バーテンダー厳選|ストレートにおすすめのウイスキー【選び方・グラスも紹介】

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ストレートがおすすめのウイスキーまとめ
いのかず

バーテンダー/ブロガーの「いのかず」(@InoKazuBlog)です。

ストレート(別名:ニート)は、ウイスキーの香りや味わいがダイレクトに感じられる飲み方です。

「ストレートに合ったウイスキーを探したい」と思いつつも、種類が多すぎて自分に合った銘柄を選べずに悩んでいる人も多いのではないでしょうか。

そこで、今回の記事ではバーテンダーである筆者が、ストレートに向いているおすすめの銘柄をはじめ、専用のグラスや飲むときのポイント・注意点など、ストレートに関する知識を徹底解説していきます。

ゆくゆくは自分のスタイルを確立し、自由にウイスキーを楽しみたいと思っている人は、ぜひ最後までご覧ください。

いのかず

今回ご紹介する銘柄に限らず、ウイスキーを買ったら、絶対に一度はストレートで飲んでほしいです!その銘柄の特徴や個性がしっかりと感じられますよ!

CONTENTS

ストレートがおすすめのウイスキーを生産国別に紹介

ストレートがおすすめのウイスキーを生産国別に紹介h2画像

ウイスキーをストレートで飲むときに1番感じやすいのが、やはりアルコールの強さです。

多くの人は度数が高いという時点でリタイアしてしまう飲み方ですが、今回ご紹介する銘柄は、アルコール刺激や苦みなど、飲んだときにネガティブな感情を抱きづらいものだけを厳選しました。

価格帯の高い銘柄や手に入りづらい銘柄は排除し、初心者~中級者でも楽しめるラインナップにしています。

スコッチウイスキー(スコットランド)

スコットランド

スコットランドで造られるスコッチウイスキーは、フルーティーで飲みやすい銘柄や芳醇な甘さが楽しめる銘柄、スモーキーでクセの強い銘柄まで、幅広い味わいが楽しめます。

今回ご紹介するウイスキーは、さまざまなスコッチウイスキーの味わいを網羅しているので、飲んだことのない銘柄があればぜひ一度試してみましょう。

ジョニーウォーカー ブラックラベル 12年

ジョニーウォーカーブラックラベル12年
基本情報
生産国

生産国

スコットランド

分類

分類

ブレンデッド

容量

内容量

700mL

度数

度数

40%

熟成樽・キーモルト

キーモルト

  • カーデュ
  • クライヌリッシュ
  • グレンキンチー
  • タリスカー
  • カリラ
受賞歴

主な受賞歴

  • SWM 2022:金賞
  • TWSC 2022:最高金賞
  • ISC 2020:金賞
テイスト
香り

香り

スモーク、バニラ、スパイス、オレンジ、オーク、ハチミツ、ドライフルーツ

味わい

味わい

カラメル、バニラ、スモーク、ラズベリー、ドライフルーツ、スパイス、ほんのりハーブ

余韻

余韻

シトラスの爽やかさ、スパイス、オーク、スモーク

ジョニーウォーカー ブラックラベル 12年」は、低価格ながらもぜひ一度ストレートで飲んでもらいたいウイスキーです。

味わいのバランスがとても良く、アルコール刺激もあまり感じませんし、ウイスキー上級者が飲んでも満足できるだけの奥深さがあります。

さまざまなウイスキーを飲んでから再度飲むことで、その素晴らしさに気づくことでしょう。

いのかず

「ジョニ黒」の相性で知られており、本当に有名なブランドです!僕が家に常備しているウイスキーでもあります。

グレンドロナック 12年

グレンドロナック 12年
基本情報
生産国

生産国

スコットランド

分類

分類

シングルモルト
(ハイランド)

容量

内容量

700mL

度数

度数

43%

熟成樽・キーモルト

熟成樽

  • オロロソシェリー
  • PXシェリー
受賞歴

主な受賞歴

IWSC 2019:金賞

テイスト
香り

香り

赤ワインのようなフルーティーさ、ドライフルーツ、ゴム、スパイス、ショウガ

味わい

味わい

スパイス、ビター、ドライフルーツ、ナッツ、バニラ、オレンジ

余韻

余韻

シナモン、オーク、ダークチェリーが程よく続く

グレンドロナック 12年」は、辛口のシェリー「オロロソ」と極甘口のシェリー「ペドロ・ヒメネス(PX)」の2種類の樽を使って熟成されています。

シェリー樽由来の落ち着きのあるフルーティーさやリッチな芳醇さ、独特のスパイシーさがしっかりと感じられるウイスキーです。

いのかず

シェリー系のウイスキーの味を知っておきたいなら、このドロナックは外せません!

クライヌリッシュ 14年

クライヌリッシュ 14年
基本情報
生産国

生産国

スコットランド

分類

分類

シングルモルト
(ハイランド)

容量

内容量

700mL

度数

度数

46%

熟成樽・キーモルト

熟成樽

バーボン

受賞歴

主な受賞歴

SWSC 2017:銀賞

テイスト
香り

香り

ハチミツやバニラの甘さ、リンゴやアプリコットのようなフルーティーさ、フローラル

味わい

味わい

クリーミーな口当たりで、バニラ、シトラス、干し草、ほんのり潮気も

余韻

余韻

ハチミツの甘さやスパイス、オーク香、コーヒーのような香ばしさがしっかり続く

クライヌリッシュ 14年」は、満足感のある飲みごたえ、甘さや爽やかさ、オイリーさ、フルーティーさ、スモーキーさ、潮気、複雑味など、ウイスキー好きが求めているすべての要素を兼ね備えたような、素晴らしく質の高いウイスキーです。

味わいのバランスが良く、しかもすべての要素が高水準で楽しめます。

度数は少し強めですが、アルコール刺激はほとんどありません。

いのかず

ちなみに、僕が大好きなウイスキーの1つです!ぜひ飲んでみてね!

アードベッグ 10年

アードベッグ 10年
基本情報
生産国

生産国

スコットランド

分類

分類

シングルモルト
(アイラ)

容量

内容量

700mL

度数

度数

46%

熟成樽・キーモルト

熟成樽

1st・2ndフィルバーボン

受賞歴

主な受賞歴

  • SWSC 2020:ダブルゴールド
  • ISC 2020:金賞
テイスト
香り

香り

強力なスモーキーさと潮気を中心に、バニラ、シトラス、スパイス

味わい

味わい

強いスモーク、海水、バニラ、レモン

余韻

余韻

スパイシーさとスモーキーフレーバーがしっかりと長く続く

アードベッグ 10年」は、数あるクセの強いスコッチの中でも群を抜いてスモーキーなウイスキーです。

初心者がいきなり飲むと嫌いになりかねない一方で、熱狂的なファンも多く存在しています。

力強いフレーバーがガツンと来るのですが、酒質は意外と軽めで、スイスイ飲めてしまうような意外性も。

いのかず

パワフルな味わいの中にもバランスの良さや甘さを感じ、ハマる人は沼に落ちていきます!

アイリッシュウイスキー(アイルランド)

アイルランド

アイルランドで造られるアイリッシュウイスキーは、ほとんどの銘柄にクセがなく、クリアで優しい味わいが特徴です。

これからストレートで飲み始めるというウイスキー初心者でも飲みやすい銘柄が多く揃っているため、1本試しに飲んでみましょう。

ブッシュミルズ ブラックブッシュ

ブッシュミルズ ブラックブッシュ
基本情報
生産国

生産国

アイルランド

分類

分類

ブレンデッド

容量

内容量

700mL

度数

度数

40%

熟成樽・キーモルト

熟成樽

  • オロロソシェリー
  • バーボン
受賞歴

主な受賞歴

  • SWSC 2020:ダブルゴールド
  • ISC 2020:金賞
テイスト
香り

香り

ドライフルーツ、リンゴ、スパイス

味わい

味わい

ハチミツ、ドライフルーツ、シトラス、スパイス、ウッディ

余韻

余韻

フルーティーさとあたたかみのあるスパイシーさ、ほんのりビターさが抜けていく

ブッシュミルズ ブラックブッシュ」は、低価格ながらもリッチな味わいが楽しめるウイスキーです。

モルト比率が高いため、ブレンデッドながらも飲み口は軽すぎません。

ストレートで飲んでもアルコール感はそこまで感じず、クセは一切感じないため、ウイスキー初心者にも非常におすすめな1本です。

いのかず

甘くてフルーティーなウイスキーが好きな人はぜひ飲んでみましょう!

ティーリング シングルモルト

ティーリング シングルモルト
基本情報
生産国

生産国

アイルランド

分類

分類

シングルモルト

容量

内容量

700mL

度数

度数

46%

熟成樽・キーモルト

熟成樽

  • シェリー
  • ポートワイン
  • マディラ
  • ホワイト・バーガンディ
  • カベルネ・ソーヴィニヨン
受賞歴

主な受賞歴

WWA 2021:銀賞

テイスト
香り

香り

キャラメル、オーク、モルト、ベリー

味わい

味わい

チョコレート、キャラメル、モルト、スパイス

余韻

余韻

心地よいオークの香りとスパイシーさが残る

ティーリング シングルモルト」は、5種類のワイン樽(酒精強化を含む)を使って造られる珍しいウイスキーです。

原酒が若めで、甘いフルーティーさというよりはフレッシュで爽やかなフルーティーさが前面に出ています。

複雑な味わいがあるものの、バランスが良く飲みにくさはないため、初心者から飲み慣れた人まで幅広い人におすすめです。

いのかず

樽の構成は珍しくても、アイリッシュらしさもしっかりと感じられます!

レッドブレスト 12年

レッドブレスト 12年
基本情報
生産国

生産国

アイルランド

分類

分類

シングルポットスチル

容量

内容量

700mL

度数

度数

40%

熟成樽・キーモルト

熟成樽

  • バーボン
  • シェリー
受賞歴

主な受賞歴

  • IWSC 2019:金賞
  • SWSC 2016:金賞
テイスト
香り

香り

ナッツ、ドライフルーツ、ベリー、スパイス、バニラ

味わい

味わい

モルト、バニラ、スパイス、ジンジャー、ナッツ、アプリコット

余韻

余韻

ほんのり甘酸っぱく、ウッディでスパイシー

レッドブレスト 12年」は、アイリッシュウイスキーの伝統的な製法で、モルトと未発芽の大麦を使用し、ポットスチルで3回蒸溜して造られる「シングルポットスチルウイスキー」です。

飲みやすさとボディの厚みが同居していて、ウイスキー好きでも満足できること間違いなし。

シンプルな味わいながらも、完成度がとても高いウイスキーです。

いのかず

僕が大好きな銘柄の1つで、本当におすすめ!ぜひ一度飲んでみてください!

REDBREAST(レッドブレスト)
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アメリカンウイスキー(アメリカ)

アメリカ

アメリカンウイスキーは、バニラのような強い甘みとしっかりめのオーク香が特徴です。

今回ご紹介する銘柄は、バーボン・ライ・テネシーと、アメリカンウイスキーの主要な分類を押さえています。

アメリカンウイスキーは低価格帯だとアルコール感が強いのですが、なるべく価格を抑えたうえでおいしいものを厳選しました。

ウッドフォードリザーブ

ウッドフォードリザーブ
基本情報
生産国

生産国

アメリカ

分類

分類

バーボン

容量

内容量

750mL

度数

度数

43.2%

受賞歴

主な受賞歴

  • SWSC 2023:ダブルゴールド
  • AWM 2018:金賞
テイスト
香り

香り

バニラ、バナナ、ミント、オーク、タバコ葉

味わい

味わい

バニラ、オレンジ、スパイス、ドライフルーツ、ダークチョコ

余韻

余韻

穀物の甘さとスパイシーさが感じられる

ウッドフォードリザーブ」は、非常にバランスの取れた上品な味わいのバーボンです。

バーボンが通常だと連続式蒸留器で2回蒸溜をして造られるところ、ポットスチルで3回蒸溜して造ることにより、クリアなしっかりとした風味を生み出しています。

3,000円程度で買える低価格帯のバーボンとは一線を画し、リッチさを感じられることでしょう。

いのかず

ちなみにですが、ストレート以外のどの飲み方にもよく合う、超超万能なウイスキーです!1本持っておくと便利!

ミクターズ US★1 ライウイスキー

ミクターズ US★1 ライウイスキー
基本情報
生産国

生産国

アメリカ

分類

分類

ライ

容量

内容量

700mL

度数

度数

42.4%

テイスト
香り

香り

バニラ、キャラメル、シナモン、洋梨

味わい

味わい

キャラメル、ドライフルーツ、ハーブ、オーク、シナモン

余韻

余韻

温かみのあるドライなスパイシーさが程よく続く

ミクターズ US★1 ライウイスキー」は、アメリカ最古の蒸溜所をルーツに持つブランドからリリースされる、シングルバレル(1つの樽のみからボトリング)で少量生産のライウイスキーです。

少々価格は高めですが、ライウイスキーの中でも高い質を誇ります。

ライウイスキー特有のスパイシーさは強すぎず心地良い程度にとどまり、豊かな風味で全体的にバランスの取れた印象です。

いのかず

4~6,000円くらいの間でライウイスキーを買うなら、個人的には頭一つ抜けているかなと感じます!

ジェントルマン ジャック

ジェントルマン ジャック
基本情報
生産国

生産国

アメリカ

分類

分類

テネシー

容量

内容量

750mL

度数

度数

40%

テイスト
香り

香り

バニラ、メープル、シナモン、ナッツ

味わい

味わい

甘さが強く、バニラ、メープル、バナナ、オレンジ、ハーブ

余韻

余韻

柔らかいオーク香とスパイス、バニラの甘さ

ジェントルマン ジャック」はテネシーウイスキーに特有の、サトウカエデの木炭でろ過する「チャコールメローイング」を、熟成の前後で2回行って造られるウイスキーです。

口当たりがとても滑らかで飲みやすく、甘さが際立っています。

通常の「ジャックダニエル ブラック(オールドNo.7)」が苦手な人も、ぜひ一度経験として飲んでみてもらいたい1本です。

いのかず

1回ろ過が多いだけで、こんなにも味わいや口当たりに差があるのかとビックリするはず!

ジャパニーズウイスキー(日本)

日本

ジャパニーズウイスキーはスコッチウイスキーの造り方を踏襲しているため、雰囲気としてはスコッチに近い味わいです。

より日本人の好みに合うような味わいに仕上がっており、その繊細で複雑な味わいは世界的にも高い評価を得ています。

サントリー オールド

サントリーウイスキーオールド
基本情報
生産国

生産国

日本

分類

分類

ブレンデッド

容量

内容量

700mL

度数

度数

43%

熟成樽・キーモルト

使用原酒

山崎蒸溜所のシェリー樽原酒

テイスト
香り

香り

香りは弱めだが、レーズン、オレンジ、ハチミツ、バニラ、ウッディ

味わい

味わい

レーズン、ハチミツ、豊かなオーク香、わずかなスモーク

余韻

余韻

短めで、スパイシーさとビターさで締まる

サントリー オールド」は、低価格ながらも甘く芳醇な味わいが特徴のウイスキーです。

比較的“安酒”の分類に入るため、どうしても若干アルコール感があるものの、コスパが非常に高く、価格以上の華やかな味わいが楽しめます。

ドライフルーツ系のフルーティーで甘い味わいがメインで、安くて甘めのウイスキーを探している人にはピッタリです。

いのかず

「めちゃくちゃおいしい!」とはなりませんが、2,000円台で考えたら評価は最高クラスですね。ストレートでも普通においしい。

キリン シングルモルト ジャパニーズウイスキー 富士

キリン シングルモルト ジャパニーズウイスキー 富士
基本情報
生産国

生産国

日本

分類

分類

シングルモルト

容量

内容量

700mL

度数

度数

46%

熟成樽・キーモルト

熟成樽

  • アメリカンホワイトオーク
  • ワイン
  • ビール
受賞歴

主な受賞歴

ISC 2023:金賞

テイスト
香り

香り

バニラ、リンゴ、シナモン

味わい

味わい

クリーミーな口当たりで、桃、洋梨、キャラメル、フローラル

余韻

余韻

甘さがメインでほんのり酸味、ビター、スパイス

キリン シングルモルト ジャパニーズウイスキー 富士」は、近年値上がり続きのジャパニーズシングルモルトの中でも安定的に手に入り、かつコスパに優れたウイスキーです。

少し若さが感じられるものの、フルーティーさがしっかりと感じられます。

ノンエイジですがコクがあり、ジャパニーズウイスキーならではの繊細なバランスを体現しているなと感じさせられる1本です。

いのかず

本ウイスキーをリリースする富士御殿場蒸溜所はグレーンウイスキーが有名なのですが、モルトもちゃんとおいしい!

カナディアンウイスキー(カナダ)

カナダ

カナディアンウイスキーは他の生産国のウイスキーと比べ、もっともライトでクセのない味わいが特徴です。

日本に輸入されるカナディアンウイスキーはかなり少なく、今回ご紹介する銘柄も1つだけとなりました。

カナディアンクラブ クラシック12年

カナディアンクラブ 12年
基本情報
生産国

生産国

カナダ

分類

分類

ブレンデッド

容量

内容量

700mL

度数

度数

40%

熟成樽・キーモルト

熟成樽

バーボン

受賞歴

主な受賞歴

  • WWA 2022:金賞
  • ISC 2022:金賞
テイスト
香り

香り

バニラ、リンゴ、スパイス、オーク

味わい

味わい

バニラ、キャラメル、温かみのあるスパイス

余韻

余韻

ドライめで、スパイシーかつごく僅かにハーブ

カナディアンクラブ クラシック12年」は、12年熟成でありながらノンエイジの「カナディアンクラブ」と1,000円程度しか違わない、コスパに優れたウイスキーです。

とても優しくて軽い口当たりで、甘さがメインのため、ウイスキー初心者でもおいしく飲めるでしょう。

深みや複雑さはそこまで感じられませんが、アルコール感がなく、気づいたらかなりの量を飲んでしまっていることもあります。

いのかず

かなりライトな飲み口なので、普段ストレートを飲まない人にもおすすめです!スイスイ行けすぎて、コスパが良いのか悪いのかわかりません。

ニューワールドウイスキー(その他の国)

ニューワールド

ニューワールドウイスキーは、これまでに紹介してきた世界5大ウイスキー(スコッチ・アイリッシュ・アメリカン・ジャパニーズ・カナディアン)以外の国で造られるウイスキーを指します。

近年世界的に高い評価を受ける銘柄も多く、いつもとは少し違った味わいが楽しみたい人におすすめです。

カバラン ディスティラリーセレクト No.1

カバラン ディスティラリーセレクト No.1
基本情報
生産国

生産国

台湾

分類

分類

シングルモルト

容量

内容量

700mL

度数

度数

40%

熟成樽・キーモルト

熟成樽

自社蒸溜所のリフィル

受賞歴

主な受賞歴

  • SWSC 2021:ダブルゴールド
  • ISC 2023:金賞
テイスト
香り

香り

マンゴー、リンゴ、、パパイヤ、フローラル、バニラ

味わい

味わい

マンゴー、パイナップル、キャラメル、バニラ、ハーブ、オーク

余韻

余韻

南国系のフルーティーさと温かみのあるスパイシーさ

カバラン ディスティラリーセレクト No.1」は、世界中で高い評価を得ている台湾で造られるウイスキーです。

温暖な気候で熟成が早く進むため、短期熟成でもしっかりと樽から香気成分が染み出します。

トロピカルフルーツのような甘さが特徴で、温かみのある味わいが楽しめるでしょう。

いのかず

他の国のウイスキーとはまったく違う味わいで、経験としてぜひ飲んでみてもらいたいです!個人的にはかなり高評価。

ポール・ジョン ニルヴァーナ

ポール・ジョン ニルヴァーナ
基本情報
生産国

生産国

インド

分類

分類

シングルモルト

容量

内容量

700mL

度数

度数

40%

熟成樽・キーモルト

熟成樽

バーボン

受賞歴

主な受賞歴

  • WWA 2022:金賞
  • ISC 2022:金賞
テイスト
香り

香り

ハチミツ、アプリコット、モルト

味わい

味わい

バニラ、キャラメル、モルト、青リンゴ、温かみのあるスパイシーさ

余韻

余韻

ハチミツの甘さとオーク香

ポール・ジョン ニルヴァーナ」は、ウイスキーの消費量世界No.1のインドのシングルモルトです。

先ほどご紹介した台湾のウイスキー同様、温暖な気候によって短期熟成でもしっかりと樽成分が染み出します。

トロピカルな特徴がありつつも主張が強すぎず、スタンダードなウイスキーとしても楽しめるでしょう。

いのかず

インドのウイスキーは廃糖蜜を原料として造られることが多かったのですが、ポール・ジョンはちゃんとシングルモルトで、質も高いです!

Paul John(ポール・ジョン)
¥3,801 (2024/12/18 09:52時点 | Amazon調べ)

スターワード トゥーフォールド

スターワード トゥーフォールド
基本情報
生産国

生産国

オーストラリア

分類

分類

ブレンデッド
(モルト・ウィート)

容量

内容量

700mL

度数

度数

40%

熟成樽・キーモルト

熟成樽

オーストラリア産赤ワイン

受賞歴

主な受賞歴

SWSC 2024:金賞

テイスト
香り

香り

バニラ、ベリー、ナッツ、リンゴ

味わい

味わい

甘くフルーティーで、ラズベリー、トロピカルフルーツ、バニラ

余韻

余韻

温かみのあるスパイシーさと爽やかさ

スターワード トゥーフォールド」は、“オーストラリアならではのウイスキ”にこだわり、熟成樽はオーストラリア産の赤ワイン樽、ブレンドにはモルト原酒とウィート(小麦)原酒が使われています。

ベリー系のフルーティーさが前面に出ていて、ワイン樽熟成のウイスキーの味わいがしっかりと感じられます。

ウィート原酒の影響か口当たりはとても優しく、フルーティーなウイスキーが好きな人にはピッタリでしょう。

いのかず

短熟ながらも、かなりベリー感が強めでした!かなり飲みやすいですね。

ストレートで飲むウイスキーを選ぶときに意識したい6つのポイント

ストレートで飲むウイスキーを選ぶときに意識したい6つのポイントh2画像

今後自分でストレート用のウイスキーを選ぶときに、意識したいポイントがいくつかあります。

まだウイスキーの選び方がよくわかっておらず、不安を抱えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

生産国(産地)

おすすめのウイスキー欄でご紹介しましたが、ウイスキーは生産国ごとに特徴が異なります。

もちろん大まかな違いであり、銘柄ごとに個性は分かれていますが、もう一度生産国別の違いをおさらいしましょう。

生産国別の大まかな特徴
  • スコッチ
    スモーキーなウイスキーを始め、フルーティー・甘め・スッキリなど、さまざまな銘柄がある
  • 【アイリッシュ】
    クセがなくクリアな味わいで、初心者でも飲みやすい
  • 【アメリカン】
    独特なオーク香とバニラのような甘さが特徴で、他国のウイスキーとはまったく異なる味わい
  • 【ジャパニーズ】
    スコッチを踏襲した製法で、日本人の味覚に合った繊細で柔らかい味わい
  • 【カナディアン】
    他国と比べてもっともライトでクセがなく、スッと飲みやすい
  • 【ニューワールド】
    各国の気候や製法を活かし、5大ウイスキーと異なる特徴を持つ

一度飲んだだけでは違いが分かりづらいと思いますが、何度もその生産国のウイスキーを飲み、他国のウイスキーと飲み比べることで、徐々に違いが分かるはずです。

いのかず

スコッチ・アイリッシュ・ジャパニーズ・ニューワールドは似通った部分があり、アメリカンとカナディアンも似通った部分があります!

原料や製法による分類

ウイスキーにはさまざまな分類があり、原料や製法によって大まかな違いを感じられます。

分類による大まかな特徴
  • 【シングルモルト】
    蒸溜所の特徴がしっかりと表れ、モルト由来の力強いフレーバーが感じられる
  • 【シングルグレーン】
    優しい味わいで飲みやすく、フルーティーで甘い
  • 【ブレンデッド】
    バランスがよく、誰でもとっつきやすい印象
  • 【ブレンデッドモルト】
    モルトウイスキーの力強さを持ちつつ、全体的なバランスが良い
  • 【シングルポットスチル】
    オイリーな口当たりかつスパイシーで、力強さと同時にクリアな印象もある
  • 【バーボン】
    甘さが強く、しっかりとしたオーク香が特徴
  • 【ライ】
    バーボンよりも甘さは控えめで、スパイシーな味わいが特徴
  • 【テネシー】
    バーボンとは違った独特の甘さや香味が特徴

上記分類にも細かに分けられるのですが、長文になってしまうので、今回ご紹介したウイスキーに含まれる分類のみにとどめました。

いのかず

全部理解するのは大変かもしれませんが、後学のためにも、以下の記事も参考にしてみてください!

熟成樽

ウイスキーを熟成するときには、さまざまな種類の樽が使われます。

熟成によく使われる樽
  • 【バーボン樽】
    バーボンを熟成した後の樽で、バニラの風味が付く
  • 【シェリー樽】
    酒精強化ワイン「シェリー」を熟成した後の樽で、ドライフルーツのような風味が付く(酒精強化ワインだと他にも「マディラ樽」や「ポートワイン樽」なども)
  • 【ワイン樽】
    ワインを熟成した後の樽で、ベリー系のフルーティーさやタンニンのようなビターさが付く
  • 【ミズナラ樽】
    日本独自の樽で、オリエンタルな風味と独特なスパイシーが付く(今回紹介の銘柄には該当なし)

他にもたくさん種類はありますが、大きく違いが生まれるのは上記の樽でしょう。

樽の容量や、樽を何度使ったか(初めてなら「ヴァージン」、1回使用後なら「1stフィル」など)によっても違いはありますが、ざっくりと選び方を決めるならバーボン樽やシェリー樽など、メインどころを押さえておけば大丈夫です。

熟成年数

熟成年数が長ければ、味わいが丸くなり、風味は芳醇になります。

逆に熟成年数が短ければ、味わいはパワフルになり、爽やかな印象に。

どちらが良いという事はありませんが、ストレートで飲んだときにアルコール感を感じづらいのは、長熟のウイスキーです。

いのかず

僕はバーボン樽のウイスキーは短熟でもおいしく感じる銘柄が多いのですが、シェリー樽原酒は比較的長熟のほうが好みですね!

度数

ウイスキーは度数40~43%の銘柄が多く、少し高めで46%、より高いと50%、それ以上高いものは55~65%と、さまざまな度数でリリースされています。

もちろん度数が高いと味わいはパワフルになり、風味がしっかりします。

しかし、その分アルコール刺激も強くなるため、円熟味があるウイスキーを選ぶのは経験値がものを言います。

いのかず

度数が低くても味わいがしっかりしている銘柄も多いので、こればかりは飲んでみないとわかりませんね。

ピートの有無

スコッチウイスキーを製造する際によく使われる「ピート(泥炭)」は製麦時に使用される燃料であり、その煙で麦芽を乾燥させることで、ウイスキー特有のスモーキーな香りが生まれます。

クセの強さにも関わる部分で、スモーキーさの強いウイスキーは初心者だとキツく感じることもしばしば。

好き嫌いがハッキリと分かれるフレーバーのため、ピートの使用の有無は、ウイスキーを選ぶときに必ず確認しましょう。

いのかず

とはいえ、軽めにピートが使われていてクセを感じない銘柄もあるので、「Heavy Peat」や「Peated」と記されているものや「アイラ島」で造られるスコッチ以外は、そこまで気にする必要もありません。

ウイスキーをストレートで飲むときにおすすめのグラス

ストレートにおすすめのグラス

ストレートでウイスキーを楽しもうと思ったら、以下の3種類のグラスを揃えましょう。

それぞれ特徴や用途、合うウイスキーがまったく違います。

いきなり高価なものを買う必要はないため、コスパがよく、かつ長く気に入って使える物を厳選しました。

いのかず

僕も実際に使っているグラスです!

テイスティンググラス

テイスティンググラスは、リム(グラスの縁)がすぼまったチューリップのような形が特徴で、ウイスキーの香りをグラス内にホールドすることで、香りを楽しむことに特化したグラスです。

スワリング(グラスを回す)が可能で、香りを一層引き立てられます。

多くのブランドからリリースされていますが、イタリアのブランド「ルイジボルミオリ」のものがおすすめです。

いのかず

薄さもあってコスパも高く、多くのバーでも実際に使われているグラス!僕も使っています。

適したウイスキー
シングルモルト・長熟ウイスキー・上品なバーボンなど

ショットグラス

ショットグラスは、もともとお酒を入れたり量ったりするために設計されたグラスだといわれています。

テキーラを一気飲みするときにも使われますね。(絶対にウイスキーは一気飲みしてほしくありません)

香りを楽しめるテイスティンググラスとは逆に、香りをホールドする力はなく、鼻から感じるアルコール感が和らぐという特徴があります。

かなり低価格のものから高価なものまで幅広いですが、中でも「青山硝子」のものがおすすめです。

いのかず

チェコの伝統的な技法を用いたボヘミアングラスです!クラシカルかつ美しい模様は、家飲みの時間を鮮やかに彩ります!

適したウイスキー
低価格のブレンデッドやバーボンなど

【番外編】ロックグラス

ロックグラスは、文字通り氷を入れてロックスタイルで飲む用のグラスですが、今回は個人的にラインナップの中に入れさせていただきました。

くだらない理由かもしれませんが、ハリウッド映画の中で度々「ロックグラスにウイスキーを入れてストレートで飲むシーン」が出てくるからです。

ショットグラスよりも香りはしっかりと感じますが、テイスティンググラスよりは香りのホールドがなく、家飲み用としてさまざまなウイスキーに対応できます。

邪道と言われるかもしれませんが、以外にもちゃんと風味を楽しめるため、映画に憧れる人は、ぜひロックグラスでストレートを飲んでみましょう。

いのかず

こだわりの飲み方ですね!僕の大好きな映画『ブレードランナー』で「ジョニーウォーカー ブラックラベル 12年」のストレートをロックグラスで飲んでいたのに憧れて、今でもよくやっています!ちなみに、映画はU-NEXTの31日間無料お試し期間で見られます!ウイスキー好きはぜひ見てみましょう!

適したウイスキー
バーボンやブレンデッドウイスキー、リーズナブルなモルトウイスキーなど

ウイスキーをストレートで飲むときのポイントや注意点

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ウイスキーはただストレートで飲むだけでおいしく飲めるかというと、そうではありません。

ストレートがウイスキーに慣れ親しんだ人たちがする飲み方である所以は、そこにあります。

味だけでなく香りも楽しむ

ウイスキーは、味わいと同時に香りも楽しめるお酒です。

特にテイスティンググラスを使った際の飲み方ですが、グラス内で液体を回す「スワリング」をすることで、ウイスキーが持つ香りをより引き出すことができます。

時間が立つことで(空気に触れさせることで)香りが変化するので、1杯で長時間楽しめるはずです。

いのかず

ストレートで飲むときは「香り・味わい・余韻」と3段階で楽しめるので、ぜひ試してみてください!

少し加水してみるのもアリ

ウイスキーをストレートで飲むときに1番ネックになるのが、アルコール度数の強さです。

高い度数に慣れていない人は、舌にウイスキーが乗ったときに「ピリピリしたアルコール感」しか感じられない場合があります。

そんなときは、グラスに少し加水することでアルコール刺激が和らぎ、ウイスキーが本来持つ風味を感知しやすくなります。

いのかず

厳密に言えばストレートではなくなりますが、ストレートのときと風味に変化が生まれるので、しっかりとテイスティングしたいときは少量の加水をすると、ウイスキーの違った表情が見られるのでおすすめです!

必ずチェイサーで水を飲む

ウイスキーをストレートで飲むと、高い度数によって段々と味覚が麻痺してきます。

そのため、毎回新鮮な味わいを楽しむためにも、チェイサーで水を飲みましょう。

飲むときに水を挟むことで味覚がフラットに近づき、1口目と2口目で違う印象が受けられます。

いのかず

フラットにするつながりで、嗅覚も麻痺しやすいため、テイスティンググラスで香りを嗅いだあとは、自分の服の匂いを嗅ぐことで、嗅覚もリセットできますね!ぜひやってみてください!

飲むペースを掴む

ウイスキーをストレートで飲むと、慣れていない人は高い度数にやられて酔っ払いやすくなります。

そのため、何度かストレートで飲んでみて、どのペースで飲むと酔ってしまうのかを知っておきましょう。

飲んですぐに酔いが回る人もいれば、数時間後に一気に酔いが回る人もいます。

チェイサーの水を飲むペースや量、ウイスキーを飲むペースをちゃんと考え、悪酔いしないのがウイスキーの嗜み方です。

いのかず

カッコつけて「ストレートでも全然飲めるぜ!」といって悪酔いすると、ウイスキーの味も覚えていないし周りにも迷惑をかけるしで、良いことなしですよ!

ストレートで飲むウイスキーに関するよくある質問

ウイスキーをストレートで飲む魅力って何?

やはり、その銘柄の持つ個性をダイレクトに感じられるところでしょう。

多くのウイスキーはストレートで飲むことを前提に造られているため、どのウイスキーでも一度はストレートで飲んでおきたいところです。

1杯で何mL注げばいいの?

バーで出されるときは、基本的に1杯30mL(1ショット)で出されます。

自宅で飲む際は30mLにする必要はなく、自由に注げば大丈夫ですが、飲むペースを自宅で量る場合は、「メジャーカップ」等で計量し、30mL換算で何杯飲めるのかを知っておくのもいいですね。

何杯までなら健康に悪くなさそう?

厚生労働省が発表によると、ウイスキーの「節度ある適度な飲酒」は、アルコール度数43%で60mLなら死亡率が高くならないのではないかといわれています。

もちろん個人差があるので、気持ち悪くならない程度に飲むようにして無理は禁物です。

ストレートで飲む用のウイスキーはどのくらいの価格帯がおすすめ?

一概には言えませんが、おおむね5,000円以上の銘柄はそこまでハズレはありません。

ただ、5,000円以上もするウイスキーを日常的に消費するとなると、ランニングコストがかかりすぎます。

本記事で紹介した低価格帯のウイスキーは、低価格ながらもアルコール感が少なく、おいしさを感じられるので、不安な人は今回ご紹介したウイスキーを購入してみてはいかがでしょうか。

まとめ

ストレートは、今後ウイスキーを飲んでいくならマスターしていきたい飲み方です。

もちろん無理は禁物ですが、許容量を守り、正しい飲み方をすることで、ウイスキーが本来持つおいしさをダイレクトに感じられるはずです。

一度ハマればストレートで飲むことが多くなるでしょうし、知見も増えるので、この記事を読んだことをキッカケに、ぜひストレートを思う存分楽しんでみてください。

いのかず

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