レビュー|デュワーズ 12年【どの飲み方にも合う最高のバランス】
バーテンダー/ブロガーのいのかず(@InoKazuBlog)です。
今回の記事では、スコッチのブレンデッドウイスキー「デュワーズ 12年」についてレビュー・評価をしていきます。
ウイスキーを買うときになるべく失敗したくない!という人は、ぜひ最後までご覧ください。
- 味のバランスが良くなめらかな口当たり
- どの飲み方にもよく合う
- 高コスパ
- まとまりが良い分、個性はそんなにない
デュワーズ 12年
原産国 | スコットランド |
分類 | ブレンデッド |
容量 | 700ml |
度数 | 40% |
主な受賞歴 | モンドセレクション 2020:最高金賞 ISC 2016:金賞 |
「デュワーズ 12年」は、同ウイスキーをリリースするジョン・デュワー&サンズ社が所有するシングルモルト「アバフェルディ」を中心に、12年以上熟成された原酒を40種類以上ブレンドしたウイスキーです。
すべての原酒をブレンドした後、なめらかさを追求するために再び樽に詰めて追加熟成させる「ダブルエイジ製法」を採用。
その結果バランスの取れた味わいに仕上がり、ウイスキー単体で飲むのはもちろん、カクテルのベースとしてもよく馴染みます。
過去におこなわれた日本のバーテンダーによる投票にて、ソーダ割り(ハイボール)に最適なウイスキーとして選ばれたこともあるそうです。
実際に僕のバーでも常に置いてあります。ソーダ割りや水割り、カクテルにもよく使います。
デュワーズ 12年の評価・レビュー
バーテンダーである筆者が「デュワーズ 12年」を実際に飲んだときの評価・レビューをします。
どんな味わいか・どんな飲み方がおすすめなのか・どこがおすすめのウイスキーなのかを詳しくご紹介!
テイスティングレビュー
※数値が高い=良いウイスキーではありません
- 香り
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甘さが強い。
アバフェルディのようなリンゴ系のフルーティーさ・バニラ・ハチミツ・やわらかなスモーク。
- 味わい
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香りと同様甘めで、スムースな口当たり。
ハチミツ・モルト・オレンジ・やわらかなスモークとウッディさ。
- 余韻
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ほどよく続く。
優しいスモークとモルトの甘み・豊かなオーク香。
12年熟成ではあるものの、香りではアルコールの風味をほんのり感じる部分があります。
とはいえ味のバランスが良くて非常に飲みやすく、そんなマイナス点を補って余りあるだけの良さがたくさん感じられるでしょう。
ウイスキー初心者でも臆することなく飲めるおいしさです!コスパも良し!
飲み方別の評価
ほんの少しアルコール感があるものの、甘くて飲みやすい。口当たり自体はとてもなめらかで、スイスイ飲める。
おすすめ度
意外と薄まりすぎない。甘くて優しい口当たりがさらに増す。とはいえ、ウイスキーを飲み慣れている人は水と1:1よりも少量の加水がおすすめ。
おすすめ度
アルコール感がなくなり、風味も締まりすぎない。スモーキーさとフルーティーさ、甘さ、オーク香が強くなる。
おすすめ度
バランスが良く華やか。優しい味わいでクセがない。ほんのりハチミツの甘くさを感じ、スッと染み込むおいしさ。
おすすめ度
フルーティーでスッキリ飲める。風味がしっかり残ってソーダに隠れない。クセもなく、フルーティーさと心地良いオーク香を感じる。
おすすめ度
強い風味を出したいときには物足りなさを感じるが、上品にバランス良く仕上がる。どのカクテルにも使い勝手が良い。
おすすめ度
総合評価
「デュワーズ 12年」は誰でもおいしく飲めて味のバランスも良く、さらにはどの飲み方にも対応できるという汎用性の高さが魅力です。
ほんのりとスモーキーさもありますがクセというほどの強さはなく、ハチミツ系の甘さとオークの芳ばしさをよく感じます。
コスパも高く、家に1本は常に置いておきたいと思わせてくれるウイスキーです。
特に家でカクテルを飲む人は絶対に置いておきたいところ!ウイスキー単体でも楽しめますし、ベースとしても優秀!
デュワーズ 12年のまとめ
「デュワーズ 12年」は、その飲みやすさと汎用性の高さから、初心者~飲み慣れた人、さらには家でカクテルを作るという人まで、幅広い人におすすめできる万能なウイスキーです。
ウイスキーの中でもなかなか見つからないほどの使い勝手の良さがあるので、ぜひ一度は飲んでみてください。
なぜ12年熟成のブレンデッドに高評価を付けているのかわかるはず!
\筆者愛用の高コスパ薄めグラス/
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