- 強烈で爽やかなスモーキーさ
- 一度ハマると抜け出せない中毒性
- 味わいは強いが、軽めの酒質で飲みやすい
今回の記事では、スコッチのアイラモルト「アードベッグ 10年(TEN)」について、
- 評価・レビュー
- おすすめの飲み方
- どんな人におすすめのウイスキーか
- ネット上での評判
これらを中心にご紹介。
「ウイスキーを買いたいけど失敗したくない!」
というあなたも、この記事を読めば「アードベッグ 10年」がどんなウイスキーかがわかります。
アードベッグ 10年(TEN)


度数 | 46% |
内容量 | 700ml |
原産国 | スコットランド |
分類 | シングルモルト(アイラ) |
蒸溜所 | アードベッグ |
熟成樽 | 1st・2ndフィルのバーボン樽 |
受賞歴 | ワールド・ウイスキー・オブ・ザ・イヤー 2008 |
アードベッグ 10年は、「アードベギャン」と呼ばれる熱狂的なファンが世界中にいるウイスキーです。
日本でも年に1回「アードベッグデー」というアードベッグの祭典が開催されるなど、多くの人の心を掴んで離しません。
フェノール値(ざっくり言うとスモーキーさ)は約55ppmと、クセの強いウイスキーがひしめくアイラモルトの中でもかなりスモーキーです。
ウイスキー名 | フェノール値 |
---|---|
アードベッグ 10年 | 約55ppm |
キルホーマン マキヤーベイ | 約50ppm |
ラフロイグ 10年 | 約45ppm |
ラガヴーリン 16年 | 約35ppm |
カリラ 12年 | 約30ppm |
ボウモア 12年 | 約25ppm |
厳密に言うとフェノール値だけでスモーキーさが計れるわけではありませんが、実際に飲んでもスモーキーさは表の順位です。



好きか嫌いかがハッキリ分かれるウイスキー!
アードベッグ 10年の評価・レビュー


バーテンダーである筆者がアードベッグ 10年を実際に飲んだときの評価・レビューをします。



どんな味わいか・どんな飲み方がおすすめなのか・どこがおすすめのウイスキーなのかを詳しくご紹介!
アードベッグ 10年の味わい
グラフにテイスティングをしたときの印象をまとめましたが、「この数値が高いほど高評価!」ということではありません。
あくまで味わいの強さやニュアンスを表しています。
アードベッグ 10年は、香り・味・余韻のすべてが一貫してスモーキーです。
10年熟成と割と短熟めなので、若いウイスキーならではのパワフルさがあります。
強烈なスモーキーさがありますが、酒質自体は意外と軽く、飲み疲れはあまりしません。



若々しい味ですが、トゲトゲしくはないので安心して飲めます。
評価項目 | コメント |
---|---|
香り | 強烈なスモーキーさと薬品香、潮気、若草やレモンのような爽やかな香りもします。 |
味わい | スモークは強いですが、意外と優しくなめらかで、モルトとバニラの甘みも感じます。スパイシーさも。 |
余韻 | スモーキーさとスパイシーさ、バニラの甘さが長く続きます。 |
アードベッグ 10年の飲み方別の評価
ストレート・トワイスアップ・ロック・水割り・ソーダ割りでそれぞれ飲んだ評価をご紹介します。
アードベッグ 10年のおすすめの飲みかたは断然ストレートで、微妙に次いでソーダ割りです。
酒質が軽いため、他の飲みかただと加水によって味わいがボヤケすぎてしまう印象があります。



では、グラフの順に飲みかた別で評価していきます!
評価項目 | コメント |
---|---|
ストレート | アードベッグの良さである強いスモーキーさをしっかりと感じられます。味わいのバランスの良さも感じられるのでおすすめです。 |
トワイスアップ | 水と1:1だと少々薄まりすぎな感じです。飲み口が軽くなりすぎるので、加水するなら少量がおすすめです。 |
ロック | ビターさとスパイシーさが出てきて、甘さは控えめに。あまり時間をかけてしまうと、これもまた薄くなりすぎます。 |
水割り | 少々薄くなりすぎるので、ウイスキーの分量を少し多めに作れば美味しいです。甘みと柔らかなスモークが香る水割りになります。 |
ソーダ割り | ライトで爽快感のあるソーダ割りになります。酸味とスモーキーさがソーダの発泡性とマッチ。 |
総合評価 3.5
僕が個人的に感じるアードベッグ 10年の良さは、
- 他のウイスキーでは感じられない強烈なスモーキーさと個性
- 力強い味わいながらも酒質が軽く飲みやすさがある
- 度数46%でちょうどいい飲みごたえ
この辺りがとても評価できます。
割りと唯一無二の個性を感じるので、飲む価値は大いにあるでしょう。



とても有名で王道な銘柄なので、これからウイスキーを飲んでいくなら必ずおさえておきたい銘柄の1つです。
アードベッグ 10年はこんな人におすすめ!


- しっかりとしたスモーキーフレーバーがあるウイスキーを飲みたい人
- スモーキーなウイスキーを飲みたいけれど飲み疲れはしたくない人
- スモーキーさの中にも爽やかさのあるウイスキーが好きな人
アードベッグ 10年は、ほぼほぼスモーキーさを求めて飲むことが多いです。
そのため、おすすめな人は「スモーキーなウイスキーが好きなことが前提」になります。



初心者はとっつきにくいかもしれませんが、初めて飲んでも好きな人は好きだし、何度飲んでも嫌いな人は嫌いなので、まずは試してみましょう!
アードベッグ 10年のSNSでの評判



9割9分は良い評価です。悪い口コミは見当たりませんでしたが、「スモーキーさが自分には合わない」という声はありました。
アードベッグ 10年のレビュー・評価まとめ
今回ご紹介したアードベッグ 10年のまとめです!
- クセの強いアイラモルトの中でもトップクラスのスモーキーさ
- 世界中にファンがいるほど、強いクセが「クセ」になるウイスキー
- 味わいは強いものの、酒質は軽く、なめらかで飲みやすい
好きになるか嫌いになるかのどちらかしかないウイスキーです。
そこにウイスキーを飲む頻度・飲んだボトルの数などは関係ありません。
純粋に自分に合うかどうかだけなので、ぜひ一度飲んでみて判断してもらいたいです。



もし「手を出しづらい…」という場合は、バーで1杯飲んでみるのもアリ!
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