レビュー|バッファロー・トレース【コスパ・汎用性・バランス◎のバーボン】
バーテンダー/ブロガーのいのかず(@InoKazuBlog)です。
今回の記事では、バーボンウイスキー「バッファロー・トレース」についてレビュー・評価をしていきます。
ウイスキーを買うときになるべく失敗したくない!という人は、ぜひ最後までご覧ください。
※このレビュー・評価は2024/10/3時点のものです。
- バランスが良く、飲み飽きない味わい
- どの飲み方でもおいしく飲める
- コスパも良く初心者には特におすすめ
- これと言った突出した味わいと個性がない
バッファロー・トレースとは
生産国
アメリカ
分類
バーボン
内容量
750mL
度数
45%
主な受賞歴
「バッファロー・トレース」は、「イーグル・レア 10年」や「ブラントン」など、質の高い銘柄ばかりを生み出しているバッファロー・トレース蒸留所が造る、プレミアムクラフトバーボンです。
その名前は、古代アメリカの荒野にあった野生のバッファローによって刻まれた小道が、探検家をフロンティアに導いたことから、屈強なバッファローと開拓者の”フロンティア・スピリット”に敬意を評したことから名付けられました。
ラベルに年数表記はありませんが、7年以上熟成した原酒を使用しています。
世界的に有名なウイスキーバイブル「JIM MURRAY’S WHISKY BIBLE」を上梓するジム・マーレイ氏によると、「バッファロー・トレース」は「世界最高のウイスキーの1つ」だと明言されています。
世界的なコンペティションで毎年のように受賞していますし、実際に飲んでも本当においしいバーボンです!僕も大好き。
バッファロー・トレースの評価・レビュー
バーテンダーである筆者が、「バッファロー・トレース」を実際に飲んだときの評価・レビューをします。
どんな味わいか・どんな飲み方がおすすめなのかを詳しくご紹介!
テイスティングレビュー
※数値が高い=良いウイスキーではありません
香り
バニラ、キャラメル、シナモン、オレンジ
味わい
バニラ、ハチミツ、シナモン、ハーブ、リンゴ、ドライフルーツ
余韻
柔らかいオーク香とスパイス、バニラの甘さ
「バッファロー・トレース」は厳つめのボトルデザインとは裏腹に、甘さを中心にとてもバランスの取れた味わいで、むしろ上品さを感じます。
突出した個性はないものの、初心者でも飲みやすい取っ付きやすさ、上級者でも満足できる飲みごたえや飽きの来ない味わいがあるため、家飲み用として何度もリピートするのもよいでしょう。
ドライでスパイシーな味わいのバーボンが好きな人には、若干ミスマッチ感があるかもしれないので注意。
とはいえ、樽のエグみや苦み、アルコール刺激など、バーボンに感じがちなネガティブイメージはほとんど感じません。
クラシックな良さはそのままに、悪い部分はモダナイズした、そんな感じのバーボンです!
飲み方別の評価
ストレート
度数は45%と高めだが、アルコール刺激はそこまでない。滑らかな口当たりとライトな味わいで、誰でも飲みやすい。
おすすめ度
トワイスアップ
甘さとフルーティーさ、オーク香が強くなる。
おすすめ度
ロック
余韻の甘さが際立つ。アルコール感も減り、クセがなくスッと飲める。樽の渋みも出ない。
おすすめ度
水割り
バニラの甘さが強く出る。バーボンを水割りにしたときにありがちな、舌に残る重たさがなく飲みやすい。
おすすめ度
ソーダ割り
コーン比率が高い銘柄のため、キリッとした爽快感よりも甘さが感じられる。バランスは悪くないしおいしいが、ドライなソーダ割りが好きな人にはミスマッチ。
おすすめ度
総合評価
「バッファロー・トレース」は強い個性はないものの、非常にまとまりがよく、質の高さを感じられます。
バーボン特有のクセが少なく、バーボン初心者やスコッチ好きにもおすすめです。
同じ価格帯と同じ度数の銘柄に「メーカーズマーク(レビューページ)」がありますが、個人的には断然「バッファロー・トレース」を推します。
互いに原料の違いがあるものの、飲み比べるとバランスの良さで「バッファロー・トレース」に軍配が上がり、「メーカーズマーク」は草っぽさや土っぽさが強く感じられました。
個人的に、バーボンって力強い味わいの銘柄が多くてずっと飲み続けられないんだけど、この銘柄は飲み疲れしませんでした!
バッファロー・トレースの評価まとめ
今回は、バーボンウイスキー「バッファロー・トレース」についてご紹介しました。
- バニラのような甘さがメインで、全体的なバランスが良く、バーボン臭さがない
- 個性に乏しいものの、飲み飽きない味わい
- どの飲み方にもよく合い、コスパも良く、家飲み用として重宝する
750mLで度数45%で約3,000円という点も、家飲み用ウイスキーとして非常に高評価です。
強い個性を求めている人でない限りはハマると思いますので、まだ飲んだことのない人はぜひ一度飲んでみてはいかがでしょうか。
バーボンは低価格だとアルコール感が強いし、おいしい銘柄を探そうとすると5,000円前後するなか、このウイスキーは値上がりもせず安定して手に入るのもよいですね!
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