レビュー|バランタイン ファイネスト【1,000円台でここまで美味しい】
バーテンダー/ブロガーのいのかず(@InoKazuBlog)です。
今回の記事では、スコッチのブレンデッドウイスキー「バランタイン ファイネスト」についてレビュー・評価をしていきます。
ウイスキーを買うときになるべく失敗したくない!という人は、ぜひ最後までご覧ください。
※このレビュー・評価は2024/10/3時点のものです。
- とにかくコスパ◎
- 安いのにアルコール刺激は柔らかめで、バランスの取れた味わい
- どの飲み方にもよく合う
- 特徴的な味わいはない
- 深みがなくやや単調
バランタイン ファイネストとは
【生産国】
スコットランド
【分類】
ブレンデッド
【内容量・度数】
700mL / 40%
【主な受賞歴】
「バランタイン ファイネスト」は、バランタインブランドの中でもっとも安価な銘柄です。
バランタインブランドに特徴的なV字のラベルは、シェブロンシェイプラベルと言い、紋章学上で「保護」「信頼できる働きを成した建築家」を意味します。
さらにボトル中央の紋章は、ウイスキーを造るうえで重要な要素である「大麦・清流(水)・ポットスチル・樽」が描かれています。
数十種類におよぶモルト原酒をブレンドすることで生まれる、スタンダードながらも卓越したバランスの良い味わいが特徴です。
ファイネストはブランド中最安価と言っても、やはり信頼と実績があって本当においしいウイスキーです!
バランタイン ファイネストの評価・レビュー
バーテンダーである筆者が、「バランタイン ファイネスト」を実際に飲んだときの評価・レビューをします。
どんな味わいで、どんな飲み方がおすすめで、どこがおすすめのウイスキーなのかを詳しくご紹介!
テイスティングレビュー
※数値が高い=良いウイスキーではありません
香り
香りは控えめで優しい。若干アルコール臭はある。
バニラ、キャラメル、ナッツ。
味わい
口当たりは価格の割りになめらかで、バーボン樽由来の味わいが感じられる。
バニラ、ビターチョコ、オークの風味。
余韻
優しいスモーキーさとスパイシーさが程よく続く。
「バランタイン ファイネスト」はどうしても低価格という先入観をもって飲んでしまうためか、価格の割りにけっこうおいしく感じます。
スタンダードなブレンデッドスコッチの味わいが楽しめるので、手軽にスコッチを味わいたい人や、まだあまりウイスキーを飲んだことのない人にも非常におすすめです。
初めて飲んだときよりも、たくさんウイスキーを飲んできたうえでもう一度飲むと、本当に素晴らしさを感じます!
飲み方別の評価
ストレート
価格の割りにアルコール刺激が少ない。他の飲み方よりも甘さがしっかりと感じられる。
おすすめ度
トワイスアップ
フルーティーさが上がる。口当たりはよりまろやかになり、非常に飲みやすい。意外と加水によって味がそこまでボヤけない。
おすすめ度
ロック
なぜか余韻のアルコール臭が強くなる。スモーキーさ・スパイシーさも他の飲み方以上に感じるため、元のバランスを考えると個人的にはあまり好きではない。ただし、加水が進むと甘みがしっかり出てきておいしい。
おすすめ度
水割り
やわらかい味わいと口当たりで、スイスイ飲めてしまう。深みのある味わいではないものの、疲れたときには最適。
おすすめ度
ソーダ割り
水割りと同様スイスイ飲めてしまう。味わいも失わず、やや樽香がしっかりしている。
おすすめ度
総合評価
「バランタイン ファイネスト」は、1,000円台とは思えないほどの高いパフォーマンスです。
価格抜きで考えると特筆するべき点はあまりないように感じますが、何でも値上がり続きの情勢を考えると、コスパの良さは大正義。
コンビニやスーパーなど、どこでも売っているのも嬉しいポイントです。
非常に飲みやすいですし、普通に美味しい銘柄なので、ぜひ一度飲んでいただきたい銘柄の1つに入ります。
なんでこんなに質の高いウイスキーを大量生産・安価でリリースできるのか…。いろんな銘柄を飲むと、このウイスキーの素晴らしさがより感じられるでしょう!
バランタイン ファイネストの評価まとめ
今回は、スコッチのブレンデッドウイスキー「バランタイン ファイネスト」についてご紹介しました。
- 1,000円台という低価格なのに普通においしい
- 味わいのバランスが良く、誰にでもおすすめできる
- 比較的どの飲み方でも合うので、気軽な家飲みに最適
本当に価格以上においしいので、ウイスキーを飲み始めた人はまず飲んでみて、色々飲んだ後にさらにもう一度飲んでみていただいて、感想を聞いてみたいところです。
バランタインブランド、本当に全部出来が良い…。
\さり気なくおしゃれでシンプルなタンブラー/
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