安くておいしい|3,000円前後の最強コスパウイスキーをプロが厳選
バーテンダー/ブロガーのいのかず(@InoKazuBlog)です。
近年、ウイスキーは値上がり続きで、お手頃価格でおいしい銘柄を探すのが困難になってきています。
無駄な出費をして失敗しないためにも、今回の記事ではバーテンダーである筆者が「3,000円前後で買えるコスパ最強のウイスキー」をご紹介。
おすすめの銘柄以外にも、今後自分でウイスキーを選ぶ際のポイントもご紹介していますので、ぜひ最後までご覧ください。
本当にお得なコスパ最強ウイスキーTOP3
紹介する銘柄数が多くなってしまったので、選ぶ時に迷いにくいよう、おすすめのコスパ最強ウイスキーをランキング形式で3銘柄ご紹介します。
選考のポイントは、誰が飲んでもおいしさを感じやすい点、飲み方の汎用性が高い点です。
今回は絞るのが本当に難航しました…。TOP3は苦渋の決断で厳選しています。個性的でおもしろく、おいしいウイスキーは他にたくさんあるので、ぜひランキング外のウイスキーも見てください!
第1位
- バランスの良さの中に個性がある
- 飲みやすいのに複雑さもある
- 落ち着いた甘さと豊かな樽香、柔らかいスモークなど、リッチな質感の味わい
- スモーキーな風味がまったくダメな人には、やや不向き
僕のブログでは毎回のように上位に食い込ませてスイマセン。でも本当に最強のウイスキーなので…。詳しい紹介欄はこちら!
第2位
- 飲みやすさの中に複雑さも感じられる
- 幅広い人におすすめできるバランスの良い味わい
- ハチミツのような甘さと、洋梨やリンゴのようなフルーティーさが楽しめる
- ピートが効いているため、スモーキーな風味を受け付けられない人はミスマッチ
詳しい紹介欄はこちら!
第3位
- トロピカルなフルーティーさが楽しめる
- 味のバランスが良くてクセもなく、誰でも飲みやすい
- サラッとしすぎず、コクも感じられる
- 熟成感に乏しい
詳しい紹介欄はこちら!
【ウイスキー選びの参考に】筆者が高コスパのウイスキーを選ぶときの基準を紹介
ウイスキーを選ぶときの基準やポイントは、各自で異なります。
まだウイスキーをどうやって選んだらいいのかわからない人のために、購入前に筆者がどういう基準でコスパの高さを推し量っているのかをまとめました。
ぜひ今後自分でウイスキーを探す際の参考にしてみてください。
度数が高い
度数の高さは、風味の強さに直結する要素です。
例えば何かで割ったときでも風味が薄まらず、しっかりとおいしさが持続します。
度数が低めだと、味わいが少しペラくて記憶に残りづらかったり、飲みごたえがなくて退屈な印象を受けたりすることも。
度数が高くてもアルコール刺激が強くては意味がありませんが、度数が高い、かつ質も高い銘柄は、飲んだ時に高い満足感が得られるので、コスパが良いと感じやすくなります。
40%でも味わいがしっかりしていたらOK、43%あれば嬉しく、46%以上あったら最高です。
製法にこだわりが感じられる
熟成に使われる樽が珍しい樽だったり、ブレンドしている原酒の組み合わせがおもしろかったりと、製法にこだわりが感じられる銘柄は、コスパが高く感じやすくなります。
もちろんシンプルな製法でおいしい銘柄もたくさんありますが、実際に飲んでみないと味わいがわかりません。
調べれば出てくる情報だけで「おもしろそう」と感じられる銘柄は、低価格帯でもしっかりとした個性を感じやすいため、ウイスキー選ぶの基準として製法は見逃せないポイントです。
風変わりな製法で造って、味わいのバランスが崩れすぎている銘柄もあるので注意が必要ですが…。
飲み方の汎用性が高い
飲んだことのないウイスキーが気になっているとき、事前にネットでどういうウイスキーなのか調べることもあるでしょう。
レビューを調べたとき、どの飲み方にしてもおいしく飲めそうなウイスキーは、コスパが高い傾向にあります。
家飲みをしていると、その日の気分によって飲み方を変えたくなるときがありますよね。
そんなとき、飲み方の汎用性が高い銘柄は、1本あるだけで楽しみ方の幅が広がります。
1本で二度、三度おいしい銘柄は、家飲みの満足度を高めてくれること間違いなし!
自分の好みに合いそうな予感がある
経験が物を言う部分ですが、自分の好みに合いそうだという予感のする銘柄は、買っても失敗しないケースがほとんどです。
その予感を感じるためにも、自分の好みはよく知っておきましょう。
どの熟成樽の風味が好みか、熟成年数が短いのと長いのどちらが好みか、どの蒸溜所・ブランドが好みかなど、指標となる要素はたくさんあります。
自分の好みを熟知し、その好みに近しいウイスキーを選ぶことで満足度が高まり、コスパも高いと感じるはずです。
もちろん、誰かのレビューを参考することで、より好みに近い銘柄を見つけやすくなります!
生産国別|3,000円前後で買える高コスパウイスキー
ウイスキーを選ぶ基準が分かったところで、おすすめの高コスパウイスキーを見ていきましょう。
今回は生産国別におすすめのウイスキーをまとめていますので、気になる箇所から読んでみてください。
スコッチウイスキー(スコットランド)
3,000円前後のスコッチは、スッキリしてライトな風味の銘柄が多いのですが、今回ご紹介する銘柄は、味わいの幅を持たせています。
甘め・サッパリめ・スモーキーなど、自分に合った風味の銘柄を探してみましょう。
カティサーク プロヒビション
基本情報
【分類】
ブレンデッド
【内容量・度数】
700mL / 50%
【キーモルト】
- グレンロセス
- ザ・マッカラン
- ハイランドパーク
【主な受賞歴】
テイスト
【香り】
甘さとスパイシーさがあり、アルコール臭は少なめ。
ハチミツ、モルト、スパイス、シトラス。
【味わい】
低価格で高い度数の割りに、口当たりは優しい。
キャラメル、バニラ、モルト、ドライフルーツ、チョコレート。
【余韻】
モルトの芳ばしさ、甘草、スパイス、オーク香、力強いスパイシーさが長く続く。
「カティサーク プロヒビション」は、低価格ながらも度数が50%と高く、飲みごたえ抜群のウイスキーです。
甘くスパイシーな風味は、低価格のウイスキーだと味わいに物足りなさを感じる人にはピッタリでしょう。
比較的どの飲み方にもよく合います!
ブラックボトル
基本情報
【分類】
ブレンデッド
【内容量・度数】
700mL / 40%
【キーモルト】
ブナハーブン
【主な受賞歴】
テイスト
【香り】
香りは弱め。
ウッディ、黒糖、ハチミツ、柔らかいスモーク。
【味わい】
甘さとコクがあって、ブレンデッドの割りに多層的。
ハチミツ、モルト、ショウガ、フローラル、潮気。
【余韻】
短めで、スパイシーかつビター。
「ブラックボトル」は、ハチミツのような甘さの中に潮気を感じられるウイスキーです。
甘く複雑で芳醇な味わいは、有名どころのブレンデッドを飲み飽きてきた人にピッタリでしょう。
ストレート・水割り・ソーダ割りがおすすめ!ビターが好きな人はロックも。
ジョニーウォーカー ブラックラベル 12年
基本情報
【分類】
ブレンデッド
【内容量・度数】
700mL / 40%
【キーモルト】
- カーデュ
- クライヌリッシュ
- グレンキンチー
- タリスカー
- カリラ
【主な受賞歴】
テイスト
【香り】
複雑で華やかな香り。
スモーク、バニラ、スパイス、オレンジ、オーク、ハチミツ、ドライフルーツ。
【味わい】
クリーミーでなめらかな口当たり。
カラメル、バニラ、スモーク、ラズベリー、ドライフルーツ、スパイス、ほんのりハーブ。
【余韻】
シトラスの爽やかさ、スパイス、オーク香、スモークが長く続く。
「ジョニーウォーカー ブラックラベル 12年」は、Masterpiece(傑作)やThe Everest of premium whisky(プレミアムウイスキーのエベレスト)と称されるほど、質の高いウイスキーです。
深い甘さと心地良いスモーキーさなど、味わいのバランスが良いウイスキーを飲みたい人にはピッタリでしょう。
どの飲み方にも非常によく合います。僕の大好きなウイスキー!オールタイムベストです。
デュワーズ 12年
基本情報
【分類】
ブレンデッド
【内容量・度数】
700mL / 40%
【キーモルト】
- アバフェルディ
- オルトモア
- クライゲラキ
- ロイヤル・ブラックラ
- グレンデュヴェロン
【主な受賞歴】
テイスト
【香り】
甘さが強い。
リンゴ、洋梨、バニラ、ハチミツ、やわらかなスモーク。
【味わい】
少しアルコール刺激はあるものの、スムースな口当たり。
バニラ、ハチミツ、モルト、オレンジ、やわらかなスモーク、ウッディ、スパイス。
【余韻】
優しいスモークとモルト、豊かなオーク香が程よく続く。
「デュワーズ 12年」は、誰でも飲みやすく、どんな人にも刺さりやすいような、バランスの良いウイスキーです。
まとまりが良い分、個性はそこまでありませんが、滑らかな口当たりで飲みやすいウイスキーを探している人には最適でしょう。
こちらもどの飲み方にも非常によく合います!使い勝手の良さや飲みやすさで言えば、トップクラスじゃないかな?
モンキーショルダー
テイスト
【香り】
フレッシュで爽やかな香り。
オレンジ、バニラ、スパイス、オーク香。
【味わい】
クリーミーでなめらかな口当たり。
バニラ、モルト、洋梨、シナモン、わずかにスモーク。
【余韻】
バニラの甘さを主体に、オーク香とスパイシーさが程よく続く。
「モンキーショルダー」は、異なるシングルモルト同士をブレンド(ヴァッティング)したブレンデッドモルトウイスキーです。
程よく甘くフルーティーで、飲みやすさの中にもしっかりとした味わいを求めたい人にピッタリでしょう。
どの飲み方にも合います!口当たりが滑らかでクリーミーなので、誰でも飲みやすい!
グレングラント アルボラリス
基本情報
【分類】
シングルモルト(スペイサイド)
【内容量・度数】
700mL / 40%
【熟成樽】
- バーボン樽
- スパニッシュオークシェリー樽
【主な受賞歴】
テイスト
【香り】
香りは弱め。
青リンゴ、洋梨、バニラ、ハチミツ、干し草。
【味わい】
フルーティーかつ爽やか。
モルト、バニラ、洋梨、ドライフルーツ、ライトなスパイス、干し草、オーク香。
【余韻】
やや短めで、爽やかでフルーティーな余韻。
「グレングラント アルボラリス」は、シングルモルトの中でも最安価クラスで買えるウイスキーです。
明るいニュアンスの味わいで、爽やかなフルーティーさやスッキリとした味わいを求める人には最適でしょう。
水割りやソーダ割りによく合います!良い意味で若くフレッシュな味わい!
ロッホローモンド クラシック
基本情報
【分類】
シングルモルト(ハイランド)
【内容量・度数】
700mL / 40%
【熟成樽】
- バーボン樽
- リフィルのアメリカンオーク樽
- リチャーのアメリカンオーク樽
【主な受賞歴】
テイスト
【香り】
穏やかな甘い香り。
ハチミツ、バニラ、オーク香、干し草、ナッツ。
【味わい】
滑らかな口当たりとバランスの取れた味わい。
バニラ、モルト、洋梨、ほのかなスモーク、ナッツ、スパイス、オーク香。
【余韻】
柔らかいスモークとスパイシーさが程よく続く。
「ロッホローモンド クラシック」は、3種類の熟成樽由来の華やかなオーク香や、バランスの良い甘さが楽しめるウイスキーです。
低価格でも豊かな味わいを求める人、スタンダードながらも質の高い味わいを求める人にはピッタリでしょう。
ストレート・ロック・ソーダ割りによく合います!ころころボトルが変わって味も変わるるけど、今回が1番良い出来かも!
トマーティン レガシー
基本情報
【分類】
シングルモルト(ハイランド)
【内容量・度数】
700mL / 43%
【熟成樽】
- バーボン樽
- ヴァージンオーク樽
【主な受賞歴】
テイスト
【香り】
フレッシュで爽やかな香り。
バニラ、レモン、パイン、モルト、干し草、オーク香。
【味わい】
若々しいモルティな風味。
バニラ、モルト、レモン、洋梨、パイン、スパイス、オーク香。
【余韻】
短めで、スパイシーさとほんのりビターさが残る。
「トマーティン レガシー」は、シンプルな味わいながらも、ウイスキーは改めてモルトのお酒だなと感じさせてくれるウイスキーです。
モルティでスッキリとした味わいを求める人や、飾り気のないシンプルな味わいのウイスキーを探している人にピッタリでしょう。
ロックやソーダ割りがよく合います!アルコール刺激は少しあるけど、麦感を感じたいならストレートもおすすめ!僕はもっぱらストレートで飲んでました。
アードモア レガシー
基本情報
【分類】
シングルモルト(ハイランド)
【内容量・度数】
700mL / 40%
【熟成樽】
- 1stフィルバーボン樽
- クォーターカスク
【主な受賞歴】
テイスト
【香り】
若々しい爽やかな香り。
ハチミツ、バニラ、スモーク、土、スパイス。
【味わい】
口当たりは滑らかで、ドライな甘さ。
バニラ、レモン、モルト、若草、スモーク、スパイス。
【余韻】
ドライで、モルティでフレッシュなスモーキーさが程よく続く。
「アードモア レガシー」は、ピーテッドモルト80%とノンピーテッドモルト20%を合わせて造られる、程よくスモーキーなウイスキーです。
スモーキーでもライトな飲み口のウイスキーを探している人や、アイラモルトとは違ったピート感を楽しみたい人にはピッタリでしょう。
ロックかソーダ割りによく合います!麦の甘さとカラッとした内陸系のピート感を味わってみましょう。
アイリッシュウイスキー(アイルランド)
アイリッシュといえば、クリアな味わいと滑らかな口当たりで、飲みごたえが薄く、ライトな印象を受ける人もいるかもしれません。
しかし、今回ご紹介する銘柄はすべて個性的ながらもバランスが良くて、初心者は飲みやすく、飲み慣れた人は味わいのおもしろさが楽しめるはずです。
ブッシュミルズ ブラックブッシュ
基本情報
【分類】
ブレンデッド
【内容量・度数】
700mL / 40%
【熟成樽】
- オロロソシェリー樽
- バーボン樽
【主な受賞歴】
テイスト
【香り】
フルーティーで甘い香り。
ドライフルーツ、リンゴ、スパイス。
【味わい】
優しく滑らかな口当たりで、甘く飲みやすい。
ハチミツ、ドライフルーツ、シトラス、スパイス、ウッディ。
【余韻】
フルーティーさとあたたかみのあるスパイシーさ、ほんのりビターさが抜けていく。
「ブッシュミルズ ブラックブッシュ」は、ブレンデッドの中でもモルト比率が非常に高く、さらに7年以上熟成させた原酒を使用しているため、低価格ながらもリッチで満足感のある飲み口が楽しめるウイスキーです。
シェリー樽由来の甘く華やかな風味のウイスキーを楽しみたい人、ドライフルーツのような落ち着いた甘さが好きな人にはピッタリでしょう。
ストレートかロックがおすすめ!シェリー系ウイスキーを知らない人は、ぜひ一度お試しください!
ジェムソン スタウトエディション
基本情報
【分類】
ブレンデッド
【内容量・度数】
700mL / 40%
【熟成樽】
- バーボン樽
- シェリー樽
- スタウトビール樽
【主な受賞歴】
テイスト
【香り】
しっかりと甘めの香り。
チョコレート、干し草、モルト、青リンゴ。
【味わい】
オイリーな口当たりで滑らか。
バニラ、チョコレート、カカオ、スパイス、ほのかなビター。
【余韻】
チョコレートのような甘さが程よく続く。
「ジェムソン スタウトエディション」は、黒ビール(スタウト)を熟成した後の樽で後熟して造られるウイスキーです。
チョコレートのような甘さを楽しんでみたい人、熟成樽による味わいの違いを楽しんでみたい人にはピッタリでしょう。
ストレート・ロック・ソーダ割りがおすすめ!黒ビールが苦手な人でも飲みやすいので、心配はいりません。
バスカー
基本情報
テイスト
【香り】
甘くフルーティーで明るい印象。
バニラ、ハチミツ、マンゴー、モルト、洋梨。
【味わい】
オイリーで滑らかな口当たり。
バニラ、リンゴ、モルト、レモン、トロピカルフルーツ、干し草、スパイス。
【余韻】
ライトな甘さがスッと抜ける。
「バスカー」は、熟成樽としては珍しいマルサラワイン樽を使用し、3種類の原酒(シングルモルト・シングルグレーン・シングルポットスチル)をブレンドして造られるウイスキーです。
トロピカルなフルーティーさを楽しみたい人、甘く優しい口当たりのウイスキーが好きな人にはピッタリでしょう。
ストレート・水割り・ソーダ割りがおすすめ!シングルポットスチルウイスキーとは、アイリッシュ特有の分類で、未発芽の大麦も原料として使われるウイスキーです!麦の甘さやオイリーな口当たり、程よいスパイシーさを与えてくれます。
アメリカンウイスキー(アメリカ)
アメリカンウイスキーは、樽由来のバニラのような甘さや、力強いオーク香が特徴的で、他国のウイスキーの味わいとはまったく異なります。
その中でも、個性が強い銘柄、バランスの取れた味わいの銘柄、滑らかな口当たりの銘柄など、さまざまなタイプから厳選しました。
オールド グランダッド 114
基本情報
【分類】
バーボン
【内容量・度数】
750mL / 57%
テイスト
【香り】
度数の割りには落ち着いた香り。
バニラ、力強いスパイス、オーク香。
【味わい】
バニラ、キャラメル、ミント、アプリコット、スパイス、ナッツ、オーク香。
【余韻】
キャラメルのような甘さと力強いスパイシーさが長く残る。
「オールド グランダッド 114」は、バーボンの中でもライ麦比率が高く、スパイシーな味わいが特徴のライウイスキーに似たテイストのウイスキーです。
パワフルでスパイシーかつ刺激的な味わいを求める人、濃厚で複雑な味わいを求める人にはピッタリでしょう。
ストレート・ロック・ソーダ割りがおすすめです!度数が57%と高めなので注意!酒飲みからすると、度数が高くて容量も750mLってコスパ良すぎでは…。
バッファロー・トレース
基本情報
【分類】
バーボン
【内容量・度数】
750mL / 45%
【主な受賞歴】
テイスト
【香り】
香りは控えめで甘さが中心。
バニラ、キャラメル、シナモン、オレンジ。
【味わい】
バランスが良く滑らかな口当たり。
バニラ、ハチミツ、シナモン、ハーブ、リンゴ、ドライフルーツ柔らかいオーク香。
【余韻】
柔らかいオーク香とスパイス、バニラの甘さが程よく続く。
「バッファロー・トレース」はラベルに表記はないものの、7年以上熟成した原酒を使用した、バランスの取れた味わいのウイスキーです。
樽香の強すぎないバーボンを探している人や、クセがなくて飲みやすいバーボンが好みの人にはピッタリでしょう。
どの飲み方にもよく合います。甘さがあるので、ドライめが好きな人には少しミスマッチかも。
ワイルドターキー 8年
基本情報
【分類】
バーボン
【内容量・度数】
700mL / 50.5%
【主な受賞歴】
テイスト
【香り】
力強い甘さとスパイシーさ。
バニラ、スパイス、ナッツ、オレンジ。
【味わい】
パワフルながらもリッチな風味で熟成感を感じる。
バニラ、スパイス、ナッツ、オーク香、ダークチェリー、オレンジ、ハーブ。
【余韻】
甘くスパイシーな余韻が程よく続く。
「ワイルドターキー 8年」は日本向けに販売されている銘柄で、バーボンの中では比較的長熟のウイスキーです。
8年熟成の割りには少しアルコール感がありますが、パワフルな飲み心地を求める人や、クラシカルな味わいのバーボンを探している人にはピッタリでしょう。
ストレートかソーダ割りがおすすめです!度数が50.5%と高めなので注意しましょう。
ジェントルマン ジャック
基本情報
【分類】
テネシー
【内容量・度数】
750mL / 40%
【主な受賞歴】
テイスト
【香り】
甘く優しい香り立ち。
バニラ、メープル、シナモン、ナッツ、オーク香。
【味わい】
非常に滑らかな口当たりで、甘さが強い。
バニラ、メープル、バナナ、オレンジ、ハーブ、柔らかいオーク香。
【余韻】
柔らかいオーク香とスパイス、バニラの甘さが程よく続く。
「ジェントルマン ジャック」はテネシーウイスキーに特有の、サトウカエデの木炭でろ過する「チャコールメローイング」を、熟成の前後で2回行って造られるウイスキーです。
滑らかな口当たりのウイスキーを探している人、甘くて飲みやすいウイスキーを探している人にはピッタリでしょう。
ストレート・ロックによく合います!通常の「ジャックダニエル ブラック(オールドNo.7)」が苦手だった人にも飲んでみてもらいたいところ。
ジャパニーズウイスキー(日本)
ジャパニーズウイスキーは日本人の舌に合いやすい繊細さがあり、系統としてはスコッチと少し似た味わいです。
ウイスキー単体で飲むのはもちろんのこと、食中酒としても馴染みやすい銘柄がたくさんあります。
岩井 トラディション
基本情報
【分類】
ブレンデッド
【内容量・度数】
750mL / 40%
テイスト
【香り】
控えめで優しく甘い香りだが、アルコール感はある。
バニラ、モルト、スモーク、オーク香。
【味わい】
若さは感じるものの、アルコール刺激は弱め。
バニラ、ハチミツ、オレンジ、ほんのりスパイス、ハーブ、スモーク、オーク香。
【余韻】
余韻は短めで、甘さとほんのりビターさが残る。
「岩井 トラディション」は、焼酎で有名な「本坊酒造」が保有する「マルス駒ヶ岳蒸溜所」で造られるウイスキーです。
バランスの取れた味わいのウイスキーを探している人や、甘く飲みやすいウイスキーが好きな人にはピッタリでしょう。
ロック・水割り・ソーダ割りに合います!
スーパーニッカ
基本情報
【分類】
ブレンデッド
【内容量・度数】
700mL / 43%
【使用原酒】
- 余市のライトピートモルト原酒
- 新樽熟成の宮城峡モルト原酒
- カフェグレーン原酒
テイスト
【香り】
華やかで複雑な香り。
ハチミツ、バニラ、柔らかいピート、オーク香、モルト。
【味わい】
口当たりは滑らか。
ハチミツ、バニラ、リンゴ、パッションフルーツ、ほのかなピート、オーク香。
【余韻】
フルーティーさとほんのり感じるビターで締まる。
「スーパーニッカ」は、ニッカウヰスキーの創業者である竹鶴政孝が、亡き妻リタを追悼して生み出したウイスキーです。
飲みやすいけどコクのある味わいが楽しみたい人や、バランスの良い味わいのウイスキーを探している人にはピッタリでしょう。
どの飲み方にもよく合います!クラシカルな味わいも良いですね。
サントリーウイスキーオールド
基本情報
【分類】
ブレンデッド
【内容量・度数】
700mL / 43%
【使用原酒】
山崎蒸溜所シェリー原酒
テイスト
【香り】
香り立ちは控えめ。
レーズン、オレンジ、ハチミツ、バニラ、ウッディ、わずかにスモーク。
【味わい】
香りほどの甘さはないが、華やかな風味。
レーズン、ハチミツ、豊かなオーク香、スパイス、オレンジ、ほのかなスモーク。
【余韻】
やや短めで、スパイシーかつビターで締まる。
「サントリーウイスキーオールド」は、山崎蒸溜所のシェリー樽原酒が使われるだけあり、低価格ながらも華やかな甘さと芳醇な風味が楽しめるウイスキーです。
低価格でもリッチな甘さが楽しみたい人や、ドライフルーツ系の落ち着いたフルーティーさのウイスキーを探している人にはピッタリでしょう。
ストレート・トワイスアップ・水割りがおすすめ!ロックにするなら、水と1:1で作るハーフロックのほうが華やかさが引き立ちます。ストレートは若干アルコール刺激があるものの、風味がしっかり感じられて良い感じ。
サントリーウイスキースペシャルリザーブ
基本情報
【分類】
ブレンデッド
【内容量・度数】
700mL / 40%
【使用原酒】
白州蒸溜所のモルト原酒
テイスト
【香り】
優しめの香りで、甘く軽やか。
バニラ、クリーム、優しいオーク香。
【味わい】
クリーミーで優しい口当たり。
バニラ、カスタード、青リンゴ、オーク香、柔らかいスモーク。
【余韻】
爽やかなオーク香とほのかなスモークが程よく続く。
「サントリーウイスキースペシャルリザーブ」は、白州蒸溜所のモルト原酒が使用され、低価格で「サントリーシングルモルトウイスキー 白州」に似た味わいが楽しめるウイスキーです。
クリーミーな優しい口当たりのウイスキーが好きな人や、甘さはあっても爽やかさのあるウイスキーを探している人にはピッタリでしょう。
ロック・水割り・ソーダ割りによく合います!ストレートはバニラ感と滑らかさを1番感じられておいしいのですが、アルコール感が若干あるので好みは分かれそうです。
ニッカ セッション
基本情報
【分類】
ブレンデッドモルト
【内容量・度数】
700mL / 43%
【使用原酒】
- ベン・ネヴィス
- 余市
- 宮城峡
- 他、数種類のスコッチモルト
テイスト
【香り】
穏やかでまとまりの良さを感じられる香り。
ハチミツ、リンゴ、洋梨、ほのかなピート、モルト。
【味わい】
なめらかな口当たりで、アルコール刺激も少ない。
フルーティー、ウッディ、爽やかなスモーク、バニラ。
【余韻】
若干のビターとスパイシーさ、やわらかなスモーキーさが程よく続く。
「ニッカ セッション」は、スコッチの「ベン・ネヴィス」と日本の「余市」「宮城峡」を中心に、複数のスコッチをブレンド(ヴァッティング)したウイスキーです。
爽やかで飲み心地のウイスキーを探している人や、飲みやすさの中にも飲みごたえや複雑さを求めている人にはピッタリでしょう。
どの飲み方にもよく合います!味わい的にはスコッチを1番感じ、けっこうフルーティーです。
カナディアンウイスキー(カナダ)
カナディアンウイスキーは他国のウイスキーと比べ、もっともライトでもっとも飲みやすいウイスキーです。
軽すぎて飲みごたえに乏しい一面もありますが、ウイスキー初心者や、飲みやすいウイスキーを求める人にはハマるのではないでしょうか。
クラウンローヤル
基本情報
【分類】
ブレンデッド
【内容量・度数】
750mL / 40%
【主な受賞歴】
テイスト
【香り】
甘く柔らかい印象の香り立ち。
バニラ、シロップ、穀物、オーク香。
【味わい】
甘さが強く、クリーミーな口当たり。
バニラ、カラメル、リンゴ、メロン、オーク香、スパイス。
【余韻】
余韻は短めで、甘さとほんのり酸味を感じる。
「クラウンローヤル」は、50種類以上の原酒をブレンドして造られるウイスキーで、もともとキリンが輸入していたのですが、現在は販売休止となり、並行輸入でしか手に入らないウイスキーです。
甘く滑らかな飲み心地のウイスキーを求める人や、クセがなくて飲みやすいウイスキーを探している人にはピッタリでしょう。
どの飲み方にもよく合います!また無くなる前に早く飲んでおきたいですね!
カナディアンクラブ クラシック12年
基本情報
【分類】
ブレンデッド
【内容量・度数】
700mL / 40%
【主な受賞歴】
テイスト
【香り】
控えめだが甘さをしっかりと感じる。
バニラ、リンゴ、スパイス、オーク。
【味わい】
ライトな飲み口で甘さがメイン。
バニラ、カラメル、ライ麦、温かみのあるスパイス。
【余韻】
ドライめで、スパイシーかつごく僅かにハーブ。
「カナディアンクラブ クラシック12年」は、ノンエイジ版の「カナディアンクラブ」と1,000円程度しか違わないのに、12年分の熟成感がしっかりと感じられるウイスキーです。
穀物の風味やバニラのようなしっかりとした甘さを感じたい人や、ライトな口当たりでスイスイ飲みたい人にはピッタリでしょう。
ストレート・水割り・ソーダ割りに合います!ボディは弱めなので、割る場合は少し濃い目がおすすめ!
ニューワールド(その他の国)
現在は世界中でウイスキー造りが盛んに行われており、台湾やインド、オーストラリアなど、さまざまな国のウイスキーが台頭してきています。
ほとんどのニューワールドウイスキーは、エントリーモデルで5,000円前後してしまうので、今回ご紹介できる銘柄は1つだけとなりました。
他国にはない独特の個性や味わいを楽しんでみましょう。
ポール・ジョン ニルヴァーナ
基本情報
【生産国】
インド
【分類】
シングルモルト
【内容量・度数】
700mL / 40%
【熟成樽】
バーボン樽
【主な受賞歴】
テイスト
【香り】
甘くモルティな香り。
ハチミツ、モルト、パイン、オーク香。
【味わい】
明るいニュアンスでトロピカルな風味。
バニラ、ハチミツ、モルト、シトラス、干し草、パイン、オーク香、スパイス。
【余韻】
温かみのあるスパイシーさとビターなオレンジが程よく続く。
「ポール・ジョン ニルヴァーナ」は、インディアンシングルモルト「ポール・ジョン」のエントリーモデルです。
トロピカルなフルーティーさを楽しみたい人や、明るいニュアンスのフレーバーを楽しみたい人にはピッタリでしょう。
ストレート・ロックがおすすめ!インドのウイスキーをまだ飲んだことのない人は、ぜひチャレンジしてみましょう!
まとめ
3,000円前後で買えるウイスキーはそもそも銘柄数が多く、どれもコスパが良くて激戦区となる価格帯です。
その中でも厳選しのですが、結局紹介する銘柄数が多くなってしまいました。
どの銘柄も味わいが違えば、合う人も違うので、少しでも気になったらぜひ一度試してみましょう。
3,000円台は気軽に買える価格帯なので、僕も気になる銘柄があるときは即購入しています!
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