
- どの飲み方でも比較的おいしく飲める
- 価格が上がり、少々コスパが悪くなった
- 突出した個性はない


バランタイン 17年


原産国 | スコットランド |
分類 | ブレンデッド |
容量 | 700ml |
度数 | 40% |
キーモルト | スキャパ ミルトンダフ グレンバーギー グレントファース |
「バランタイン 17年」は、1950年代に日本で発売されて以来、長年にわたって愛されているブレンデッドウイスキーです。
美しいボトルデザインと華やかでバランスの取れた味わいは、プレゼントや贅沢な家飲み用ウイスキーとしても人気。
40以上の原酒がブレンドされていますが、その中でも4つのキーモルト(ブレンドの中核を成すウイスキー)となっている銘柄と、その役割も簡単にご紹介します。



「スキャパ」以外は、バランタインブランドが出しているウイスキーです!今回ご紹介する「バランタイン 17年」と飲み比べると、味わいの比較ができてとてもおもしろいですよ!
バランタイン 17年の評価・レビュー


バーテンダーである筆者が、「バランタイン 17年」を実際に飲んだときの評価・レビューをします。



どんな味わいか・どんな飲み方がおすすめなのか・どこがおすすめのウイスキーなのかを詳しくご紹介!
テイスティングレビュー
※数値が高い=良いウイスキーではありません
- 香り
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複雑で豊かな香り。
バニラ・オーク香・フローラル・革・モルト。
- 味わい
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クリーミーで優しい口当たりで、バランスも良い。
バニラ・シトラス・柔らかいスモーク・スパイス・コーヒー。
- 余韻
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そこそこ長めに続き、ビターかつスパイシー。
「バランタイン 17年」は、飲みやすさと満足感のどちらも兼ね備えた、出来の良いウイスキーです。
初心者から飲み慣れた人まで、さまざまな人におすすめできます。
どれかの味わいが突出している感じではなく、いろんな味わいもバランスよく楽しめるでしょう。



バランタインはどの銘柄もおいしく、信頼できるブランドです。
飲み方別の評価


アルコール刺激はあまり感じず、口当たりも良い。バランスが良く、複雑味もしっかり感じられる。
おすすめ度 5


華やかな甘さが前面に出るものの、少し軽くなりすぎな印象も。少量加水がベター。
おすすめ度 3


時間経過によって全然違う顔を見せる。最初は甘さ、次第にフルーティー、ビターと変化する。
おすすめ度 4


優しく芳醇で、飲み飽きない複雑さが楽しめる。
おすすめ度 4


ソーダの発泡性に負けず、リッチな味わいはそのまま。ほんのりスモークも感じる。
おすすめ度 4
総合評価 3.5
「バランタイン 17年」は、飲み飽きない複雑でリッチな味わいが楽しめ、バランスも良いため、満足度が高いです。
前はもっとコスパに優れていましたが、今は少し高くなったのが残念でなりません。
それでもまだ買ってもいいかなと思える味わい・価格帯です。



とても有名で王道な銘柄なので、これからウイスキーを飲んでいくなら必ずおさえておきたい銘柄の1つ!
バランタイン 17年の評価まとめ
今回は、スコッチのブレンデッドウイスキー「バランタイン 17年」についてご紹介しました。
- バランスが良く華やかな味わい
- いろんな飲み方で楽しめる汎用性の高さ
- 少しリッチな家飲み用・贈答用のどちらも担えるリッチな味わい
安定して手に入るおいしいブレンデッドを探しているなら、かなりおすすめです。
尖った個性はないものの、誰が飲んでも比較的おいしく感じられる味わいではないでしょうか。



もう少しだけ価格が落ち着いてくれれば、もっと高評価をしたいところです。




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