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バーテンダー兼ブロガーの「いのかず(InoKazuBlog)」です。
今回の記事では、スコッチのブレンデッドウイスキーで、世界的コンペで金賞の受賞歴もある「ブラックボトル 10年」について、レビュー・評価をしていきます。
ウイスキーを買うときになるべく失敗したくない!という人は、ぜひ最後までご覧ください。
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- スモーキーでソルティな風味が楽しめる
- 世界的に高い評価を受けた味わい
- 味はしっかりめだが、バランスが良い
- 10年熟成と考えると少々高価
- 初心者はとっつきにくい味わい
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ブラックボトル 10年
![ブラックボトル 10年](https://inokazu.com/wp-content/uploads/2023/02/9c51a6bbfe7a18d9c424a6ebd122677b.jpg)
![ブラックボトル 10年](https://inokazu.com/wp-content/uploads/2023/02/9c51a6bbfe7a18d9c424a6ebd122677b.jpg)
原産国 | スコットランド |
分類 | ブレンデッド |
容量 | 700ml |
度数 | 40% |
ブラックボトル 10年は、3つの世界的なウイスキーコンペティション(2022年)で、華々しい結果を残したウイスキーです。
- WWA(World Whisky Awards):12年以下のスコッチ部門で優勝
- ISC(International Spirits Challenge):ノンエイジの「ブラックボトル」と共に金賞
- IWSC(International Wine & Spirits Competition):金賞
ノンエイジの「ブラックボトル」はクセがなく、飲みやすいブレンデッドという評価でした。
しかし今回ご紹介する10年熟成のものは、打って変わってしっかりとしたスモーキーさがあり、アイラモルトをしっかりとキーモルトに使っているのかなという印象です。
核となる部分(コクや潮気、甘みなど)は同じで、味わいがよりハッキリとしています。
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初めて飲んだときは、全然スモーキーさが違いすぎて驚きました。
ブラックボトル 10年の評価・レビュー
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バーテンダーである筆者が、ブラックボトル 10年を実際に飲んだときの評価・レビューをします。
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どんな味わいか・どんな飲み方がおすすめなのか・どこがおすすめのウイスキーなのかを詳しくご紹介!
テイスティングレビュー
※数値が高い=良いウイスキーではありません
- 香り
-
スモークとオークをよく感じ、芳ばしい。
バニラ・潮気・青リンゴ・洋梨。
- 味わい
-
口当たりはなめらかでオイリー。
モルト・ハチミツ・黒糖・スモーク・若草・潮気・シトラス。
- 余韻
-
程よく続く。
スモーク・オーク・スパイスがしっかりと鼻から抜けていく。
ブラックボトル 10年は、ブレンデッドの中でも比較的スモーキーで潮気を感じるウイスキーです。
上記のような特徴は、「ジョニーウォーカー ブラックラベル 12年」よりもしっかりと感じられます。
ただクセがあるだけでなく、甘さや酸味などさまざまな要素を持っており、全体的な味のバランスは良好です。
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ブラインド(目隠し)でテイスティングすれば、10年熟成以上の味わいは感じられます。
飲み方別の評価
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スモークとスパイシーさ、オーク香がしっかり感じられ、満足度の高い味わいが楽しめる。味はしっかりめだが、アルコールの刺激はそこまでない。
おすすめ度 [star-list number=5] 5
![トワイスアップ](https://inokazu.com/wp-content/uploads/2021/07/4af52a4345bc1814b9afa9aad58ed13f.png)
![トワイスアップ](https://inokazu.com/wp-content/uploads/2021/07/4af52a4345bc1814b9afa9aad58ed13f.png)
そこまで味がボヤけない。甘さとスモーキーさがハッキリとしてくる。度数は40%しかないので、どちらかと言えば少量加水の方がおすすめ。
おすすめ度 [star-list number=3] 3
![ロック](https://inokazu.com/wp-content/uploads/2021/07/4b2b98e78336a27f64df4a4bf52156a6.png)
![ロック](https://inokazu.com/wp-content/uploads/2021/07/4b2b98e78336a27f64df4a4bf52156a6.png)
ビターさとオーク香が強くなる。甘さとスモーキーさも引き立つものの、渋めな感じ。
おすすめ度 [star-list number=3] 3
![水割り](https://inokazu.com/wp-content/uploads/2021/07/99f0868427607c8407d90270cb6649a4.png)
![水割り](https://inokazu.com/wp-content/uploads/2021/07/99f0868427607c8407d90270cb6649a4.png)
スモーキーさはあるものの、甘くてなめらかな水割りに。コクがあって薄すぎず、バランスは取れている。
おすすめ度 [star-list number=4] 4
![ソーダ割り](https://inokazu.com/wp-content/uploads/2021/07/c31a6ca5db2eec262ea192d89ec7b80c.png)
![ソーダ割り](https://inokazu.com/wp-content/uploads/2021/07/c31a6ca5db2eec262ea192d89ec7b80c.png)
こちらも水割り同様にスモーキーさと甘さの両方を感じる。他の飲み方にはない爽やかなフルーティーさが際立つ部分があり、ソーダの爽快感ともマッチする。
おすすめ度 [star-list number=4] 4
総合評価 [star-list number=3.5] 3.5
ブラックボトル 10年は、スモーキーでしっかりとした味わいがありつつも、なめらかで味のバランスが良く、意外にも飲みやすい銘柄です。
味自体の満足度は高く、10年熟成と考えたら素晴らしい出来と言えるでしょう。
不満点としては、世界的な賞を受賞したとは言え、10年もののブレンデッドに4,000円前後もかけづらいという点です。
そのため、総合評価の点数が上がりませんでした。
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とはいえ、「なぜ世界で評価されるのかを知る」という意味では、飲む価値は大いにあります!
ブラックボトル 10年の評価まとめ
今回は、スコッチのブレンデッドウイスキー「ブラックボトル 10年」についてご紹介しました。
- ノンエイジのものと違い、スモーキーで潮気のある味わい
- しっかりとした風味だが、バランスが良く飲みやすい
- 2022年には、世界的な賞を3つも受賞している
なぜ世界で評価されているのかを知るためにも、一度は飲んでみましょう。
また、ノンエイジの「ブラックボトル」との飲み比べもおもしろいため、合わせて買ってみるのも良いかもしれません。
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リッチなブレンデッドというのも、たまには悪くないですよ。
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