レビュー|タリスカー 10年【潮の香りとスパイシーさがクセになる】
バーテンダー/ブロガーの「いのかず(@InoKazuBlog)」です。
今回の記事では、スコッチのアイランズモルト「タリスカー 10年」についてレビュー・評価をしていきます。
ウイスキーを買うときになるべく失敗したくない!という人は、ぜひ最後までご覧ください。
※このレビュー・評価は2024/10/11時点のものです。
- 飲みごたえがあり、パンチのある味わいが楽しめる
- スパイシーかつソルティで爽快感がある
- ソーダ割りに非常によく合う
- スモーキーかつクセが強いため、初心者は注意
タリスカー 10年とは
生産国
スコットランド
分類
シングルモルト(アイランズ)
内容量・度数
700mL / 45.8%
熟成樽
バーボン樽
主な受賞歴
「タリスカー 10年」は、スコットランドにある「スカイ島」という島で造られるウイスキーです。
スカイ島は荒々しい気候で天候が変わりやすく、濃霧が立ち込める日も多いため、別名「霧の島」とも呼ばれます。
荒々しい気候がそのまま反映されたようなパンチのある味わいが特徴で、度数が少し高いということもあり、飲みごたえは抜群です。
飲みづらいわけではなく、意外と爽やかに飲めます!
タリスカー 10年の評価・レビュー
バーテンダーである筆者が、「タリスカー 10年」を実際に飲んだときの評価・レビューをします。
どんな味わいか・どんな飲み方がおすすめなのか・どこがおすすめのウイスキーなのかを詳しくご紹介!
テイスティングレビュー
※数値が高い=良いウイスキーではありません
香り
フレッシュでしっかりとした香り立ち。
バニラ、ハチミツ、薬品香、しっかりめのスモーク、潮気、苔。
味わい
刺激的で厚みのある味わいだが、口当たりは滑らか。
バニラ、モルト、ライム、潮気、黒コショウ、スモーク。
余韻
モルトの風味とスモーキーさ、スパイシーさが長く続く。
「タリスカー 10年」は、潮気を感じるアイランズモルトの中でも、ひときわスモーキーさの強い銘柄です。
そのスモーキーさは、クセの強いウイスキーが多いことで知られているアイラモルトに引けを取りません。
しっかりと個性的で、パンチの強さと独特のスパイシーさがあり、飲んだときに満足感があります。
もちろんアイラモルトとはまた違った味わいで、タリスカーにしかない味が楽しめます!
飲み方別の評価
ストレート
まろやかさとパンチの強さのどちらもしっかりと感じられる。意外に奥深い味わいがある。
おすすめ度
トワイスアップ
甘さが増し、スモーキーさや潮の香りの抜けが良くなる。優しさも感じられて馴染みが良い。
おすすめ度
ロック
爽やかさとスモーキーさ、スパイシーさが増す。クセが強いので、刺激を求める人にはおすすめ。
おすすめ度
水割り
甘みは感じられ悪くはないが、わざわざこのウイスキーで作る意味もないなと言うのが、正直な感想。
おすすめ度
ソーダ割り
タリスカーの販売元も推奨している飲み方。黒胡椒を挽いてかける「スパイシーハイボール」が人気。
おすすめ度
総合評価
「タリスカー 10年」は、アイラモルトとはまた違ったクセの強さが感じられる、個性的なウイスキーです。
良い意味での荒々しさがあり、飲み心地を求める人にはうってつけの銘柄ではないでしょうか。
ソーダ割りに関しては前述のとおり「スパイシーハイボール」が人気ではあるものの、普通に飲むなら個人的には通常のソーダ割りの方がおいしいと感じました。
どの飲み方にも合うのも、家飲み用ウイスキーとしては嬉しいポイントですね。
タリスカー 10年の評価まとめ
今回は、スコッチウイスキーのアイランズシングルモルト「タリスカー 10年」についてご紹介しました。
- 独特の潮気とスパイシーさ、スモーキーさがある
- 飲みごたえはあるものの、比較的飲みやすさも感じられる
- ソーダ割りの上から黒コショウを挽きかけるスパイシーハイボールが有名
初心者は少々とっつきにくいクセの強さがありますが、バランスは悪くありません。
有名な銘柄の1つなので、経験として一度飲んでおくことをおすすめします。
潮っぽい味わいやスモーキーなウイスキーが苦手な人だと合いませんが、「個性的なウイスキーが飲みたい!」という人には特におすすめです。
アイラモルトとの飲み比べもおもしろいですね。
\筆者も自宅用で使うテイスティンググラス/
\ウイスキーが美しく映えるロックグラス/
\さり気なくおしゃれでシンプルなタンブラー/
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