ピッタリの銘柄を提案｜フルーティーで風味豊かなおすすめウイスキーまとめ

「フルーティーなウイスキー」とひと口に言っても、その風味は実に多彩です。

青リンゴや洋梨の爽やかさ、ドライフルーツのような落ち着いた風味、熟したベリーの甘さ、さらには南国フルーツのような濃厚な香りまで、銘柄ごとに個性が異なります。

もちろんフルーティーさの種類で選ぶ人もいれば、価格帯で選びたい人、目的別に選びたい人など、ウイスキーを選ぶ基準はさまざま。

そこで今回の記事では、おすすめのフルーティーなウイスキーの中から、あなたにピッタリ合った銘柄をご提案します。

あなたにピッタリの銘柄はコレ！選び方別のおすすめウイスキーランキング

フルーティーなおすすめウイスキーを紹介

ザ・グレンリベット カリビアンリザーブ

「ザ・グレンリベット カリビアンリザーブ」はネット販売限定の商品で、ラムを熟成した樽を使って後熟したウイスキーです。

そんなに複雑さはありませんが、わかりやすくトロピカルで、甘くフルーティーな風味がしっかりと感じられます。

味わいはとてもユニークなため、一度飲んでみると経験上プラスになるはずです。

グレングラント 10年

「グレングラント 10年」は、日本ではそこまでメジャーではないものの、イタリアでは非常に人気の高いウイスキーです。

クリアでライトな口当たりでアルコールの刺激もあまりないため、スッと気軽に飲めるでしょう。

10年熟成にしては質が非常に高く、価格的にも評価は高めです。

グレンフィディック 12年 スペシャルリザーブ

「グレンフィディック 12年」は、シングルモルトの世界売上No.1に輝いた実績のあるウイスキーです。

ライトでスムースな酒質で、フレッシュさや甘さ、フローラルな風味、クリーミーでオイリーな口当たりなど、スペイサイドモルトの良さがしっかりと感じられます。

とても有名な銘柄なので、まだ飲んだことのない人は絶対に一度は飲んでおきましょう。

グレンファークラス 12年

「グレンファークラス 12年」は、シェリー樽熟成のウイスキーの中でも、ややライトでスッキリとした甘さが楽しめるウイスキーです。

しっかり甘くて重めのシェリー感を求めている人には少し不向きかもしれませんが、樽の効き方がいやらしくなく、バランスが良く柔らかい印象を受けます。

以前より値上がりして、やや手が届きづらくなったものの、それでもシェリー樽系ウイスキーとして絶対に外せない王道ブランドです。

ベンリアック 12年（ザ トゥウェルブ）

「ベンリアック 12年（ザ トゥウェルブ）」は、12年熟成のわりには非常に豊かな風味が楽しめるウイスキーです。

全体的に優しい印象でバランスが良いのですが、中にしっかりと複雑さや味わい深さがあります。

ノンピートなので、スモーキーなクセのある風味が苦手な人にはおすすめです。

ザ・マッカラン シェリーオーク 12年

「ザ・マッカラン シェリーオーク12年」は、「シングルモルトのロールス・ロイス」と称されるほど質の高いウイスキーです。

シェリー樽熟成のウイスキーと言ったら、絶対にこの銘柄は外せないくらい、シェリー樽の風味がしっかりと、かつ上品に感じられます。

度数が40％で風味の力強さはそんなにありませんが、12年熟成ながらも本当にリッチで、ウットリするような香り高さです。

エックス バイ グレンモーレンジィ

「エックス バイ グレンモーレンジィ」は、ミックス用（カクテルやソーダ割りなど、何かと混ぜる用）に造られたウイスキーです。

ミックス用に造られているだけあり、甘さやオレンジのような風味は強めですが、飲み口は優しくて柔らかく、意外にも飲みやすさがあります。

スッキリとしたフルーティーさを求める人にはやや不向きですが、甘く華やかな味わいが好きで、水割りやソーダ割り、カクテルベースとしてウイスキーを使う人は、ぜひ試してみましょう。

グレンモーレンジィ ネクター・ドール ソーテルヌカスク フィニッシュ

「グレンモーレンジィ ネクター・ドール ソーテルヌカスク フィニッシュ」は、「ソーテルヌ」というデザートワイン（極甘口）の樽で後熟して造られるウイスキーです。

とても華やかな風味で、甘さと爽やかさのバランスが良く、滑らかな飲み心地にはウットリさせられます。

上品な印象で、あまりネガティブな部分が見つからないウイスキーです。

※すぐにではないと思いますが、そう遠くないうちに「グレンモーレンジィ ザ・ネクター 16年（公式サイト）」にモデルチェンジするので、迷っている人は今のうちに購入しておくことをおすすめします。

グレンモーレンジィ オリジナル 12年

「グレンモーレンジィ オリジナル 12年」は、2024年8月21日に従来の「グレンモーレンジィ オリジナル 10年」からリニューアルされた商品です。

特有のオレンジのようなフルーティーさやハチミツ・バニラの甘さがより強くなり、しっかりとしたコクが感じられるようになりました。

甘いとはいえ爽やかさも持っていて、味わい全体に明るいニュアンスが感じられます。

グレンモーレンジィ ラサンタ 12年 シェリーカスク フィニッシュ

「グレンモーレンジィ ラサンタ 12年 シェリーカスク フィニッシュ」は、辛口と極甘口の2種類のシェリー樽で後熟して造られるウイスキーです。

ドライフルーツのような味わいよりも、フレッシュなベリー感が強く、ジューシーで濃厚なフルーティーさが楽しめます。

12年熟成とは思えない落ち着きとリッチさがあり、甘さとベリー系のフルーティーさのどちらも欲しい人には特におすすめです。

アンノック 12年

「アンノック 12年」は、シンプルながらも華やかで、穏やかな中にも厚みのある味わいが楽しめるウイスキーです。

シェリー樽由来の味わいはあまりせず、バーボン樽が優勢で、ややスッキリした甘さが楽しめます。

あまり樽香やクセが強くなく、優しくて飲みやすい味わいが好きな人におすすめです。

グレンドロナック 12年

「グレンドロナック 12年」は、2種類のシェリー樽で熟成して造られるウイスキーです。

シェリー樽由来の落ち着きのあるフルーティーさやリッチな芳醇さ、独特のスパイシーさがしっかりと感じられます。

濃厚な風味はありつつも甘すぎず、上品で華やかにまとまったウイスキーを求める人にはピッタリです。

フェッターケアン 12年（フェッターケン）

「フェッターケアン 12年」は、シンプルかつ柔らかい味わいが楽しめるウイスキーです。

派手さはなく、やや個性が弱めな感じはしますが、度数が40％のわりには満足感のある飲み心地と風味が楽しめます。

一般的な製法でトロピカル感が生まれるのは珍しく、スコッチ全体で見ても少数しかありません。

アラン ソーテルヌカスク

「アラン ソーテルヌカスク」は、極甘口のデザートワイン「ソーテルヌ」の樽で後熟して造られるウイスキーです。

甘さが強い印象ですが、潮気とシトラス系のサッパリとした風味もあるので、バランスは取れています。

度数が高めなので飲み応えはありますが、ノンエイジながらもアルコール刺激はあまり感じず、優雅で華やかです。

アランモルト 10年

「アランモルト 10年」は、10年熟成ながらも風味豊かで、飲み応えもしっかりしたウイスキーです。

ジューシーで爽やかなフルーティーさや、ほんのり潮気を帯びた風味が楽しめます。

味わいのバランスが良く、クセもないため、46％というアルコール度数が気にならない人であれば、幅広い人におすすめです。

カリラ 12年

「カリラ 12年」は、アイラモルトの中でもスモーキーさの度合いは中間位のウイスキーです。

味わいのバランスは非常に優れ、スモーキーさ・甘さ・ドライさ・フルーティーさ・爽やかさなど、さまざまな要素が複雑に絡み合います。

飲みやすさはあるものの、クセは非常に強いので、ウイスキー初心者は注意が必要です。

ボウモア 15年

「ボウモア15年」は、バーボン樽で12年感熟成させた原酒を、3年間オロロソ樽で後熟して造られるウイスキーです。

度数が43％とそこまで高くないにもかかわらず、豊かで満足感のある味わいが楽しめます。

強烈すぎない品の良いスモーキーさ、落ち着いた甘さのあるウイスキーを探している人にピッタリです。

ブッシュミルズ ブラックブッシュ

バスカー アイリッシュウイスキー

「バスカー アイリッシュウイスキー」は、熟成樽としては珍しいマルサラワイン樽を使用し、3種類の原酒（シングルモルト・シングルグレーン・シングルポットスチル）をブレンドして造られるウイスキーです。

トロピカルフルーツのような甘さが特徴で、飲み口も優しく、誰でも取っ付きやすい印象を受けます。

ただ飲みやすいだけではなく、コクのある味わいなので、飲んだときの満足感は高めです。

バスカー シングルモルト

「バスカー シングルモルト」は、ブレンデッドの「バスカー アイリッシュウイスキー」が持っているトロピカルなフルーティーさはそのままに、しっかりとした飲みごたえと豊かな風味が加わったウイスキーです。

度数が44.3％と少しだけ高めですが、飲みやすさはちゃんとあり、初心者でも抵抗なく飲めます。

おいしさはもちろんのこと、個性がしっかりと感じられて、飲んだときの満足感は高めです。

ティーリング シングルグレーン

「ティーリング シングルグレーン」は、アメリカ産の赤ワイン樽のみで熟成して造られるウイスキーです。

なめらかな口当たりで、ワイン樽由来のフレッシュなベリー感、タンニンを感じる樽香が楽しめます。

味わい・価格ともに満足できる仕上がりで、数あるアイリッシュの中でも非常に質の高いウイスキーだなと感じました。

バッファロー・トレース

「バッファロー・トレース」は、ボトルの厳ついイラストからは想像できないほど、バランスが良く上品さの感じられるウイスキーです。

バーボンのクラシックな良さは保ちつつ、飲みづらい部分をモダナイズしていて、飲みやすさが光ります。

甘さが主体で、樽香のクセも少ないため、これからバーボンを飲み始めようと思っている人や、甘く柔らかい口当たりのウイスキーを探している人にピッタリです。

イーグル・レア 10年

「イーグル・レア 10年」は、バーボンの中では10年と比較的長熟なウイスキーです。

クラシカルな味わいながらも上品でバランスが良く、複雑味もあるため、初心者から飲み慣れた人まで、幅広い人におすすめできます。

質の高さを考えれば、価格もそこまで高く感じません。

リージェント

「リージェント」は、アメリカンウイスキーの伝統と日本のブレンド技術が融合して生まれたウイスキーです。

一般的なーボンのようにガツンとした力強い味わいではありませんが、飲みやすさの中にリッチで奥深い味わいがあります。

シェリー樽とワイン樽で後熟したバーボンと、正統なバーボンをブレンドしているため、良い意味でバーボンらしくない、新時代の味わいを感じてみてください。

エンジェルズ エンヴィ

「エンジェルズ エンヴィ」は、ポートワイン樽で後熟して造られる、モダンなプレミアムバーボンです。

甘さとベリー系のフルーティーさが主体で、一般的なバーボンよりも非常に飲みやすく、渋みもありません。

高価ですが、上品かつバーボンらしからぬモダンな味わいが楽しめますし、柔らかい口当たりを求める人にはピッタリです。

ジャックダニエル シングルバレル

「ジャックダニエル シングルバレル」は、その名のとおり1つの樽原酒のみを瓶詰めした、シングルバレルのウイスキーです。（通常のウイスキーは味わいを均一化するために、複数の樽原酒をブレンドする）

リリースごとに味わいが少し異なりますが、概ねどのリリースでも味の質は高く、安心して購入できます。

力強くコクのある味わいで、度数も高く飲み応えもあり、リッチでパンチのある味わいが好みの人にはピッタリです。

サントリーウイスキーオールド

「サントリーウイスキーオールド」は、近年値上がりが激しいジャパニーズウイスキーの中でも、安定して低価格で供給される、高コスパなウイスキーです。

甘く芳醇な風味で、味の系統はシングルモルトの「山崎」に似ています。

ただ甘いだけではなく、ライトで爽やかな印象もあり、和食の食中酒としてもおすすめです。

キリン シングルグレーンジャパニーズウイスキー 富士

「キリン シングルグレーンジャパニーズウイスキー 富士」は、ヘビー・ミドル・ライトの3つのタイプのグレーンウイスキーをブレンドして造られるウイスキーです。

それぞれのタイプのグレーンウイスキーの良さが引き出され、味のバランスが良く、非常に滑らかな口当たりになっています。

飲みやすいのに複雑でボディがしっかりしており、ウイスキー初心者から飲み慣れた人まで、幅広い人におすすめです。

ポール・ジョン ニルヴァーナ

「ポール・ジョン ニルヴァーナ」は、世界No.1のウイスキー消費大国として知られるインドのシングルモルト「ポール・ジョン」のエントリーモデルです。

意外にも主張は強くなく、スモーキーさもないため、わりとシンプルめでスタンダードな味わいを楽しめます。

トロピカルなフルーティーさを楽しみたい人や、明るいニュアンスのフレーバーを楽しみたい人にはピッタリでしょう。

カバラン ディスティラリーセレクト No.1

「カバラン ディスティラリーセレクト No.1」は、近年世界中で高い評価を得ている、台湾で造られるウイスキーです。

温暖な気候で熟成が早く進むため、短期熟成でもしっかりと樽から香気成分が染み出します。

トロピカルフルーツのような甘さが特徴で、温かみのある味わいが楽しめるでしょう。

カバラン トリプルシェリーカスク

「カバラン トリプルシェリーカスク」は、名前のとおり3種類のシェリー樽を贅沢に使って造られる、台湾のウイスキーです。

度数が40％と低めですが、味わいのボリュームはなかなかのもので、リッチかつ芳醇な甘みがしっかりと感じられます。

濃厚でコクのある甘みが好きな人、甘いフルーティーさを求める人にはピッタリです。

スターワード ノヴァ

「スターワード ノヴァ」は、オーストラリア産のモルトを使用し、オーストラリア産の赤ワイン樽のみで熟成されたウイスキーです。

筆者が今まで飲んできたワイン樽系のウイスキーの中で、トップクラスにベリー感が強く感じられました。

濃厚でハッキリとした味わいである反面、若干単調な風味ではあるものの、バランスも良いですし飲む価値は大いにあるでしょう。

まとめ

数え切れないほどリリースされているフルーティーなウイスキーですが、自分の求める味わいや飲み方など、さまざまな条件を絞り込むことで、自分にピッタリの銘柄が見つけられます。

今回の記事で紹介した銘柄数も、厳選したとはいえ32銘柄と非常に多くなりましたが、ぜひ何度も見返してみてください。

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