【レビュー】キルホーマン サナイグ【深い甘さと力強いスモーク】
スモーキーなウイスキーは、あんまり重い酒質のものよりも、キルホーマのようにサラッとしているものの方が好きないのかず(@InoKazuBlog)です。
今回の記事では、スコッチウイスキーのアイラモルト「キルホーマン サナイグ」について、
- 評価・レビュー
- おすすめの飲み方
- どんな人におすすめのウイスキーか
- ネット上での評判
これらについてご紹介していきます。
キルホーマン サナイグ
- 度数:46%
- 容量:700ml
- 分類:シングルモルト(アイラ)
- 蒸溜所:キルホーマン
- 樽:オロロソシェリー樽・バーボン樽
- 受賞歴:インターナショナル・スピリッツ・チャレンジ【ゴールド】
キルホーマン蒸溜所はファームディスティラリー(農場型蒸溜所)で、大麦の栽培を自社蒸溜所でおこなっています。
質の高い麦を作っているため、モルトの甘みを感じやすいです。
このサナイグという名前は、キルホーマン蒸溜所の近くにある「サナイグ(Sanaig)」というゴツゴツした岩ばかりの入り江が由来となっています。
フェノール値は50ppmで、ピート香が強めのウイスキーです。
熟成にシェリー樽とバーボン樽のどちらも使っていますが、シェリー樽の比率がかなり高くなっており、フルーティーで深い甘みが楽しめます。
キルホーマン サナイグの評価・レビュー
あくまで個人の感想であって、全員が同じように感じるわけではないので、ご了承ください。
もし「自分はこう感じました!」という人がいたら、この記事の最後でコメントをくれたら嬉しいです。
テイスティング評価
評価項目 | ノート | 評価 |
香り | キャラメル、スモーク、焼けた木、 ドライフルーツ、潮気 | (3.5 / 5.0) |
味わい | プラム、ダークチョコ、 ビターなオーク、ピート | (4.0 / 5.0) |
フィニッシュ | フルーティー、ココア、スパイス | (4.5 / 5.0) |
コスパ | 価格相応の味わいはある。 飲んだことのない人は一度飲む価値あり。 | (3.0 / 5.0) |
キルホーマン サナイグは、リッチかつフルボディで、しっかりとした個性と甘く力強い風味が楽しめます。
フィニッシュも長く続くので、満足度は高いです。
飲み方別の評価
評価項目 | ノート | 評価 |
ストレート | 若いウイスキーならではのパンチの強さを感じる。 とはいえシェリーの甘みがあり、飲みやすい。 | (4.5 / 5.0) |
ロック | 味自体はしっかりしているが、飲み口はサラッとしている。 強いアルコールに慣れていない人におすすめ。 | (4.0 / 5.0) |
水割り | 酒質自体は軽いため、意外にも馴染む。 が、シェリー樽の渋みも感じる。 | (2.0 / 5.0) |
ソーダ割り | 香りは良いが、シェリーの甘みとスモーキーさ、 どっちつかずな印象がある。 | (2.5 / 5.0) |
スモーキーかつしっかりとした甘みが特徴なので、そのどちらも楽しめる飲み方となると、最低限の加水程度にしおくのがおすすめです。
総合評価 [star-list number=3.5] 3.5
キルホーマン サナイグは、フルーティーさとスモーキーさのバランスが良いウイスキーです。
ピート香が強くクセはありますが、甘さと酒質の軽さも持ち合わせているため、そこまでウイスキーを飲み慣れていない人にもおすすめできます。
単パンにチが強いだけのウイスキーではありません。
キルホーマン サナイグはこんな人におすすめ
- スモーキーなウイスキーの中でも、甘みが欲しい人
- クセの強いウイスキーを飲んでみたい人
- まだスタンダードなアイラモルトしか飲んだことのない人
キルホーマン サナイグはクセがありつつも、甘くリッチな味わいがあります。
加えて酒質もサラッとしており、意外にも初心者でも手を出しやすいです。
キルホーマン サナイグの評判
良い評判と悪い評判のどちらも載せようと思ったのですが、悪い評判が全然見つかりませんでした!
キルホーマン サナイグと飲み比べてみたいウイスキー
せっかくキルホーマン サナイグを飲むなら、飲み比べるとおもしろいウイスキーがあるのでご紹介します。
キルホーマン マキヤーベイ
キルホーマンのもう1つの通常ラインナップであるキルホーマン マキヤ―ベイは、「マキヤ―ベイ(Machir Bay)」というアイラ島で1番きれいな浜辺が由来となっています。
樽構成の違いもおもしろく、サナイグはシェリー樽がメイン、マキヤーベイはバーボン樽がメインとなっており、味わいまで真逆です。
名前と味わい、すべてにおいて真逆というのがおもしろいですね!
ぜひ飲み比べてみましょう!
ボウモア 12年
ボウモア 12年は「アイラの女王」とも呼ばれ、上品なスモーキーさと深い味わいが特徴です。
樽の構成自体はキルホーマン サナイグと同じで、バーボン樽とシェリー樽が使われています。
違いは比率で、ボウモアの方がバーボン樽熟成の原酒が多めです。
キルホーマン サナイグよりもクセは少なめなので、アイラモルトの入門編としてもぴったりです!
まとめ:キルホーマン サナイグはスモーキーながらも甘口なウイスキー
今回は、スコッチウイスキーのアイラシングルモルト「キルホーマン サナイグ」についてご紹介しました。
「スモーキーでクセのあるウイスキーにはなかなか手が出せない…」
という人でも、甘く軽い酒質のキルホーマンサナイグは比較的飲みやすいです。
まだ飲んだことのない人でも、飲む価値は大いにあります。
これを機にぜひ一度飲んでみましょう!
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